2009年06月14日

映画:「ハゲタカ」♪。

平成21年6月14日(日)晴れ

映画:「ハゲタカ」のレポ本

某映画鑑賞時の予告で「日本を買い叩けexclamation赤いロゴに衝撃を受けたのと、頭の回転早そうな男の人達が大勢ひしめいている映像に心魅かれた映画映画

そして、NHKの朝のニュースで、ちらっと映画「ハゲタカ」の話がでて、数日すると、柴田恭平さんがニュースにゲスト出演してて、映画の表現が難しかった台詞「まだまだこの国は捨てたもんじゃない。」についてお話してるのをベットの中で眠い(睡眠)聞いて…耳

「何でNHKさんが特定の映画の話にふれてるんだろう?。そのぐらい社会的な映画の内容なのかな?。」なぁんて思って、
(はい。NHKさんでドラマ放送のあったお話ですね。←後で気付いた…。)

絶対観る!!と映画館へ公開初日にGO!してきました。

映画:「ハゲタカ」

ハゲタカ1.bmp

ハゲタカ2.bmp


監督:大友啓史

原作:真山仁

出演:
  大森南朋:鷲津 政彦 (ワシヅファンド代表)
  玉山鉄二:劉 一華  (中国系ファンド;ブルーウォール代表)
  栗山千明:三島由香  (東洋テレビキャスター)
  高良健吾:守山 翔  (アカマ自動車派遣社員)
  遠藤憲一:古谷隆史  (アカマ自動車社長)
  松田龍平:西野 治  (西乃屋旅館社長:元IT企業家)
  中尾彬 :飯島亮介  (MGS銀行頭取)
  柴田恭兵:芝野健夫  (アカマ自動車役員)

(各氏敬称略)

《ストーリー》

鷲津政彦は、修業先のニューヨークで敏腕ファンドマネージャーとして経験を積んだ後、日本に帰国。
以来、投資家から募った資金をもとに、徹底した合理主義で幾多の企業を買い叩き、“ハゲタカ”の異名をとっていた。
しかし、閉鎖的で不透明な日本のマーケットに絶望し、現在は海外生活を送っている。
そんなある日、鷲津の所へ、盟友・芝野が訪れる。
芝野は、自らが役員でもある日本の大手自動車メーカー「アカマ自動車」を買収しようとしている巨大ファンドの動きを察知し、鷲津にアカマ自動車が買収されそうなこの危機を救ってほしいと頼みにきたのだ。
鷲津は日本に帰国し、アカマ自動車の危機を救うべくホワイトナイトとして動き始める。
豊富な資金力を背景に設立された中国系ファンド「ブルーウォール・パートナーズ」代表の赤いハゲタカこと劉一華と鷲津の壮絶な闘いが始まる…。


映画館の中は、私よりずっと年上であろう方達が、いっぱい。

うわぁ、高度な知識が必要なんでは???とびびる私たらーっ(汗)

それならそれでどーんと来い!と気合い入れ(なんのこっちゃ…)。

上映開始目

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

だいぶ前とちょっと前、そして、100年に1度の不況っていわれている現在の経済と今の日本で社会問題となっている事が描かれている映画だった。

敵対的買収に対してホワイトナイトが登場して繰り広げられる攻防だったり、派遣労働者の問題だったり、自分の満足の為には手段を選ばない方法を平気で取ってしまう荒んだ心だったりに、色んな意味で心臓バクバクどんっ(衝撃)

映画館を出てからも流れ的には分かったものの、仕組みがわからなくて、しばらく考えたり、日々のニュースで目にはするものの深くは知る事のなかった現実世界を垣間見た気がして、自分自身についても色々考えたりした映画。

今、自分の生きている社会を真剣に考え直してみようと思わせてくれる映画。

観た後、ちゃんと得るものがある映画わーい(嬉しい顔)

