
ジャーナリストの「池上彰」さんの講話を聴講してきました。
「週間こどもニュース」の初代お父さんをなさっていらした方です。
せっかくなので、これからサブプライムローン〜世界経済について、まとめてみようと思います。
ゆっくりゆっくりの更新にしますので、期間があくかもしれません。
まずは、「週間こどもニュース」について…。
ちょこっと当時の裏話。
こども達がニュースの最中にいろいろ質問していますよね?。
実はあの質問。でたとこ勝負だったそうです。
「番組中に解らないことがあれば、なんでも質問していいよ」と言われているこども達。
生放送中にどんな質問が飛び出すか、池上さん自身ドッキドキ

こども達に(番組に)鍛えられたおかげで、現在放送中の、みのさんの「朝ズバ!」で、みのさんからどんな質問がでても落ち着いて返答ができるようになったそうです。
ちなみに、みのさんからの質問も一切事前打ち合わせは無いそうです。
この「週間こどもニュース」。
報道番組や新聞を読んでも「?」なことが、解りやすく解説してもらえるので、私も土曜日の夕方観ています。
ちなみに、日本銀行さんが、国会での答弁の際、議員さんからの質問に対して説明するのに、こどもニュースの解説を録画したものを用いて勉強会を開き、解答の参考にしたこともあるんだそうです。
こどもニュースさんとは、少し離れますが、こんなお話があります。
んと…。某議員さんのした質問。
「日本」は、「にほん」なのか「にっぽん」なのか?。
(子供さんから質問があった際、こどもニュースさんは、どちらでも構わないと回答。)
どちらでも構わないそうなんですが、どちらか答えないといけない。
困った日銀さんは悩みます。
そんな時、ふとお札を見たら…。
「NIPPON」って書いてあるじゃありませんか

ってことで、「日本」は「にっぽん」だと答えたそうです。
国会で質問することかどうかはわかりませんが、国名なので由来を知っておくのもいいかもしれません。
そろそろ話を戻して。
〜サブプライムローンにはじまる経済情勢の悪化について〜
・「サブプライムローン」とは?。
サブは、「格下」。
プライムは「優遇」。
つまり、住宅ローンを返せないかもしれない人にもお金を貸してくれる住宅ローンのことです。
通常人のためのローンは「プライムローン」です。
・返せないかもしれない人にお金を貸す理由は?。
アメリカ(以下「米」と表記)では、住宅バブルの状態でした。
住宅バブルとは、「住宅を安く買って高く売ることで差額分が利益になる。」ことです。
つまり、お金を返してもらえなければ、建てた家を回収して売ると、お金を貸した時より、家は高く売れるのでローン会社は損をしません。
又、債務者の側にもお金を返せなくても、家を返せば、ローンは無くなり、支払は以後しなくてもよくなります。
米が日本と異なる点は、米は人ではなく物に対してお金を貸すので、債権者・債務者双方にとって、大きな不利益が生じないことから、サブプライムローンが数多く利用されたのです。
・リーマンブラザーズとは?。
リーマン3兄弟が始めた会社なので「リーマンブラザーズ」といい、170年の歴史がある会社です。
リーマンの前身の会社は、日露戦争の際、戦争費用をまかなうために国が発行した国債を世界に売りました。
又、日本放送買収の時、ライブドアに巨額の資金を貸したのもこの会社です。
ちなみに、ライブドアと同じ六本木ヒルズに日本支社は入っているとか。
・サブプライムローンに関連する流れ。
【サブプライムローン利用者:A】(債務発生)
↑(お金を貸す)
【住宅金融会社:B】(債権発生)
↓(債権を売る)
【投資銀行:C】(リーマンプラザーズもこの機構)
↓(債権を証券化)
【ヘッジファンド:D】
↓
【投資家:E】
続く…。