2016年02月08日

舞台:「とりあえず お父さん」♪。

平成28年2月8日(月)

舞台:「とりあえず お父さん」。
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作:アラン・エイクボーン
演出:綾田俊樹(東京乾電池)
上演台本:藤井清美
出演:藤原竜也・本仮屋ユイカ・浅野ゆう子・柄本 明
企画制作:ホリプロ
ストーリー:
イギリスの国民的喜劇作家、アラン・エイクボーンの1965年発表した4人芝居。
月16ポンドで働く青年:グレッグ(藤原竜也)は、1か月前にパーティで知り合ったジニィ(本仮屋ユイカ)と交際中で、彼女と結婚したいと思っていたが、ジニィの年上の元彼の事も気になっていた。
ある日、「実家へ行く」とジニィは出掛けていく。
グレッグは一緒に行きたいと頼むも拒否されたが、ジニィの置いていった住所と目印の書いてあるメモを持ち、彼女の実家へと向かう。
列車でその住所に向かったグレッグはジニィよりも先に到着し、その家に住んでいるフィリップ(柄本明)とシーラ(浅野ゆう子)夫妻の事を、ジニィの両親だと思い、挨拶をする。
だが、ジニィが実家だと言ったその家は、実は…。


1月23日お昼&1月24日お昼の2回鑑賞。

舞台は、ロンドンの「ジニィのマンションの部屋」と
「郊外の町バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドン 大きな柳の木の下の家」の2箇所。
登場人物は、グレッグ、ジニィ、フィリップ、シーラの4人。

2時間、た〜っぷり笑った〜
真剣&深刻な状況の中、誤解が誤解を呼ぶと、超楽しいコメディ(喜劇)になるのね。

ジニィのお部屋にお泊まりしたらしいグレッグのお目覚めの場面がオープニング。
竜也君のほどよく鍛えてある浅黒いセミヌードにドキドキ
白いシーツを身体に巻き付けて起き上がり、ベッドの下を足でまさぐってスリッパを取り出す竜也君。
御足、細くてスラッ!!。
ジニィ宛てにかかってきた電話を自分がとると切れちゃう事を不審がり…。
声色をインド人っぽくしたり、オカマっぽくしたりして応対、面白い〜〜。
ベッドの下のスリッパがどう考えても男物な事に、嫉妬してジニィに八つ当たりする竜也君。
純朴な男の子なのね、グレッグって……。

ジニィの周りの男の影を疑うグレッグを、なんやかんやでかわしていく本仮屋ちゃんジニィ。
華やかなお花のようで、とってもキュート。声もよく通り、言葉もはっきり聞こえる。
たま〜〜に、恐いんですけど(爆)。
グレッグ、結婚したらかかあ天下になるんじゃない?。

ご両親に会いに行くというジニィ。
その住所は、バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドン 大きな柳の木の下の家。
一緒に来てはダメ!!と念押しされるも、そこへ行っちゃうグレッグ。
そして、グレッグは、ジニィよりも先に到着。

一方。。。
バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドン 大きな柳の木の下の家に住んでいるのは、フィリップとシーラ夫婦。
お互いに相手の浮気を疑っている。
ちなみに、フィリップこそが、ジニィの年上の元彼(爆)。

バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドンに着いたグレッグは、ジニィの母親だと信じて、シーラに挨拶。
愛想良く迎えてくれたシーラに、「ジニィは、あなたが人見知りすると僕に言ったのですが、どうしてでしょう?」と問うシーラ。
ジニィの事は全く知らないシーラ…(どうして会ったこともないグレッグとジニィが、自分のことを知っているのか、よくわからないも、そのまま流す)。
そして、グレッグは、シーラに「僕、ジニィと結婚したいんです、賛成してくれますか?」とたずねる。
シーラは(一般論として)「おめでとう、とってもステキね」と答える。
グレッグは、ジニィの母親に結婚を許してもらったと、喜び、シーラの手を握る。

グレッグとシーラが手と手を握り合っている時に、畑から戻ってきたフィリップ。
グレッグの事を、シーラの浮気している若い男だと思う。
グレッグは、シーラに「僕、旦那様とも話があるんです(父親にも結婚を許してもらおうと思っている)」と。
シーラ「そうね。(フィリップはグレッグと知り合いだと思っている)」と、去っていく。

