
舞台:「ムサシ」。

レポo(^-^)o。
ETC1000円キャンペーンで、渋滞に巻き込まれるわけにゃーいかないので、久々のマリン&新幹線

どっちも指定席。
マリンの指定席は、瀬戸大橋渡る時の絶景が見れないのが難点だけど、椅子の坐り心地と広さがグッド♪。
マリンから瀬戸内海の絶景鑑賞するなら、自由席又はグリーン席をゲットの事!。
そんなこんなで新大阪に10:30到着。
なんばのホテルへ荷物を預け、一路、シアタードラマシティへ。
12:00開場。
12:30〜16:05上演。
入口付近には女性、女性、女性…。
私もその一人(笑)。
開場してパンフをゲットして歩いてると。
お花〜

クローズゼロ関係や市川海老蔵さん、笑福亭鶴瓶さん達からのお花で華やか

着席。
13列目。
開演。
真っ赤な太陽が輝く、巌流島の戦いの場面。
幕を開けたのは、小栗旬君演じる佐々木小次郎の台詞。
あれ?ってな感じで戦いは終り…。
ご存知の通り藤原竜也君演じる宮本武蔵の勝利

武蔵が小次郎待たせまくったあの戦いです。
武蔵は日本一の名を手中に。
舞台転換〜。
緑の木々と木造の仏閣の爽やかで美しいセットの中、禅を組む人々。
大徳寺の名侶、沢庵の新しい寺開きの仏事。
沢庵に師事する武蔵の姿もそこにあり、寺造りに尽力したのはまさに武蔵。
そんな粛々と行われる儀式の最中、一人の男が寺へ乱入。
武蔵へ果たし状を突き付けたその人は、巌流島で負った傷の癒えた佐々木小次郎だったのです。
ってな感じで、舞台は進むんだけど…。
もぉねぇ、笑った、笑った

演じてる役者さん達は大変なんだろうけど、そういうのに構わず、真面目に台詞を言い続け、演じ続ける姿がなんともスゴイ

プロ魂ってやつ?。
途中、あれは素?なぁんて思いつつ、舞台の登場人物も人だしぃ〜、そりゃ、そうするだろう!って感じ。
蒼井優ちゃんとの舞台、リア王で、気になる存在になった吉田鋼太郎さん、面白すぎ(^O^)。
柳生流の師範って、踊り好きだったのね。
いつでもどこでも歌って踊って、びみょ〜にすっとぼけるとこに大爆笑。
旬君も竜也君も、ピーンと張り詰めた糸にこの緊迫感はどうなるん?とドキドキしてるところへ、誉め殺しに突っ込みいれたり、仲良くなったり離れたり。
その間がねぇ、抜群なのよ

声色、抑揚、間の取り方で、喜劇になったり、クソ真面目だったり。
同じシーンでも、演じ方一つで、新しい世界に大変身しちゃうんだぁ、と舞台の奥深さを感じつつ…。
表情一つ、立ってる所作一つで、登場人物が何を考えてて、どんな人物像か見えてくる旬君と竜也君。
すんごい役者さんだっ

んでもって、鈴木杏ちゃん。
声も良く通るし、上手い。
白石加代子さんと一緒にいるとこに椿三十郎を思い出しつつ。
あんときものほほんお嬢様大奮闘だったけど、今回もいい感じ。
そして、白石加代子さん。
妖しさ満開な中に、母の強さや女の色気&毒気も見事にみせてくれました。
迫力ありまくり(^。^)。
旬君、竜也君に、ぴとーっって寄り添う場面、うらやましかった(爆)。
刀を扱うのもね、姿勢も形も心理状態も大切な要素なんだって。
ただ振り回すのではなく、意味を持たせて、きちんと振る。
「人となり」が、太刀さばきに直結するみたい。
なにげに納得。
【剣の道を極める】
武蔵も小次郎にも共通のこのテーマ。
真面目で几帳面で、持って生まれた天性の才能を持つ洗練されたスマートな小次郎が、ちらっと垣間見せる人間らしいとこ。
荒削りで開けっ広げで数々の修羅場を生き抜きながら、剣の道を極めていく武蔵の意外と頑固で真面目なとこ。
ドキドキしたり大爆笑してるうちに、自然と伝わってくる。
この起伏に富んだストーリー。
この武蔵と小次郎、登場人物達の織り成す舞台には大切なメッセージがあって。
ものすごく当たり前なんだけど、忘れそうになってる大切な事を伝えてくれる。
キラキラ輝いてる若い役者さん、ベテランの奥深い迫力のある役者さん達、蜷川さん、井上ひさしさんやスタッフの方々っていう精鋭が勢揃いしてるすんごい舞台が発するメッセージが、「この事」なのが、とっても嬉しかった。心に響いた

