
昨夜は、映画館へ。
「容疑者Xの献身」を鑑賞。
ちなみに前売特典に「ポストカード」をいただきました。

原作は東野圭吾さん。
「直木賞」受賞。
「このミステリーがすごい」の2006年国内部門第1位獲得作品です。
原作は既に読んでいたので、どんなふうに映画化されてるんだろう?と興味津々。
《あらすじ》
ある日、顔がつぶされ、指を焼かれた絞殺死体が発見される。警察は殺人事件と見て捜査を開始。ほどなく被害者の身元が判明し、その後の捜査で警察は、彼の別れた妻とその娘が容疑者ではないかと睨む。だが、2人には完璧なアリバイがあった。刑事達は、被害者の別れた妻の隣人石神が、湯川教授の大学時代の友人であることを突き止める。そのことを知った湯川は、事件に石神が関わっているのではと考え…。
天才的な数学者でありながら現在は高校の数学教師をしている堤真一扮する石神が、松雪泰子演じるアパートの隣人・靖子が元亭主を殺してしまった物音を聞き、彼女のために完璧なアリバイ作りをするところから始まる。やがて元亭主の遺体は別の場所から発見され、担当刑事・内海薫がガリレオの異名をとる天才物理学者の湯川に捜査協力を依頼したため、数学と物理の天才が対決していくというもの。
堤真一さんが数学の天才っていう設定に、「やまとなでしこ」を、山登りのシーンに「クライマーズ・ハイ」を思い出しながら鑑賞。
松雪泰子さんの、女手一つでお嬢さんを育てる華奢な美人役、はまってらっしゃいました。
そりゃぁ石神も恋

てか、DMCのイケイケ高笑いの女社長を演じた方と同じ人物なんですよね〜。
俳優さん、女優さん達ってすごいなぁ。。。

〈以下、ネタバレ〉
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ストーリーは、原作とほぼ同じ。
自分が命を絶とうとしていた時、偶然引越の挨拶にきた、靖子と美里親子。親子の日々の生活が、いつのまにか石神にとっての心のよりどころになって。そんな親子が困っているのならと石神は親子が罪に問われないように自分も新たな罪を犯してしまいます。
何かの見返りを求めての行動ではないというところがポイント。
「無償の愛」です。
学生時代に互いを認め合った湯川と石神。
全て合理的に考え、感情や情念というものとは離れた位置にいる湯川。
そんな湯川が石神の靖子への愛を知り、友である石神を救いたいという思いと、石神の気持ちを尊重したいという思いの間で、とまどい、揺れ動きます。
石神と湯川の気持ちを知っている内海や草薙も心が揺れ動き…。
正しいことをとおすのか?。ベールをかけたままにしておくのか?。
親の愛・子の愛・友人間の愛・男女の愛・関わる者同士の愛…。
様々な形の愛を感じ、「愛」って「幸せ」ってと考えさせられました。
冒頭、湯川が語るに値しないと言った「愛」はかけがえのない大切なものだったんだと思います。
様々な形で、心に染みる映画でした
