2016年08月10日

映画:「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」♪。

平成28年8月10日(水)

映画:「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」。

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監督・脚本:宮藤官九郎
音楽:向井秀徳
特殊メイク・造形:中田彰輝
動物プロ:馬場光弘、内藤教夫
キャスト:
キラーK(:長瀬智也・関大助:神木隆之介
なおみ:尾野真千子・手塚ひろ美:森川葵
ひろ美(20年後):宮沢りえ
COZY(Dr):桐谷健太・邪子:清野菜名
松浦:古舘寛治・じゅんこ:皆川猿時
えんま校長:古田新太
地獄のガールズバンド・ドラマー:シシド・カフカ
地獄のガールズバンド・ベーシスト:清
大助の母親:坂井真紀
仏:荒川良々・神:瑛蓮
MOJA・MJ:みうらじゅん
鬼ギタリスト:チャー
ジゴロック挑戦者:野村義男
ジゴロック挑戦者:ゴンゾー
地獄の軽音楽部:福田哲丸・地獄の軽音楽部:一ノ瀬雄太
地獄の軽音楽部:藤原一真・地獄の軽音楽部:柳田将司
歌うたいの小鬼:木村充輝「小さな花」
鬼警備員:関本大介・緑鬼:ジャスティス岩倉
牛頭:烏丸せつこ・馬頭:田口トモロヲ
鬼野:片桐仁
ストーリー:
男子高校生の大助(神木隆之介)は、思いを寄せているクラスメイトのひろ美に告白しようとしていたところ、修学旅行中に起きた不慮の事故により他界。
気が付くとそこは人々が責め苦を受けている地獄だった。
キスしたこともないままに死んでしまったことが受け入れられない大助だが、赤鬼のキラーK(長瀬智也)によるとえんま様の采配によっては現世に転生できるらしい。
大助は生き返るために、地獄農業高校の軽音部顧問であり地獄専属ロックバンド『地獄図(ヘルズ)』のギター&ヴォーカルを務めるキラーKから猛特訓を受ける。


面白かった〜〜

映画観ながら、立ってヒューヒュー言いたい、スタオベしたいっ!って、うずうず。
7回の起死回生(転生)するチャンスを通して、
地獄に落ちる理由や、落ちた者への責め苦、現世への思い残し等を、
エンタメとして楽しみながら、生きている間の行い、を考える機会をくれる作品。

不慮の事故で地獄に落ちた神木君演じる大助。
理由は、彼が、一番重い罪である「自殺」をしたから。
その判断基準…。
普段、Twitter他で、「ダルイ」「メンドイ」「死にたい」等を頻繁に発していた事。
そして、バナナを喉に詰める事で、自分を窒息死させたから。
でもね、それらは、今時の高校生っぽさ及び片思い中の女の子の気を引きたいが為。

地獄には「鬼フォン📱及び鬼pad」なる情報収集力の高い装置があり(電波状態は微妙:爆)、
そこに集まったデータを元に大助は地獄行きが決まったらしい。

自殺するつもりはなくても、
状況証拠から天国行きか地獄行きかきまるらしい。
普段から、公への言動は気をつけようと思った。

序盤、早速キタ「地獄図」の演奏

身体に響く重低音
右腕はジミーヘンドリックス
左腕はカート・コバーン
下半身はマイケル・ジャクソン
声は忌野清志郎〜

歌詞だけでも既にヤバイのに、音響の良さもあり、ライブ会場にいるよう。

それにね♪。
TERUしゃんも
ニルヴァーナのカート・コバーン好きらしく、
かなり前コスプレしてたの。
こちら↓。
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今作、初笑いは、新曲の「天誅」。
♪てんちゅーあいうぉんちゅー←(笑)。
大助の現世の罪を並べたDJブースでかかってそうな曲。

ちなみに、邪子役の清野ちゃんは、ウロボロスの小夏先輩だよね。
めっちゃ化けてるっ!!。

そして、地獄の学校の牛頭先生による色っぽい「五戒の唄」。

一番ツボったのは、女の子バンドデビルハラスメントによる「デビルハラスメント」。
歌って踊って楽器かき鳴らして、超超盛り上がった。

キラーKが地獄に落ちてしまった理由と関係するバラード「天国」には、うるうるした。

大助の七回の審判も面白かった〜。

畜生に転生すると、現世への通り道は、近藤さん経営のお店のトイレ。
インコになっての転生。
可愛い外見のまま自宅へ帰ると、インコの姿に萌えた自分の母親からちゅーされ。
ザリガニになっての転生。もちろん転生先はトイレ。
ここでは、近藤さんの息子さんにかけられた後、道路を歩くおばあちゃんの手押し車に踏まれる。
カマキリになっての転生は、メスと交尾して、食べられる
続く、アシカになって、洋式便所からこんにちは〜、は、かわいすぎて笑った。
愛しのひろ美を見つけて、彼女の所へ行こうと、プールからダイブして椅子の角で頭打つとは:爆…。
そして、わんこになっての転生は、昔は大助の事を好きだったけれども、生きて隣にいてくれる人を大切にしようと結婚しおこさんもいるひろ美の今の幸せを知って、ちょっぴり甘酸っぱかった。

