
本:「フィッシュストーリー」(著:伊坂幸太郎)

A.「僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出すに違いない。」
B.「僕の勇気が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと若さで、陽光の跳ね返った川面をさらに輝かせるだろう。」
C.「僕の挫折が魚だとしたら、そのあまりの悲痛さと滑稽さに、川にも海にも棲み処がなくなるだろう。」
1.二十数年前
2.現在
3.三十数年前
A〜Cと1〜3の全く異なる時代を繋ぐ言葉。
それは「フィッシュストーリー」。
1冊の本


・会社の同僚に勧められて手に取ったロックバンドのアルバムを聴きながら家路につくサラリーマンの男性に起こった出来事。
・海外研修から帰国中、飛行機がハイジャックされた女性。
・メジャーデビューするも売れずに、最後のアルバムを懇親の力を込めて収録するロックバンド。
全く異なる時代を異なる環境で生きている彼&彼女等が、不思議な輪廻で関係を持ち、地球に起こるであろう未来の出来事に関わっていく…。
「ロックバンドが最後に一発録りしたメッセージソングの1分少々の無音の部分。」
「何気ない帰宅途中。」
「正義の味方の登場。」
「社会の危機。」
これらは、はるか昔に書かれた1冊の本を起点に展開していきます。
何気なく過ごしている日常が、実は、はるか昔に発せられたメッセージだとしたら…。
今、自分が発しているメッセージが、存在している事の意味が、未来に何らかの関わりを持って息づいていくのだとしたら…。
あなたは今をどう生きますか?。
「個」だと思っていた事が「総合」に変化する瞬間、「現在」の意味と「未来」への道を感じさせてくれるミラクルなこの本の世界。
オススメ

正義の味方は、森山未來君だよっ!。
念のため(笑)。
森山君のキレの良い動き、ものっそ楽しみ〜♪。