株式会社の、ひいては金融の動きの一端を知ることができる映画ひらめき

個人的には、池上彰さんの講義(記事はこちらこちら)の理解が深まったかな…。

オススメですぴかぴか(新しい)

以下、ネタバレ。

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日本の技術力が欲しい国家(映画では中国)が、「ブルーウォール・パートナーズ」社というファンドを隠れ蓑にして、しっかりとした技術力を持っている会社を丸ごと乗っ取ることで、技術力も手に入れて、その技術力を自国のものにしようとしているのを防ぐ為に立ち上がったのが鷲津が運営する「鷲津ファンド」。

各々がTOB(公告により不特定多数の株主に呼びかけ、株式の買い付けを取引所有価証券市場外で行うこと)を行って、「アカマ自動車」の株の買い取り価格を提示。

もちろん多くの株が集まった方が、最終的に会社の経営権を取得することになるんだけど…。

この価格。

お互いにどんどん跳ね上がっていって、そうなると、莫大な資金を持つ国家を後ろ盾に持つブルーウォールに軍配が上がるわけなんだけど…。

あらら…、八方塞がりがく〜(落胆した顔)

ってな時に、鷲津の思いついた新しいシナリオは…ひらめき

かつての繋がりをうまく利用して、アカマ自動車への投資銀行(米系)スタンリー・ブラザーズに買収を仕掛け、焦ったスタンリー・ブラザーズのホワイトナイトにブルーウォールがなるように仕向け、既に手に入れてあるスタンリーの証券商品を一気に売りに出す事で、スタンリーの信用をがた落ちにさせて、とてもじゃないけどアカマ自動車買収にまで資金が回らない状況にブルーウォール(中国国家)を陥らせちゃって、アカマ自動車を救う方法。

状況は違うかもしれないけど…。

リーマン・ブラザーズもサブプライムローンがヤバイ。

預けたお金が戻って来なくなるかもしれないっ!。っていう噂が流れて…。

「早く預けたお金を回収しなきゃ!」って、投資家達が一気にリーマンの証券から手をひいたから、お金がすぐには間に合わなくなって、そしたら、「やっぱり払ってもらえないぞ!」って事で、回収熱が過熱して、ちゃんちゃん…会社自体が無くなっちゃったんだよね。

