2009年01月23日

音楽・歌・演技の大スペクタクル♪。

平成21年1月23日(金)晴れ曇り

プッチーニ生誕150年記念の年(2008年)に観た人生初オペラのレポるんるん

ソフィア国立歌劇場のオペラ公演「トゥーランドット」を鑑賞しました目

トゥーランドット.bmp

「声の王国」ブルガリアの歌手陣が贈るオペラ。

全3幕の2時間半公演。イタリア語上演。日本語字幕付。

地元で本格的なオペラが観れる〜♪ってことで、ドキドキ揺れるハートの初体験です。

会場に入ると、すでにオーケストラの方々の、音合わせが響き渡りグッド(上向き矢印)

ステージ前のちょっと下がった(ステージの視界の邪魔にならないように?)部分に、60〜70人の大オーケストラがっexclamation

生演奏だーっ。

バイオリン、クラリネット、トランペット、ハープに…とずらっと並ぶ楽器達。

この状態だけでも、立派な音楽鑑賞できる〜わーい(嬉しい顔)(嬉)と、ジーッと眺め。。。

開演時間になると、指揮者の方が出てきて、客席に一礼。

オペラの幕があがります。

「トゥーランドット」は、トリノオリンピックで荒川静香さんの使用なさった楽曲「誰も寝てはならぬ」でも有名ですね。

時は、中世の北京、紫禁城の美しきトゥーランドット姫と結婚するには3つの謎を解かねばならず、失敗すれば首を切られます。
何人もの人が挑戦するも成功は未だ…。
そこにダッタンの前国王ティムールと女奴隷リュー、王子カラフが現れ、ひと目見て姫に惚れたカラフは、大臣ピン、パン、ポンが止めるのも聞かず、謎解きに挑戦します。
群集が見守る中、見事3つの謎を解き明かすカラフ。
しかし、姫は身を捧げることを拒みます。
そこで、カラフは姫に「明朝までに私の名を解けるならば、命を断つ」と逆提案。
姫から「名が分かるまで誰も寝てはならぬ」と命じられた人々は、ティムールとリューを責め上げますが、カラフを愛するリューは口を割らずに自害してしまいます。
姫は、王子を騙して名前を聞き出します。
そしていよいよ夜明けの時…。
果たしてカラフ王子の運命は…。


というストーリー。

※ちなみに、「誰も寝てはならぬ」は、カラフ王子に嫁ぎたくないトゥーランドット姫が、「彼の名前が判るまで、北京の民は誰も寝てはならない!」と命じた夜に王子が勝利を信じて歌うアリアです。

幕が開いて、オーケストラの演奏と共に響き渡る歌声。

これに、超びっくりexclamation

オペラの歌って、肉声なんです。マイク無しの地声なんです

オーケストラの演奏に合わせて、演技もしながら、響き渡る歌声に、いっきにひきこまれる私。

歌声は、ものすごい速さだったり、ゆ〜っくりだったり、高い音、低い音、静かだったり、明るくはずんだり…。

すごい、すごーい!と、くいいるように見つめ、聴きました目耳

後から知ったのですが、女性は高い声からソプラノ、メゾ・ソプラノ、アルトやコントラルト、男性は、テノール、バリトン、バス等があり、更に、同じソプラノやテノールでも軽い声質はレッジェーロ、重い声質のドラマティコ、叙情的なリリコ等々の違いがあって、この役にはこの声の人と指定があるんだそうです。

ちなみにこれらは、声の高低よりも声の太さによって決まってくるので、技術や表現力的に可能であれば、幅広い役を演じる事ができるのだとか…。

又、独唱のアリアに加え、重唱(独唱者が二人以上で歌う)部分も聴き所

演奏に乗せて同時に発せられる歌声のハーモニーの素晴らしさを堪能していたら…、あらら…、歌っている内容が真反対だったりの妙も楽しめまするんるん

「トゥーランドッド」はプッチーニ最後且つ未完の作品。

リューの自害の場面までを書き上げてプッチーニは他界。

彼のスケッチ等に基づき、フランコ・アルファーノにより完成しました。

初演のタクトを握ったアルトゥーロ・トスカニーニは、演奏がリュウの死の場面が終わった所で指揮棒を譜面台に置き、「ここで先生は筆をおきました。」と、弔意をあらわすエピソードもあったとか。

ポン・ピン・パンのユニークな動きや民衆心理のコーラスも見所・聴き所。

400年の歴史が今もなお受け継がれ、歌、演技、オーケストラの演奏、衣装等々、見所満載のオペラ体験ぴかぴか(新しい)

素晴らしかったですかわいい

ソフィア国立歌劇場のオペラ公演「トゥーランドット」のワンシーンがみられるサイト

http://mv-classic.eplus2.jp/article/103985134.html
posted by みぃみ at 00:59| Comment(2) | 映画・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リューが自害する程自分を愛してくれたのに、やっぱりトゥーランドット姫が好き!なカラフ王子に…(^^;;。
一途っちゃあ一途だけど。
でも、リューが命にかえても、カラフの愛を成就させたいっていう想いが叶うって意味で、Wハッピーエンドなんだよね♪。
奥深いわぁ…。
Posted by あずさ at 2009年01月24日 09:53
あずささん>あはははっ。私もそう思った。
ラストでリューが現れた時、愛する人の幸せが自分の幸せっていう姿に、うるうると号泣(T_T)。
Wハッピーエンドなんだよね〜。
究極の愛って、そうなんかもしれんね〜。
Posted by みぃみ at 2009年01月26日 09:47
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。