映画:「ターミネーター:新起動/ジェニシス」。
監督: アラン・テイラー
脚本: レータ・カログリディス / パトリック・ルシエ
製作: デヴィッド・エリソン / デイナ・ゴールドバーグ
キャスト:
T-800:アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー:エミリア・クラーク
ジョン・コナー:ジェイソン・クラーク
カイル・リース:ジェイ・コートニー
T-1000:イ・ビョンホン
O'Brien:J・K・シモンズ
Alex:マット・スミス
Miles Dyson:コートニー・B・ヴァンス
Lt. Matias:マイケル・グラディス
Detective Cheung:サンドリーヌ・ホルト
Detective Timmons:オットー・サンチェス
ストーリー:
2029年、ロサンゼルス。人類抵抗軍は敵である機械軍の中枢にとどめを刺そうとしていた。
1997年の“審判の日”に機械軍が放った核ミサイルで30億人もの命が失われて以来、長く苦しかった反撃が遂に終わる。すべては“預言者”と呼ばれる抵抗軍のリーダー、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)の指導の成果だった。
ところがその直前、ジョンを出産する前の母サラ・コナーを抹殺するため、機械軍はターミネーターを1984年に時間転送装置で送り込んでいた。
サラ抹殺を阻止するため、ジョンの右腕カイル・リース(ジェイ・コートニー)が過去への旅を志願する。1984年に到着した途端、T-1000ターミネーター(イ・ビョンホン)の襲撃を受けるカイル。
その窮地を救ったのは、サラ・コナー(エミリア・クラーク)だった。
歴史は書き換えられ、“2029年から送り込まれたターミネーターは私たちが倒した”と告げるサラ。
彼女が“オジサン”と呼ぶ相棒は、外見は中年男ながら、“スカイネット”が殺人マシンとして量産したT-800ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)だった。
何者かに“サラを守れ”とプログラムされたT-800は、両親を殺された9歳のサラを救って以来、彼女を守りながら女戦士に育て上げたのだ。
T-800の使命は、サラ・コナーを守り抜き、“審判の日”を阻止する事。
そのためには、自我に目覚めて暴走する人工知能“ジェニシス”の起動を何としても止めなければならない。
人類滅亡までのカウントダウンが迫る中、2人の前に立ちはだかる人間でも機械でもない第3の存在。
最新最強のT-3000ターミネーターの正体は?そして、人類の救世主は一体誰なのか?
とりあえず、時系列の整理。。。
1997年に始まった機械と人間の戦い。
機械軍に追われていた少年カイル・リースは、人類反乱軍のリーダーのジョン・コナーに命を救われる。
大人になったカイルはジョンの右腕となり戦い、2029年スカイネットの本丸へ潜入し壊滅させる。
だが、その少し前、スカイネットは、ジョンの母サラ抹殺のため、1984年のロサンゼルスへT−800を転送していた。
サラを救う任務を受けたカイルは、1984年に向かうも、T−1000に襲われる。
カイルの窮地を救ったのは、サラ。彼女は、T−800に守られながら立派な戦士に成長していた。
1997年に戻ろうとするサラとT−800を説得し、2017年に向かうサラとカイル。
2017年に着いたサラとカイルは、警察に拘束されている時、全ての電子機器と繋がる「ジェニシス」が、まもなく起動する事を知る。
「ジェニシス」こそが「スカイネット」だと理解した二人は、1984年T―1000に襲われた際に生き残ったオブライエン刑事の協力と、突然現れたジョンの助けを得て、警察を脱出。
だが、再び合流したT−800は、ジョンに襲いかかる。
驚いたサラとカイルはT−800を疑うが、2029年にジョンはT−3000に取り憑かれ、アンドロイド化している事が判明。