ひょえーっ!。白かもしれない黒かもしれない微妙な噂ってこわい…。と思った私。

でもって、ブルーウォールの劉は、かつて鷲津と同じ会社で働いていて、鷲津の成功を見てきた人物。

ちょこっと屈折してるみたいで、派遣工の守山っていう青年をそそのかして、アカマ自動車の弱みを握って、それで脅してアカマ自動車を手に入れようとしたりなんかして…。

その内容が公になるのが怖くなったアカマ自動車の社長は、ブルーウォールの甘い言葉に騙されて買収を受け入れようとする。

派遣工の守山の言葉。

「僕らの管轄は人事部じゃないんです。調達部なんです。部品と同じ扱いなんですよ。」

「誰でもいいんじゃない。誰かになるんだ。」

に、ものすごく心が痛んだ。。。

そして、「誰かになれ!。」って守山を鼓舞して事情調査をさせて、買収を成功させようとした劉にものすごい憤りを感じた。

だって、買収が成功したら守山はポイされてしまうんだもの…。

あんまりだ…。

守山が騙されたことに気付いて、劉の所へ行った時に渡された400万円。

「こんなものいらない。」とお金を床に投げ捨てる守山に、劉は「お金を粗末にするな。拾え!、拾うんだ!。」って拾わせるんだけど…。

マジで、あんまりにもひどいって思った。

派遣の仕事すらも失った相手にたった400万円???。信じられない…。

でもね。。。この理由は最後に明らかになる。

劉一華は、劉一華じゃない。

彼は、貧しい一個人。名前すらも判明させてもらえない一個人。

彼を育てるために母親は血の滲むような思いをしてお金を稼いだ。

貧しい生活の中、幼い頃に見かけたアカマ自動車に憧れた一少年。

それが、ブルーウォールの代表になって買収を仕掛けた彼。

彼は、お金の大切さをお金を稼ぐことの大変さを身を持って知っている。

だから、守山がお金を粗末に扱うのが許せなかったんだろうな。

身を削って、血の滲むような思いをしてやっと手に入るのがお金なんだって、彼は知ってた。

−世の中には不幸が2つある。お金のない不幸とある不幸−

彼の育った貧しい村で、紙幣を燃やしているシーンがある。

死者があの世でお金に困らないように燃やすんだそう。

なんだか胸が苦しくなった。あの世でも貧富の差ってあるのかな?。

今、自分が働いて手に入れているお金。自由に使っているけれど…。

親は、私を育てる為に、一生懸命働いてくれてたんだなぁ。。。

今もお世話になってるけど。。。

「父の日」・「母の日」が存在する意味。あらためて考えた。

両親に感謝ぴかぴか(新しい)

そして、解任されたアカマ自動車社長の言葉。

「夢や希望なんてなまぬるいもので食べていける世の中じゃない。」

「意思を持ってる人間は、使いにくいからいらない。」

効率化合理化機械主導主義の典型だと思った。

確かに、ただのドリーマーじゃダメだけど…。

自分の所で働いてる人達が期待感を持って仕事できる場所じゃなきゃ、
商品に愛情は入らない。

激安でも利益だけを追求してる商品やサービスは、一時もてはやされても、いつかつぶれるもんだと思う。

造りだす人達の愛情とか想いのある商品やサービスこそが、生き残っていけるんだと思う。

いくら価格が安くてもアフターケアが悪い会社や、すぐ壊れる商品を愛用する人なんていないんじゃないかな…。

真面目に一つ一つきちんと作ってる商品や誠実な対応を行ってくれる会社は、ちゃぁんと生き残っていくんじゃないかなぁ。。。

芝山さんの「企業も人と同じなんです。生きているんです。」って言葉。

そう。

人はモノじゃない。会社は人の働く場所。ってことは、会社もモノじゃない。

人あっての経済活動。

人あっての国。

みんなが生きてることに何かの希望を感じながら生活できる世の中になって欲しい…ぴかぴか(新しい)


posted by みぃみ at 08:00| Comment(4) | 映画・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
真山仁さんのレッドゾーンが原作やね。
ただいま読書中。
映画…、アカマ自動車のその後の続編ができるといいね♪。
Posted by あずさ at 2009年06月14日 09:04
バチスタ、BOSS…諸々、玉山君、いい味だしてるよね〜。
この映画、色んな意味で、儲け主義への警鐘なのかも?。
憧れていたアカマ自動車の再建に力を注ぐ劉の姿も見てみたいって思った。
番外編放映希望〜!。
Posted by 真尋 at 2009年06月14日 19:40
守山のアカマGTを乗り回す課程が気になる。
株?、あの400万では買えないよね?。
国家、会社、株主、証券会社、お金って…一体…なんなんだろうね。狂気?歓喜?。
Posted by 舞 at 2009年06月16日 03:15
あずささん>脚本直しが色々あったみたいだし、原作とどんな感じの関係になってるのか気になるこの頃。
図書館で予約中な私。
だねぇ。。。バカがつくくらい(笑)真面目な芝山さんの腕、みてみたい。。。


真尋さん>綺麗なお顔で、実は。。。ってとこで、色んな顔をみせてくれる玉山君。
私も気になってる。。。
んね、劉の再建計画ノート気合い入ってたもんね〜。
番外編になって欲しいよね☆。


舞>拾ったぐっちゃなお札では無理ちゃうのん?って映画館で同じく悩んだ。
たぶん株???。
お金に飲み込まれない社会であって欲しい…。
Posted by みぃみ at 2009年06月16日 09:37
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