2016年07月11日

映画:「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」♪。

平成28年7月11日(月)

映画:「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」。

監督・脚本・制作・キャスト:マイケル・ムーア
ストーリー:
これまでの侵略戦争の結果、アメリカ合衆国はまったく良くならなかった。
国防総省の幹部らは、政府の天敵である映画監督のマイケル・ムーアに相談する。
幹部らの切実な話を聞いたムーアは国防総省に代わって自らが“侵略者”となり、世界各国へ出撃することを提案する。
そして侵略する先々で“あるモノ”を略奪するために、空母ロナルド・レーガンに搭乗し、大西洋を越えて一路ヨーロッパを目指す。


【マイケル・ムーアの侵略国】

《イタリア》
イタリアには有給休暇8週間、ランチタイムは2時間。
12月には13か月分のボーナス支給があるそうです。
自分自身の時間、恋人・家族との時間を有意義にすごす労働者達。
雇い主によると、従業員が心も身体も満たされていると、よく働いてくれるので、十分に会社の利益も得られ、家族同様の労働者が幸せに働いてくれると雇い主も幸せという考え方だそうです。
結婚して幸せになれば、子供も増えて国も潤う、との事。

《スロヴェニア》
ここは、学生の学費が留学生も含め、無料です。
教育は国の繁栄の源と考えるスロヴェニア、大統領がマイケル・ムーアの取材にも応じています。

《フィンランド》
世界でもトップクラスの学力の国。
この国が飛躍的に学力が向上したのは、宿題を無くしたことに由来します。
子供は子供らしい生活をすること。
外で友達と遊んだり、興味のあることを行う事で、そこから学ぶ色々な事。
将来、何をすることになっても必要なあらゆる事を、学校では教えます。
そして、全地域学校のレベルは同じなので、安心して学校に通えます。
子供でいられる短い時間に多くの事を経験して興味を持ち、それらを将来に活かして欲しいという考え方です。

《フランス》
こちらでは、学校給食がフルコース。
給仕さんが配膳を行ってくれます。
メニューもシェフ及び関係者達が、子供達の将来を考えて毎月ミーティング。
ナイフとフォークの使い方、食事の大切さを子供達は、学びます。
ちなみに、コカ・コーラやフライドポテトなどは(身体に悪いため)子供達は決して口にしません。

《ノルウェー》
この国の牢屋は、一軒家です。
囚人達には個室があります。
台所には、料理の為の包丁もズラリと並んでいます。
危なくないの?とムーアが殺人犯に問うと返ってきた答えは、これは料理をするためのもので人を殺すためのものではない。というものでした。
刑務所で「自由」を制限することが「処罰」という考え方なのだそうです。
息子さんをテロリストにより殺害された男性に、ムーア監督が、「憎くないの?殺してやりたい、と思わない?」と問いました。
男性の答えは「私はテロリストと同じレベルに下がるつもりは無い。そして、どういった人物であろうと、その人物の命を奪う権利は、他人には無い」というものでした。

心に響いた事。。。

・自分だけの幸せを求めるよりも、自分の周囲の人も幸せなら、他人も自分も、さらに幸せになれる。

・子供は子供らしく生活し、学びたいこと・興味を持ったことを各人が、日々の暮らしの中で見つけて、見つけたものを将来に活かしていくと本人も国も栄える。

・憎しみの連鎖を続け殺し合う事は次元が低い。
人の命は全て尊いものであり、他人が左右していいものではない。


みんなが笑顔の世の中になるといいですね

posted by みぃみ at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする