
香川県民文化大学での舞の海秀平氏の講義レポ

そういえば、五月場所、大関の日馬富士が幕内最高優勝しましたね

前日に、朝青龍&白鵬の両横綱が、日馬富士と琴欧州に敗れて、一体どーなるんだっ!って思いながらの千秋楽鑑賞。
日曜日、諸々で疲れて爆睡してた

ぴったり、日馬富士VS琴欧州戦で目が覚めた〜

これで勝ったら、優勝もしくは優勝決定戦の日馬富士。
ドキドキ。。。
四つに組んだーって思ったら、上手がきれちゃって、片手は宙ぶらりんな日馬富士。
うわぁ、、、ここまでか


これで、下で見ていた朝青龍の優勝は無くなったわけで。
土俵に上がる両横綱の白鵬と朝青龍。
ここは、白鵬勝って、優勝決定戦へ持ち込みたいはず。。。
優勝の可能性のある白鵬と自分が勝ったら仲良くしている日馬富士の優勝が決まるも自分の優勝は今場所はもう無い朝青龍の試合。
横綱としてのプライドを賭けて朝青龍奮起する???って思ってたら、白鵬の勝ち

優勝は自分の力で勝ち取ることになった白鵬と日馬富士。
優勝決定戦

お互い譲らずに、土俵上で繰り広げられる攻防。
見てるこっちも力が入る

白鵬が右回りに振り回されてる?って思ってたら、アナウンサーの人が
「日馬富士、初優勝です〜!。」

直後、スローモーションのVTRを見て、なるほど〜

白鵬、片手を土俵に着いてます。
優勝インタビューで、「嬉しいです

ほんとにすごいと思った。あーんな難しい体勢から、技を決めちゃうんですもの。
大相撲!。面白くなりそう!って思った

日馬富士がね、「自分を産んでくれた父と母に感謝したい。」って言ってるのを聞いて、うるうる。。。
そうだよね。お父さんとお母さんがいてくれたからこそ、この世に産まれて、生きていくことができるんだもんね

私も、両親に感謝

なんで、講義レポの前にこの話を書いたかって言うと。。。
舞の海さん、現役だった頃。。。
自分はもう勝ち越しが決まってる試合。
相手の力士にとっては、自分との試合が負け越しか勝ち越しかが決まる大切な試合。
(注:負け越し続けると番付って下がるのよ。)
自分の事を、すがるような目で見つめてくる相手の力士。
「そういえば、この力士、奥さんと子供さんがいたよなぁ。生活していかないとならないんだよなぁ。。。」と思わず相手力士の事を考えてしまう舞の海関。
複雑な気持ちになったところで、制限時間いっぱい。。。
しっかり取ってるつもりでも…、あらら、負けちゃいました

そんなこんなで、「なんであんなので負けるんだ?。」「八百長なんじゃないか?。」みたいに観てる側が感じる時も。。。
「八百長じゃあないんです

なるほどね〜。白星先行なら番付落ちないもんね。なぁんて思いつつ。
ちなみに、大相撲は、どこの管轄だか、ご存じですか?。
答えは「文部科学省」。
相撲を、日本の「伝統文化」として位置づけたため、文部科学省の管轄になったんだそうです。
取組前に、土俵上を一周するでっかい旗みたいなものは、その取組に勝った力士がもらえる懸賞金。
懸賞金は1本につき6万円です。
勝つと行司さんから受け取っているご祝儀袋には、実際に現金が入っています

ご祝儀袋1つに入っている現金は3万円。
残りの3万円は???って思うでしょ?。
30,000円のうち5,000円は、手数料として日本相撲協会へ。
残金25,000円は、相撲協会が、その力士の為に貯金してくれるんだそうです。目的は、確定申告の時の納税用。
親切なシステムですね〜。
ちなみに、「高見盛」関の時、必ず廻るのは「永谷園」の懸賞。
1取組につき5本廻ります。
この懸賞が土俵上に廻っている時のカメラワークに注目

賭けている会社の宣伝になってはいけないので、カメラは、ぐーっと後ろにひくんです。
気付いてました?。
そんなんでCMになるの?。って思うでしょ?。
なるんですって。何故って、、、。
永谷園のマークってシンプルかつインパクトのあるデザインでしょ?。
だから遠目でも永谷園だっ!ってわかるし、場内放送では、1本毎に「この取組は、○○○の〜」って懸賞を賭けた会社名を言ってくれるので、すんごい宣伝効果なんだそうです。
大相撲は、日本に加えて、ロシア・イギリス・モンゴル等、世界規模の放送があってるんですよ〜

なので、1本6万円で、ものすごい宣伝効果なんですって。
ちなみに、最近、タマホームさんもよく懸賞をかけるようになったんだそうです。
タマホームさんのマークも遠くからでもよくわかるデザインですよね♪。
こんな感じで、懸賞は力士にとって嬉しい臨時収入なので、懸賞の多くかかる高見盛戦は、奮起する力士も多く、高見盛は血だらけになることもあるんだとか

高見盛が憎いわけではなく、懸賞金が欲しいんです。。。
そんなこんなで、高見盛戦を観ていると、力士の本音が垣間見えたりもするんだとか…(笑)。
そして、呼出さん(力水つけてくれたりする人も)の着ている着物(会社名とか入ってますよね)も時間帯によって、着る物が決まっているんだそうです。
立ち会いで、塩をまいてますよね。
お清めの意味ともう一つ。18:00に放送

そして、立ち会いの「しこ踏み」。
これは、力士がしこを踏むことで、土の中の魔物を退治して、五穀豊穣になるんだそうです。
こういう感じの事を念頭におきながらだと、大相撲観戦、もっともっと楽しくなってくるでしょ?

でもって、もう一つは、解説の時の北の富士勝昭氏と舞の海秀平氏の解説者同士の攻防。
実は、舞の海さん、横綱の気持ちに関しては、横綱経験者の北の富士さんにふっちゃうんだそうです。
ある時、アナウンサーが舞の海さんに話しかけているからと休憩モードに入っている北の富士さんに、舞の海さんが、話をふったら、びっくりしてドキマギ解説になった北の富士さん。
それ以来、北の富士さんに「舞の海、お前、俺に話しかけるな。」と言われているにもかかわらず、そんな北の富士さんが面白くて、しょっちゅう話をふってる舞の海さん。
そんな北の富士さんVS舞の海さんのミニバトル(なの?)も聴いてみてくださいな。
実は、千秋楽の前日に講義を聴いた私、しっかり千秋楽の日、この攻防を楽しませていただきました

そろそろ真面目な話を。。。
実は、舞の海さん、大学卒業後は、社会科の先生として就職が決まっていました。
なのに、大相撲の世界に入ったのは、後輩の死がきっかけ。
「人生は1度だけ。やりたいことをやろう!。」
と、大相撲の世界へ。
新弟子検査で身長の為に、大変な思いをなさったのは、ご存じの通り。
実は、最初に落ちた時、親方は、「落ちたら諦めてくれるだろう。相撲の世界で大変な思いをするよりも他の仕事に就いた方が…。」という思いでいたら…、落ちた舞の海が数ヶ月語、ものすごい大変な思いをしてもう一度新弟子検査を受けにきた姿に、驚いたけれども嬉しかったんだとか…。
舞の海関の師匠の親方さんもステキな事を言っておられます。
「叱るのは直接。誉めるのは間接。」
「勝っても奢るな。負けてもひがむな。」
「負けたのは、相手が自分よりも努力をしているからだ。」
「相手に拍手をおくる気持で取り組め。」と。。。
親方から、いろんな事を教えてもらった舞の海関。
「どのような人と出会うか。」って大切だっておっしゃっていました。
TERUさんもこちらでおっしゃっていますが…。
出会った人から、何を得るかは、自分の心がけ次第。
どんな出会いもきっと意味があるはず。。。
そんな事を思いました。。。
懐かしい〜。
日馬富士が起爆剤になって、大相撲人気、大復活してくれるといいですね。
NHKのカメラワーク&舞の海VS解説者トークも、チェックしてみますね。
日本人横綱も誕生希望〜!。
金星って、×20円×4000円のボーナスらしいよん♪。
舞の海さんのお店でご飯したこともありますが、あの店はまだあるんやろか?
その頃、高校生だった私も大相撲に夢中でした。
女子高生の話題が大相撲(笑)ってかんじですが、
とってもと〜っても取組も面白かったし、ハングリー精神旺盛な力士陣に観てる側も力が入りました。
ぜひぜひ、夏場所、チェックしてみてくださいね。
あずささん>だね〜。特に日本の大関陣!。
横綱狙ってみよーよー!って思うきょうこのごろ。
ファイトー!。
小田の姉さん>うわぁ…、両国国技館行かれたんですね。いいなぁ…。
大相撲、巡業で高松に来た時しかみれてません…。
ちょうど、曙達の時代。
高松に来てくれたのは、大御所は武蔵丸関のみ。
生で本勝負を観てみたいです。