2010年03月15日

映画:「ハート・ロッカー」♪。

映画:「ハート・ロッカー」レポ。

第82回アカデミー賞6部門受賞の作品。

作品賞受賞が決まってから、地元公開が急遽決定。

「ハート・ロッカー」の綴りは「The Hurt Locker 」。

HurtLocker.jpg

監督:キャスリン・ビグロー

出演:ジェレミー・レナー・アンソニー・マッキー・ブライアン・ジェラティ
 
   レイフ・ファインズ・ガイ・ピアース・デヴィッド・モース

【ストーリー】

舞台はイラク戦争下のバグダッド。米軍の爆弾処理班に属するウィリアム・ジェームズ三等曹長(ジェレミー・レナー)は、サンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とエルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)のチームで爆弾を処理する。テロの脅威が続く混沌のイラクを舞台に、死と隣り合わせの日常を生きるアメリカ軍爆発物処理班の男たちの姿を描いた映画。


受賞式で、監督が「この賞をイラクで亡くなった全ての米兵に捧げたい」的な事を言っていたので、戦争の悲惨さを、命の尊厳を真面目に取り扱っているんだろうと思い、足を運んだ。

Hurt Locker 1Hurt Locker 2

イラク駐留やテロリストとの交渉にあたった事のある大野さんの講義レポがここにある。

http://mitsuhibinikki.seesaa.net/article/98309625.html

http://mitsuhibinikki.seesaa.net/article/98530637.html

イラク側の事情。。。

【講義受講後、書いてなかったので、追記。】

大野さんがテロリストと交渉中、「自爆テロをするなら、なんでもっと頻繁にやらないんだ?。」と尋ねたところ、テロリストの答えは「そんなに頻繁にやれるものではない。志願する者なんて、本当に少ないんだ。」との事。

親を失い孤独に苛まれている小さな子供を優しい声で誘い、自らが自爆する事が使命だと洗脳して、やっと自爆テロは実現するんだそうだ。

それにしたって。。。常に成功するわけじゃない。

車のハンドルに両手をぐるぐる巻きにして、出発させたって、最後の最後に怖くなって逃げ出す。それが、普通の人間の神経だろう。って、返事だったそうだ。

要するに、戦争で親を失い途方にくれる子供達がいる以上、悲しい現実は続いていくだろう。

その為にも、子供達が安心して暮らせる環境を整備する事が、急務だ。

ちなみに今、イラクは宗教戦争状態に陥っているそうだ。日本のように多数の宗教が併存し、各々が自由に活動している国は珍しいらしい。

このお話が、脳裏にあった私は。。。


すぐに銃口を向ける姿に疑問を抱いた。

感想は、なんだかな〜(-.-;)。

命懸けの爆弾処理って、んな脳天気なわけないじゃん。

なんで、産まれたばかりの息子と妻がいるのに、パパの大切なものが、又、戦場に向かう事なんだ?…たらーっ(汗)
戦地に赴く事が、常軌を逸した精神状態を作り出す事を伝えたいなら、壊れていく様を淡々と描いて欲しかった。

普通に道歩いてたら、突然爆発が起こるんだよ。何十人も命を落とすんだよ。

今、それは現実に起こってるんだよ。

最新兵器によって、ボタン一つで光の渦が飛び交う時代になった一方で、地上では、驚異的な肉弾戦が繰り広げられている事実を垣間見せ、伝えてくれたこの映画。

戦争の現実を、アクションアレンジではなく、ノンフィクションで伝えて欲しかった。

去年は、「おくりびと」だったじゃん。死に尊厳と敬意を持って向かい合う作品が選ばれてたじゃん。

片方側だけの正義の為に、脅したり、破壊したり、撃ち殺したり。でもって、それを成し遂げた者がヒーローっていう感じの作品が良作なのかな〜?。

絶対大丈夫な主人公って?。人間が爆発した現場があんな綺麗なわけないんじゃ…。

ドンパチやったり、痛めつけたりの凄惨な描写と、正義の為ならそれが当たり前になっているのが、嫌になり観る回数が減った洋画。

ハート・ロッカー、せっかく良い感じで、大事な事伝えてくれそうなのになぁ。。。なんでいいとこまでいって、途中でひるがえっちゃうんだろふ…。

精神が麻痺し、ロボット化した人間が、今日も爆弾処理に立ち向かう…。そんな娯楽的なラスト表現に、ガッカリバッド(下向き矢印)

人を狂わせる戦いに立ち向かう馬力があるなら、何故終わらせる努力をしないんだろう?。


posted by みぃみ at 22:04| Comment(4) | TrackBack(20) | 映画・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あや〜、ずいぶんと…。
イラクで亡くなっているのは、米兵だけじゃなく、イラク国民も大勢だからね。
あまりにも長い治安の悪化状態。

戦場に赴いて戦うよりも、戦わなくて良い方法を模索する必要があるのかもしれんね〜。
Posted by 舞 at 2010年03月16日 01:22
舞>異常状態で起こってる異常事態って、なかなか伝わってこないからね。
両方目線で描いてるだろうって思い込みで行ったから…。
フィクション戦争物としては、良いと思うんだけどさ。。。
Posted by みぃみ at 2010年03月16日 11:41
こんばんは、トラバ・エコーありがとうございました。
この映画は、戦争中毒となったジェームズが、よく描かれ、またアメリカそのものが戦争中毒ではないのかと、言いたかったんじゃないのかなあと思いました。
それでは、またよろしくです。
Posted by デイヴィッド・ギルモア at 2010年09月15日 23:08
デイヴィッド・ギルモアさん>こんにちは♪。

コメント、ありがとうございます。

>この映画は、戦争中毒となったジェームズが、よく描かれ、またアメリカそのものが戦争中毒ではないのかと、言いたかったんじゃないのかなあと思いました

観たときは、真面目にやれ〜!と怒モードになっていましたが。。。落ち着いて考えてみるとそうかも…です。

とりかえしのつかない?事しちゃいましたもんね。米。

住んでいる人達にとって、何が幸せか?を一番に考えて行動するのがベストかと思ったりもします。

こちらこそ、よろしくお願いします(^^)。

Posted by みぃみ at 2010年09月16日 11:31
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