ジョンは、ジェニシスの開発者サイバーダイン社の協力者になっていた。
磁力を使い、ジョンとサイバーダイン社のシステムを破壊し、未来を手に入れたサラとカイルとT−800。
だが、ジェニシスの中核は無事だった…。
こんな感じのストーリーの中、救出のため車で突っ込んだり、逃げる車VS奪ったバイク(旧作とは、敵味方逆になってた)のどっかんどっかん対決、やばげなお兄さん達から洋服を奪おうとする若いシュワちゃんターミネーターを熟年になったシュワちゃんターミネーターが「お前に服はいらない」と、破壊したり。
液体のT−1000ビョン様は、警察で、身体の一部を追跡対象にひっつけて居場所を突き止めたり、と、懐かしい映像と、それらへの新しい加筆がしてあるのが、なんとも楽しい。
カイル君の少年時代役の子がハンサムなのに、成長したら微妙になったのと、ジョンも四角くなっていたのが残念で、ショックを受けた為、「あっ!。カイルってジョンのお父さん、サラの旦那様だわっ。」と、気付くのが、ちょっと遅れちゃった…。
サラとカイルが、恋におちそうな雰囲気になったので、4DXで観ていた私は、「ど、どーなるの?」と、ちょっと焦ったけれど…。
「設定された未来の為の拘束された人生からの解放」「自由な未来の獲得」がテーマだったので、ホッとした。
人類の救世主のジョンがああなっちゃったって事は、カイルとサラは別の関係になるのかな?、破壊した筈のジェニシスが健在という事は次に続くのかな?…。
37歳で始まったシュワちゃんターミネーターが、67歳にして復活した新シュワちゃんターミネーター。
次もあったらいいな☆と思った。
未来を知っているオブライエン刑事とのやりとりも、また観てみたい☆。
今回、「シネマサンシャインエミフルMASAKI」にて、7月4日稼働となった四国初体感型上映システム「4DXシアター」にて鑑賞。

映画の場面に連動して座席が前後左右や上下に動いたり、水しぶきや風等、計11種類の演出があるとの事で、ちょうど愛媛への上陸予定があった為、予約開始日には、真夜中迄起きていて、予約。
当日、わくわくしながら、劇場へ。
荷物はロッカーへ預け、コールドドリンクとポップコーンのみ持込可。
4DXとはどういうものなのかを説明する映像の時点で、椅子がグラグラ動き、風が吹いて、水しぶきが飛んできて、劇場内のお客さんみんなで大興奮。一体感が生まれた劇場内。
ジュラシック・ワールドの予告時も、色々な事が起きて、上映開始前のウォーミングアップは万全。
3D映像で視覚を満たし、車が走ればドッドッ、ぶつかればドンッ、弾や剣が飛んでくれば風が耳の横をヒュッと通り抜け、雨が降れば水滴がポタポタ、血飛沫が飛べばミストが顔面へブシャ、殴られたり何かにぶつかれば背中をボコポコ突かれ、椅子に衝撃が走り、2時間半、静かに話している場面以外は、映画の中に参加してた。
敵も味方も関係無く、映像に連動しての演出。
ヘリコプターがくるくる回って落ちる場面は、後頭部に椅子を何度もぶつけ(笑)、こねこねぐるぐるぴちゃぶしゅーな映画の世界。
2時間超のアトラクションが3200円で楽しめるのは、お得だと思った。
頑張って、座席をゲットして良かった〜〜。
吹替は…。
T−800を玄田哲章さん、ジョン・コナー/T−3000を「24」のジャック・バウワー小山力也さん、サラ・コナーを藤村歩さん(終盤になるにつれ、力強くなっていく声が、リンダ・ハミルトン演じる強〜いお母さんを思いおこさせてくれて、気持ちが上がった。そういえば、ジェームズ・キャメロン監督、T−1000の化けたサラと本物のサラ二人登場場面は、双子のお姉さんレスリー・ハミルトンさん起用なさったんだよね。懐かしい〜)、カイル・リースを細谷佳正さん、T−1000を阪口周平さん、オブライエン刑事を立川三貴さん、と、安定感抜群。
吹替ですが、「I'll be back」は「アイル・ビー・バック」だった♪。