グレッグ「僕、彼女(ジニィ)と結婚したいんです」
フィリップ「(シーラとグレッグが)二人でどこへ行こうとかまわないが、結婚は認めない。私のような立場のものは、世間体(離婚するわけにはいかない)がある」
グレッグ「(ジニィと)正式に結婚するより、(ジニィと)同棲がいいとおっしゃるんですか?」

グレッグは、フィリップは、変わり者で独特の結婚観があるといぶかる。
グレッグは、自分は、彼女(ジニィ)が、30歳上の元彼と別れた後、出会っており、彼女(ジニィ)を必ず幸せにし、僕の前に4、5人付き合っていた男性がいるであろう事も気にしないとフィリップに告げ、
フィリップは、シーラが自分と結婚していながら、70歳の老人や他にも4〜5人の男と付き合っており、あげくこの男(グレッグ)と出て行くのか、と、驚愕する…。

グレッグがその場を離れた時、シーラとフィリップの間で、シーラが浮気しているとの誤解は解消。
フィリップは畑へと戻る。

一人、庭先にシーラがいる所へ到着したジニィ。
シーラは「あなたの事(グレッグから結婚相手だと)全て聞いているのよ」と歓迎し、
ジニィは「(フィリップは)私の事(浮気していた相手だと)全て話したのですか?」と驚く。

シーラがグレッグを呼びに屋敷に入っている時に、
畑から戻ってきたフィリップと二人きりになったジニィは、自分と別れるようにフィリップに頼む。
承知しようとしないフィリップ。
ここで、本仮屋ちゃんが、柄本さんに、バシッとビンタ!!。
1度目鑑賞時はビンタが2発入り、
2度目鑑賞時は、1発なるも衝撃がすごかったらしく
柄本さん、よろけて近くにある椅子にぶつかってた。痛そう……。

フィリップは畑へ…。

ジニィが庭先で一人いる所に戻って来たグレッグ。
グレッグがいる事にびっくりするジニィ。
グレッグは、君のご両親に結婚の話をした、と話す。
ジニィは、グレッグがシーラとフィリップを自分の両親だと思っている事を理解する。

畑から戻ってきたフィリップに、グレッグは、「ジニィと結婚させて欲しい」と頼む。
すると、フィリップは「結婚前に娘(ジニィ・実際は不倫相手)とヨーロッパ旅行させて欲しい」と頼む。
グレッグは、承知。ジニィは嫌がる。
3人が旅行の話をしている最中、戻って来るシーラ。
グレッグ「フィリップが娘さん(ジニィ)と親子水入らずの旅行をしたいと言うので僕は賛成です。お母さんもでしょ?」とシーラに伝える。

ジニィの母親でもなんでもないシーラは、ここで全てを悟り…。
「旅行の案は、お父さん(フィリップ)の考え?」と、フィリップに迫る。
口ごもるフィリップ。
「私は、旅行には、いきません、お母さん」と明言するジニィ。
一瞬押し黙るも、「わかりました。これからの人生色々気をつけてね」とジニィに言うシーラ。

状況を知らないのはグレッグのみという状況なるも、丸く収まるストーリー。

そして…。
最初にジニィの部屋で見つかったスリッパはフィリップのものではないことも判明し…。
ジニィちゃんの魔性の女っぷりも明らかに。。。

代名詞による会話により、
各人が思い込みで想像した話達が、
かみ合ってるのにかみ合ってない所が、とっても面白い

柄本さんと、
舞台上をぐるぐる走り回って追いかけっこしたり、
グレッグの名字がポインターなのを、フィリップがなかなか思い出せないという場面で、
柄本さんが、「ポポポポポ」言っているのに、本気で笑ってたり(1度目鑑賞)
「ポポポポパパポポ」言いはじめたら「ポです」と笑いながら返したり(2度目鑑賞)、
にっこにっこしてる竜也君の姿もたくさん観れて嬉しかった〜。

柄本さんの数々の動きとリアクション、面白すぎる〜〜!。

浅野ゆう子さんは、美人さんで迫力あって、シーラの役にもピッタリ!。

最高に楽しい作品〜

posted by みぃみ at 15:53| Comment(2) | TrackBack(1) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする