先日の「きなし桃太郎の里で盆栽を知る」の続きレポ。
今回は、海外でも有名な「鬼無」の盆栽についてのレポを。
まちあるき、最初に訪れたのは「中西珍松園」さん。
【玄関】
「和」と「粋」を感じます。
奥へ移動して【盆栽の間】へ。
【床の間】
盆栽の飾り方は。。。
「盆栽」&「掛け軸」&「小物」で、ワンセット。
セットにすることで、そこに「ひとつの物語」を生み出すんだそうです。
へぇぇ。
確かに、自分の表現したいストーリーを考えながら飾ると、楽しみも倍増します

【お庭】
盆栽は、365日の手入れが必要。
大きくなりすぎないように、カットしたり、形を整えたり。
毎日の愛情が創り上げる「美」なんだそうです。
【樹齢250年の盆栽】
250年×365日の「愛情」を受けて育った「姿」です

そして、びっくり〜

【畑に植わった松達】
野菜畑みたいに、盆栽が(松が)植わってる〜

植木鉢か箱庭に植わっている姿しか見たことのない私には、とっても新鮮な姿でした

【もういっちょ珍しい姿を】
盆栽は、外国の方に人気があって、海外への輸出が主になっているそうです。
海外からの植物に検疫があるように、日本から松を輸出する際も、検疫があって、それに合格した松だけが、海外へ渡航できるんだそうです。
そしてっ

お正月の「松竹梅」の鉢植え。
西日本では「松」が一番大きくて、東日本では「梅」が一番大きいんだそうです

そしていよいよ「MY苔玉造り」へ向かいます。
【花澤明春園】さん。
【スタート】
自分の好みの「松」を選びます。
机の上には、最高の状態にブレンドしてある土を準備してくれていました。
ビニールポットから、松を取り出して、土をのけます。
ハサミで、松の根を最適な長さに切り揃えたら、
ブレンド土を松の根っこに埋め込んでいきます。
このブレンド土が松の根っこ全てに接していることがポイント

ねっこを開いて奥の方まで、きっちり埋め込みます。
奥にきちんと埋め込めたら、外回りにも。
まぁるい形に整えます。
【ブレンド土】
しっかり、なじませたら、いよいよ「苔」の登場です。
まぁるくした土の周りを「苔」でくるんでいきます。
この時、「苔」同士が重ならないように、全ての苔が土に触れることができるようにします。
「苔」も土から栄養をもらって成長します

【完成】
愛しい「MY苔玉」の完成で〜す

この「苔玉」君。
現在の年齢6歳。
大事に育てていけば、ずっとずっと共に生きていけます。
お水のあげ方は、水を溜めた洗面器にちゃぷんと10分つけておきます。
秋〜冬場は午前中に1回。夏場は2回、できれば朝・夕とのこと。
年に数回、栄養剤をあげます。
そして、必ず太陽

育ってきた環境と同じ外でのお世話がベストなんだそうです。
「この子は、強い子なので、少々の事では、へこたれません。」
「お外で育ったので、冬の寒さにも夏の暑さにも、頑張ります。」
との育ての親御さん(花澤明春園の御主人)の言葉に、感涙。
しっかり大切に育てていきますね