大助が、人間界へ転生した時の、あまりにも早いドロップアウトにも笑った。

ちなみに、地獄の数日は人間界の数年分。
転生する度、トイレもお店も進化していってるのも芸細かっ。

ロックフェスで優勝すれば人間界へ転生できるんだとか。
チャーさんVS野村義男氏の対決や、
地獄から甦った人間に、オジー・オズボーンとジーン・シモンズと篠山紀信と葉加瀬太郎。
贅沢だわ〜と思いながら観ていた。
篠山紀信さんは、りえちゃんの『Santa Fe』繋がり?。
(当時、ふんどし姿にびっくりぽんした)

神木くんの、はいとーんぼいす、可愛い。
キラーKの大助への「顔で弾け」に、大助が顔だけ頑張って変顔してたら、「ふざけんな真面目にやれ」って、あの顔を神木くんにさんざんやらせといて、ふざけんなって叱る脚本、すごすぎ。
長瀬くんはロックもバラードもいけるのね。

自分の気持ちを吹っ切った大助は、近藤さんの為に頑張ることを決めて…。
近藤さんの思いを、近藤さんの彼女と息子に伝える。
「天国」という唄の歌詞。
君がいればそこは天国 君がいなけれは天国も地獄

そのとおりだよね、と思った。
頭文字の「H」は地獄も天国も同じ。

キラーKの「(生きていると)アイスも食えるしスムージーも飲める」
にも、とっても同意。
生きてること自体が、素晴らしいことなんだよね。

音楽と笑いと演技の中、大切な色々なメッセージの入ったステキな作品
posted by みぃみ at 14:46| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画:「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」♪。

平成28年8月10日(水)

映画:「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」。

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監督:ジェームズ・ボビン
製作:ティム・バートン / スザンヌ・トッド / ジェニファー・トッド / ジョー・ロス
脚本:リンダ・ウールヴァートン
キャラクター原案:ルイス・キャロル
製作総指揮:ジョン・G・スコッティ
キャスト:
マッド・ハッター:ジョニー・デップ
白の女王:アン・ハサウェイ
アリス:ミア・ワシコウスカ
ザニック(マッドハッターの父):リス・エヴァンス
赤の女王:ヘレナ・ボナム=カーター
タイム:サシャ・バロン・コーエン
(声の出演)
アブソレム(青い蝶): アラン・リックマン
チェシャ猫: スティーヴン・フライ
白うさぎ: マイケル・シーン
ベイヤード(犬): ティモシー・スポール
ストーリー:
ワンダー号での3年に及ぶ船旅からロンドンに帰郷した後、青い蝶アブソレムにマッドハッター(ジョニー・デップ)のことを聞いたアリス(ミア・ワシコウスカ)。
マッドハッターは、ワンダーランドで死んだ家族に会いたくてひきこもっていた。
アリスがアブソレムに導かれワンダーランドへ行くと、白の女王(アン・ハサウェイ)達から、マッドハッターの家族をよみがえらせるよう頼まれる。
アリスは、過去を変えるため、時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)から時間をコントロールできる“クロノスフィア”を盗み、時間を遡る。


とってもいいお話だった

基本のテーマは…。
「過去は変えられない。けれども、時間は奪う前に与えてくれている。」

ということ。

主となるお話は、
赤の女王と白の女王の過去と、
それに巻き込まれた形のマッド・ハッターとその家族達のお話。

大きな頭になってしまった事でみんなにバカにされて歪んだ性格になってしまった赤の女王。
頭が大きくなった要因は、自分の悪行を、姉である赤の女王になすりつけた白の女王の行動。
母親から誤解されて叱られた赤の女王は、哀しくて泣きながら城の外へ走り出し、その途中で事故に遭い頭が異常に大きくなってしまった。
そして、その大きな頭のせいで王位継承時に王冠が床に滑り落ち大恥をかいた事を恨み、赤の女王は帽子職人であるマッド・ハッターの家族を誘拐し小さな身体にして監禁していた。

そうとは知らないマッド・ハッターは、家族は死んでしまったと思い込み、最後、父親と分かり合えないままだった事を悔やみ床に伏せってしまう。

マッド・ハッターを救うように頼まれたアリスは、時間を司るタイムの所へ行き、時間を移動できるクロノスフィアを盗んで過去を変えようと試みる。

過去が変えられるなら、赤の女王も幸せになれ、マッド・ハッターの家族も被害を被らないらないから万々歳よね、と思いながら、アリスを応援しながら鑑賞。
ところが、赤の女王の事故は形を変えても必ず発生。
それなら、と、止めるタイムの言うことも聞かずに、過去の自分がいる場所に介入した現在の赤の女王。
途端、世界は、崩壊し始め、大変なことに……。

アリスの活躍により、世界の崩壊はくいとめられ、
過去の自分の行動が姉を傷付けていた事に気付き、謝罪した妹の白の女王。
妹の謝罪を受け入れた姉、姉妹のわだかまりは解ける。
そして、赤の女王に閉じ込められていたマッド・ハッターの家族も解放され、父親との確執も誤解だったとわかり喜ぶマッド・ハッター。

大円団のラストに、にっこり

時が経てば、いつかは訪れる別れ。
別れが来るまでの、当たり前だと思っている時間こそが、
本当に大切な瞬間であること。
一緒にすごせる日常を時間を大切にしていこうと思った作品

ガチャガチャにて、アリスとチェシャ猫、ゲット〜
posted by みぃみ at 11:30| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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