可能なら何度でも観たい!って思った。
最高の3時間30分をありがとう

ここからネタバレ〜。
柳生流の奥義と説いて、実行される五人六脚。
あれでちっちゃい階段降りるの危な〜いって思ってたら、更にスゴイ事に。
互いが思い思いに動くもんだから、5人が狭いスペースで転んだり倒れたり。
竜也君、股割状態だし。
その上、自分自身の主張をしながら扇子で互いをバシバシ。
竜也君のおでこからは、ほんとの血が…

お芝居しながら、滲んでる血に気付いた旬君が、血拭いてあげたり。
吉田さんの「ご病気なのだから…」の台詞が入ったり(アドリブ?)。
ここが真面目な台詞の応酬なのにめちゃくちゃな動きっていうちぐはぐさ、たま〜に素の見える姿に笑えまくる

剣の指南をしてる小次郎と素人すぎる生徒の不思議な光景を見てる武蔵が、何気に好敵手の所作を真似し始めて、いつの間にか、大ダンス大会に。
ダンス、ダンス〜


そーゆーとこ好きなんだよね、私

もちろん二人の刀を使った真剣勝負は大迫力。
和だねぇ…。
いつの間にかダンシングゥ〜の剣術指南は、父が死んだのは、赤っ恥を大勢の前でかかされた或る男の陰謀だって知った杏ちゃん演じる筆屋の跡取りが、敵討ちの果たし状を男に突き付けたのが事の始まり。
武蔵の秘策無策の策で切りかかり、とどめを刺すチャンスが訪れるも、彼女は剣の刃を自らに向け…。
もし、自分が相手にとどめを刺すことで、延々と続くかもしれない恨みの鎖を絶ち切るのは、私だと誓い、二度と剣を持たない事も決意する。
くぅぅ…、泣けるねぇ、かっこいいねぇ…。と、心うたれ…。
余韻に浸ってると。。。
ストーリーが展開し、佐々木小次郎は、実は、第18代の皇位継承者だっていう事を伝えられ、更に、瞼の母との感動の再会のシーンで、思わず目を回して倒れ込み、腑抜けになっちゃうんだけど。
武蔵の本能的な勘と機転で正気に戻る小次郎。
巌流島で「生か死か」の二択がぐるぐるしてる大緊張の中、いつまでたっても来ない武蔵に「ひょっとして不戦勝?たなぼた?」なぁんて、脳天気な雑念が入って、「生か死か不戦勝か」って考えがぐるぐる回って微妙な精神状態になったっていう小次郎に、「よくわかるわぁ、その気持ち」って共感したり。
なんだか良い関係になっていく二人なのに、やっぱり決闘は決行されて…。
二人が剣を交えた瞬間現れる不思議な光景。
そこには、さ迷える死者達の姿があり…。
その死者達こそ、それまで寺で共に過ごしてきた者達で…。
とりあえず、互いに身を寄せ剣を構えて様子を伺う武蔵と小次郎。
実は、その死者達は、苦しみから逃れる為に死を選んでしまった者達で…。
死んでみて初めて、生きていた日々全てが実は輝いていた事に気付き、同じ過ちを繰り返して欲しくないと、死に急ぐ武蔵と小次郎に生きて欲しいがゆえに一芝居うっていたと二人に伝え、どうか命を大切にして欲しいと二人に願い出る。
じーん(T^T)ときた私。
彼らの想いをキャッチした二人は、それぞれに新たな道を歩み始める事にして。
寺を去る際、「こちらの方はどなた?」と問われた武蔵が小次郎の事を「友達です」って答えて、互いに微笑むシーンに、再び感動

