

本:「ハゲタカ 上」は、早く続きが読みたくて、ぷるぷるしちゃう本


こないだ映画版:「ハゲタカ」を観て、わかんなくてウズウズしてた謎が解けた気が(←だってぇ、自己解決なんだも〜ん。)する。
バブルがはじけて、銀行が抱えてた不良債権を処理して、赤字決算を経て建て直しをしていっているのは、ニュースで目にしてたんだけど…。
その不良債権はどうやって処理したんだ?。
赤字の補填資金はどこから捻出したの?。
って事は、疑問だった。
後者は、たぶん、預金者の利息を減らす事とかでまかなってるんだよね。
前者の解決方法のひとつに、投資ファンドによる不良債権の買い取りっていうのがあるらしくって、凄腕の投資ファンドの社長さんが、この本の主人公。
ファンドって、すんごいお金持ちから大量のお金を集めて、それを運用して、でっかい利益をあげるっていうイメージなので、何で不良債権の固まりなんて買うメリットがあるんだろう?って思ってたら…。
ポケーw(゜o゜)w。
んな方法があったなんて…。
なるほどね〜

ほぼ無価値で引き受けた債権を、用意できるであろうギリギリの価格で債務者に買い戻してもらったり、技術力のある会社は手に入れて、それらを上手に組み合わせてスペシャリストな会社にして儲けたり…。
銀行からすると、どうにもならない債権や少しはマシな債権なんかを、ともかく色〜んな債権がポンポンほうり込まれた福袋みたいなのを作って、バルクセールなるもので売って、銀行は不良債権を処理できて、不良債権を買った会社は安く仕入れた債権をお買い得価格に見えるように装って売却して利益を得る。債務者は、借金が大幅軽減されたり、組織の組み替えで再起をはかったりする道が開けることもある。
銀行:ローリスクローリターンだけどイメージ的にはハイリターン。
不良債権買受会社:ハイリスクかもだけど出てくお金はローリスク、入るお金はハイリターン。
企業:ハイリスクがローリスクになったりハイリスクになったり。
分解か再出発できるかは、会社の実力次第ってこと。
まぁるく収まって、万々歳?なこの状況を何も知らずに、せっせと働く普通の人達。
そんな普通の人達には、税率アップや預金利息の低下の更なるしわ寄せ。
銀行を税金使って助けるっていうと、ニュースが騒ぐ理由がわかった気がする。
全ては、利益をあげないと、みんなが生活していけなくなるから、仕方のないことなんだろうけど。ごまかしちゃった分、気合い入れて本当の意味での改善が必要だよね〜。きっと…。
てな事で、私の映画観て疑問だった「莫大な投資をしてまでホワイトナイトになるメリットは何?」は、解決

それとは別に、証券会社が倒れたり、銀行が破綻したり、預金利息が下がったり、会社がどんどん倒れたり、の前に何があったのか、 今、解決の為に何が起こっているのか、が、ファンド会社・銀行・個人事業主・大規模ホテル・政府等諸々の立場から、駆け引きや思惑、家族関係なんかも交えながら書いてある。
知らなかった経済用語やら何やらも知る事ができるし、立場の違う者同士の攻防も面白い

続きよ、早く私の手元にやっていらっしゃ〜い!。
この本の著者さんは、経済の専門家さんなんだよね。
不案内な知識を理解できるように解説してくれると本物のプロだぁって思うよ。
それも良く解るよ。御覧あれ。
ハゲタカ下が早く読みたいわたくし。。。
あっ、昨日は天地人で旬君三成が、すっごい良かった。旬君の映画もはよぅ観たいよ〜。