
先日、「やきとりポチ」さん主催の「第14回上方落語を楽しむ会」へ行ってきました。


林家染丸師匠を筆頭に4名の落語家さんが来県。
愛染さん曰く、大阪から時速150qで高速道路をかっとばして


卯三郎さんは、うさぎ年に入門なさったそうで、獣医免許もお持ちだそう。
染丸師匠は、NHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」の落語監修もなさった凄い方。にも関わらず、物腰は柔らかく、お顔には優しいお人柄がにじみでていらっしゃいます。
ポソッと話す辛口コメントも「あはは

でもって、染丸師匠の所の家門(?)は、うさぎ。
個人的には、師匠が女の人演じてる時の、「しな」が好き。色っぽいんですも〜ん(^O^)。
春には。。。嬉しいニュースも届くはず

毎回、たっぷり2時間楽しませてもらっているこの公演。
「なるほど


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〜店屋さん同士の会話。〜
「調子はどう?。売れてるかい?。」
「いやぁ。しょんべんされてばっかりだよ。」
この会話の「しょんべんされてばっかり」の意味は、「ひやかしばかりで売れない」の意味です。
「蛙の面にしょんべん」…何の効果もないこと。
この諺の、
「蛙(かわず)」と「買わず」を引っ掛けて「しょんべんされてばかりやなぁ」は「買ってもらえない、ひやかしばかりだ」の意味を示すようになったそうです。
【演目:道具屋】レポ。
客「おい、道具屋」
客「そこにある、のこ見せてくれ」
道具屋(以下「道」)「のこ?」
客「そうや。のこ見せてくれ」
道「何にしましょ?」
客「だからぁ!、そののこぎりを見せろ、ゆうてんねん」
道「何や、のこぎりでっか。のこぎりやったら、のこぎりて言いなはれ。それをのこやなんて。ぎり(義理)を欠いたらあきまへんで」
客「ん?。ところで、こののこ、ちょっと甘いんちゃうか?」
道「え!そうでっかぁ?(と、のこぎりをなめてみて)。甘おまへんで。」
客「………、焼きが甘いんちゃうかゆうてんねん!」
道「そんなこと、おまへんやろ。それ火事の焼け跡で拾って来て、さび落として磨き直したやつや。お客さん、買いまっか

客「いらんわ、んなもん」
(それを見ていた隣の店主)「そんなことゆうたら、誰が買いまんねん。いきなり、しょんべんされてるがな」
道「え?ほんま?いつの間にしたん?どこにしたん?。」
店「ほんまにしたんとちゃうわ。買わんと、ひやかしで行ってまうのをしょんべん、いいますねん」
道「はあ。ほな、売れたら、大便?」
店「あほかいな」
客「おい、道具屋。なにか、珍(ちん)なるものはあるか?」
道「へ?ちんなるもの?珍なるものでっか?ん〜。。。あるにはありますが。。。」
客「珍なるもの、あるんか?」
道「…ありますけど…。それが?」
客「それ見せてもらおか?」
道「えっ!?見せる?(変な事頼まれたなぁと思いながら)いいですけど、どないして見せるんでしょ?」
客「この手の上に乗せてくれ。」
道「いくらなんでも、手の上には乗せれませんがな。後ろの便所に行きましょか。」
客「あほ。珍しいもんはないか、ゆうてんねん。あ、そこの刀、見してくれ。」
客「(刀を抜こうとして)固いな。おい、ちょっと、手伝うてくれ」
道「ええですけど。これ抜けまへんで」
客「いやいや、こうして抜けんのは、掘り出しもんなことがあるんや。(力いっぱい引っ張って)しかし、抜けんな〜。」
道「(反対側を引っ張りながら)抜けまへんな〜。」
客「何で抜けんのや?。」
道「これ、木刀ですもん。」
客「そんなもん木刀が抜けるわけ、あらへんがな」
道「せやから、最初から抜けへんゆうてまんがな。それやのに、あんたが抜く、言いはるから。」
客「何ぞ抜けるもんはないんか?」
道「おひなさんの首やったら抜けまっせ」
客「また来るわ!」
道「あぁ、全然売れんなぁ。今度からは、ひやかしはあかん!って、最初にはっきり言うたろ。」
客「おう、道具屋。そこの溲瓶、見せてくれ」
道「へい。せやけど、この溲瓶、しょんべんできまへんで」
客「え?穴でもあいとんかい?」
道「いえ。穴はあいてまへんけど、しょんべんはできまへん」
客「ほな、しょんべんできるやないか。」
道「なんぼしょんべんできそうでも、してもろたら困ります」
客「ええ?変な店やな。もうええわ」
道「あっ!お客さん、しょんべんはできんけど、おしっこはできまっせ〜!」
客「おい、道具屋。そこの笛、見せてくれ」
道「笛?こんな安物。見たいんでっか。」
客「口の悪い道具屋やな。(笛を手に持って)ひどいなぁ。埃だらけやがな。ちっとは掃除せなあかんで。(言いながら、笛に指を入れて掃除を始める。しばらくするうち、指が笛から抜けなくなる)あれ?」
道「どないしたんでっか?」
客「指が抜けん

道「指が抜けんて、あんた。抜けんのやったら、買うてもらわんと」
客(やっぱり抜けず)「わかった。買うわ」
道「買うてくれまんの?ちょっと待っとくれや。今、元値の帳簿見まっさかい。笛の値段は…。……、5円?安い値段やなあ。せっかく買うてくれるんやから、この際、今日の売上分も足したろ

客「おいおい、いったい何ぼになるねん?」
道「へい、ほな、二千両!」
客「何やと!、人の足元見やがって

道「いえ、手元を見ております」
こんな感じで、日本語の言葉遊びがふんだんに取り入れてあるやりとりに大爆笑

あ〜、楽しかった

甘いとあまい、しょんべんと○○、同音異義と異音同義。日本語ならでは!の妙や。座布団、一枚!!。
落語会の話。又、お願いm(._.)m。
細かい所に笑いがいっぱいで、ぼーっとしてたら、笑いに、おいていかれる(笑)。座布団、ありがとう♪。
舞>そうなんよ。「かわず」繋がりなの。
他にも、言葉の成り立ちって色々なんだろうな?って調べてみたくなった私。
また、落ち着いたら続きを書くね。
その時は、読んでやってくださいな☆。