ほんまに良い舞台だった

海外公演もあるようだから、能や狂言、武家魂諸々の日本文化の良さが、世界に伝わるといいね☆。
白石さんの蛸や吉田さんの舞、凄かった。
ベテランさん達パワーと若者パワーが炸裂した迫力の舞台だった。
再演希望〜!。
通りすがりの者です、
私も先日観てまいりました〜
素晴らしいレポに読みいってしまいました、
ホントに良いお芝居でしたね、
全く違う個性と類似した所作や発声、
才能ある2人の夢の共演、なんとも嬉しいものでしたね!
また白石さんの眼力としなやかさには笑うのも忘れて見入ってしまいましたよ、
藤原君、怪我したんですか?(汗)
可哀そう〜、本気でビシバシやってたもんねぇ〜…
それを拭いてたの?小栗君、
小栗君も経験者ですからねぇ〜…
(以前舞台で怪我したらしい…縫ったそうですね)
「友達です」
リアルでも良い友達なんだろうなぁ〜。
切磋琢磨して頑張ってほしいですね。
再演希望〜!U
私も もう1度観に行きたいです!
突然にお邪魔いたしました〜。
だって、だってねぇ、しょっぱなから、全部が、全部の俳優さんが、舞台転換が音楽が、ぜーんぶすごい!んだもん。
全部が見所で、全部に魅きつけられてた。
ずえったい、おすすめやで!この舞台。
海外でどんな風に日本の舞台が受けとめられるのかも、めっちゃ気になる〜!!!。
真尋さん>うんうん。目を閉じれば、情景が浮かんでくる。ちゃーんと全部が浮かんでくる。
3時間半が全部思い出せるってすごくない?。
行って良かった。観て良かった。
同じく、再演希望〜!。
ローズさん>はじめまして。いらっしゃいませです♪。
そして、コメントありがとうございます。
とっても嬉しいです(^_^)v。
旬君に竜也君、白石さんに吉田さん達等、豪華出演者に魅かれて足を運んだ舞台が。。。
こーんなにも多才で、多芸で、面白くって、かつシュールで、現代へのメッセージも盛り込まれてる舞台だった事に、大感激してます。
本当に行って良かったです。
又、観たい、絶対観たい、どうすれば観れるのか?と真剣に考えました(今も)もん。
扇子のバシバシが、もろにはいったらしく、竜也君、相当痛そうでした。
セリフを言いながら、おもむろに手を竜也君のおでこにのばした旬君。
そーっと拭いてあげてました。
マイク通さずにあの音ですから、お互い、かなり痛いですよね?。
旬君も舞台でケガしたんですか?。縫ったって。。。痛そう。。。
噂によると、5月1日に、「ムサシ」の上の会場で上演中の「蜉蝣峠」を、吉田さん、旬君、竜也君、中村勘三郎さん達が、鑑賞したそうです。
ローズさんと同じく、私も、「どんどん成長していくであろう旬君と竜也君のこれから」が、とってもとっても楽しみですし、ぜひぜひ再演して欲しいです!。
ローズさん、よろしければ、又、遊びに来てやってくれると嬉しいです☆。
立ち止まってくださって、メッセージまでいただいて、本当にありがとうございます(*^_^*)。
しかも小栗くん、いいなぁ〜〜〜。
観たかったな・・・
でも、溝端くんも頑張っていました。
最後客席通路を歩いてはけるとき、結構近くで観れたのが溝端くん。美しかったわ〜。
初生竜也くんのオーラにびっくり!
やはり華があるなぁ。。。
そして、面白い!惹きこまれたわ。休憩なんていらない!一気にやってくれぃとか思った(役者さんに無謀なお願いだね)
命の大切さがヒシヒシと伝わってきて素晴らしいお芝居だった。
カーテンコールの時、井上ひさしさんの大きな写真が降りて来て、泣けた泣けた・・・
蜷川さんの審美眼(若いイケメン選び)と力量測定の合格者さんですので、
溝端君もまちがいないっ!だったのでは、と思います(^^)。
溝端君、近くでご覧になったのですね、いいな〜〜。
生竜也君、いいでしょ!。かっけ〜でしょ。
キラキラでしょ、細いのにしっかりしてるでしょっ!。←興奮気味に力説:笑。
た〜っぷり笑わせてくれて、
最後、大切な事をしっかり心に伝えてくれる内容だと思います。
鑑賞中、せっかく打ち解けたんだから仲良くすればいいのに、と思うのは、生きていられる人の考えなんだ…と痛感しました。
生きたくても生きられない人にとっては、
命がある事、それだけで、
とてもとても恵まれてる事なんですよね。
井上さんのさいごの作品「木の上の軍隊」も竜也君演じてて、
こちらもとても深くていいお話なので、よろしければぜひ☆。