映画:「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。
監 督:ジョージ・ミラー
脚 本:ジョージ・ミラー 、 ブレンダン・マッカーシー 、 ニック・ラソウリス
撮 影:ジョン・シール
音 楽:ジャンキー・エックスエル
編 集:ジェイソン・バランタイン 、 マーガレット・シクセル
衣裳デザイン:ジェニー・ビーヴァン
キャスト:
ロカタンスキー:トム・ハーディ
フュリオサ:シャーリーズ・セロン
ニュークス:ニコラス・ホルト
スプレンディド:ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
トースト: ゾーイ・クラヴィッツ
ケイパブル:ライリー・キーオ
ドゥーフ・ウォリアー(ギタリスト):iOTA
リクトス:ネイサン・ジョーンズ
イモータン・ジョー:ヒュー・キース・バーン
ストーリー:
石油も水も尽きかけた世界。
元警官のマックス(トム・ハーディ)は、愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。
資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、自由への逃走を開始する。
凄まじい追跡、炸裂するバトル…。
絶体絶命のピンチを迎えた時、マックスと仲間たちの決死の反撃が始まる!
指を組んだ時も腕を組んだ時も左親指と左腕が上にくる「うう脳:右右脳」。
直感とひらめき重視の感覚人間な私には、この作品、至福の時間の作品☆だった。
隣の座席においた鞄の事はもちろん、自分が映画館の椅子に座って映画を観ている事も忘れ、一緒に走ったり戦ったりしていたらしく、鑑賞後、とっても喉が渇いて、500ミリペットボトル2本空け、口の中に口内炎もできちゃった:爆。
塩の海状態の平坦な砂漠とねっとりした湿地帯、時々岩が沢山の、
ほぼワンシチュエーションの中、車やバイクで追っかけっこと戦いの繰り返し。
なのに、伝わってくる。。。
登場人物達全員、戦うのも逃げるのも追いかけるのも、生きる事と種の保存の為。
武器や生産ルート等少々の人間の知恵が加わっているだけで、
動物達の生存競争というか、生命体の生きる根底の欲求が描いてあった。
人間世界の話という事で、最終目的は、強圧的権力者からの解放。
「怒りのデス・ロード」。。。
資源枯渇の中、贅沢な生活を提供してきた自分の妻達を逃がしたフュリオサに怒るジョー。
自分達の為に周りの人間を道具のように扱うジョーへの怒りから反逆したフュリオサとジョーの妻達。
当初自分達だけ緑の地に行こうとしていたフュリオサと妻達なるも、ジョーの手から逃れる過程で自分達以外の者達の圧政からの解放をも満たしたラストは、苦しむ民衆の怒りがフュリオサ達に憑依していたのかしら?。
暑々な風景の中の熱々な戦いを満喫した作品。
理屈っぽさ皆無、登場人物達の本能からの行動で、全てが伝わってくる。
最強、面白かった〜✨。
北斗の拳はマッドマックスからきているらしいも、前作よりも先に小学生の時「北斗の拳」を見てはまったので、一人ぼっちを集団で襲ってかっさらい奴隷にして、弱きをくじき強気を崇める悪党達が、欲しいもの目指して、荒野をバイクや車でわらわら走って略奪と殺戮を繰り返す場面も懐かしかった。
今回は、ケンシロウ・レイ・トキ等の登場は無く、マミヤ・ユリア・リン・バット達がアインの助けを得て、ボルゲ・ジャギ・アミバと戦っているとシャチが味方になってくれる感じ。
マックス達がピンチになるかどうかは、ウォー・ボーイズのニュークス次第かな?と思っていたら、途中寝返ってくれて(^^)。エルヴィス・プレスリーのお孫ケイパブル(ライリー・キーオ)ちゃんの魅力のお・か・げ♪。車のプロが味方になると心強いね。
そして、レニー・クラヴィッツのお嬢さんのゾーイ・クラヴィッツも出演なさっているのよね♪。
戦闘員達の士気を高めたり情報伝達の為に、戦争に軍楽隊を伴った事もあるようだけれども、もしかして、「ドゥーフ・ワゴン」に吊られて、ダブルネックの火炎放射ギターを弾くドゥーフ・ウォーリアーや、太鼓隊が戦闘場面にいるのは、そちら繋がり?(攻撃されて宙吊りになるなどのどんな状況になっても演奏し続けるのは、面白かった)。
音響と視覚の調和もいい感じで、太鼓とギターの音が入ってくると、さらにテンションが上がった…。
ちなみに、2001年のドームツアーにてHISASHI君ソロで、ギター火炎放射していて、がっつり生で火を噴くギター見ている私。
演奏曲目は、ヴェルディのレクイエム/怒りの日。
近いと熱いです、煙いです。でも、好きな人の火花なので、浴びても嬉しい🎵
2メートル超の元プロレスラーのネイサン・ジョーンズは迫力あるし、しなるポールを使ってぼよよんぼよよん車内に入ってきたり、大槍持ったまま上から降ってくる縦横無尽なジョー軍団。
最初は、私何もできません状態だった妻達(みなさん美しくて目の保養にもなった)が、女の魅力も使いながらマックスとフュリオサの援護をする姿。
冒頭の、すんごい砂嵐の中、全員が、砂嵐とも戦い、相手とも戦ってるインパクト大な場面。
ゴーグル無しのマックスは、車後部ガラスがゴーグル代わりなの、面白かった。
そして、車のフロント部分に括りつけられて戦地へって、大変だったね、マックス君。
(命の源の輸血袋なら傍らに置いとくよ、私なら:爆)
ぬかるみにはまって、どうしましょ…な箇所。等…。
見所いっぱい♪。
冒頭の「輸血袋マックス」が、終盤にフュリオサ用に活躍するのも、上手かった。
当初撮影予定だったオーストラリアの地がお花畑になっても、諦めず、別の場所で撮影してくれて、映画を作ってくれた制作者の皆様、ありがとう。
大満足の作品💠。