2010年08月06日

展覧会:「印象派とモダンアート〜@〜」♪。

平成22年8月6日(金)晴れ

サントリーミュージアムにて「印象派とモダンアート」を鑑賞。

ウォータールーブリッジ.jpg

【展示内容】
19世紀後半からの100年間に西欧で生み出された数多くのモダンアート。
その中の3つ、「印象派」・「20世紀の具象絵画」・「20世紀の実験的美術」にスポットをあてたのが、この展覧会。
印象派のモネ、ピサロ、シスレー、ルノアール等の作品達。
ナビ派、野獣派、エコール・ド・パリ、素朴派などの具象画家、ボナール、ヴュイヤール、ルドン、マルケ、ローランサン、キスリング、ルソー、ワイエス、モランディ、ボーシャン等の作品達。
ピカソ、レジェ、ミロ、フォンターナ、フランシス、ヴァザルリ、ホックニー等が、モダンアートの根幹となった、色や形の組み合せに言及した実験的美術作品達が鑑賞できる目


《印象的だった画家達について。》

・カミーユ・ピサロ(1830〜1903)

印象派の中心的人物。

マネ、モネ、シスレー、ルノワールら他の印象派の画家達と交流し、後期印象派のセザンヌ、ゴーギャン、スーラ達にも慕われた。

8回開催された印象派展の全てに出品した唯一の画家。

当初は、初期の写実主義バルビゾンハの影響を受け、やや暗めの色調で主に農村を描いていたが、やがて明るい色調になり、1880年頃には、すっかり印象派的な絵を描くようになった。

一番最初に展示のあった「積み藁と干し草車」に衝撃を受け、しばらくその前に張り付いた私。

農地が背景の、真ん中に藁を積んだ荷車のようなものが書いてあるシンプルな構図。

なのに、そこにある干し草の香りや吹き抜ける風を感じた。

流行の3Dもまっ青たらーっ(汗)

メガネをかけなくても、足を運ばなくても、絵を眺めるだけで、その場所にワープした感覚に誘ってくれるぴかぴか(新しい)

とにかく、素晴らしくて、素晴らしくて、大感動わーい(嬉しい顔)


・ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858〜1899)

イタリアの画家。アルプス山岳等、イタリアの「分割主義」の代表作家。

「水飲み場の牛」という作品に、魅きつけられた。

美術館の中にいるのに、パーッツと明るい陽の光を浴びて野外にいる感覚になった。

愛嬌のある牛さん、可愛いな〜揺れるハートって思っていたら点描っぽい技法。

点描で、こんなにも立体的で、明るくって気持ちが高揚する作品を書けるって、凄いexclamation

点描といえば。。。ジョルジュ・スーラ(新印象派)が有名。

三谷幸喜さん作・演出の舞台:「絆〜コンフィダント〜」にも登場。

確か、スーラは、中井貴一さんが演じたはず。

愛称は、「てん・てんの人」(点と…の意味:笑)。

るんるんゴッホ、ゴーギャン、スーラ、シュフネッケル〜」って歌うルイーズ役の堀内敬子さんの歌声、今もすぐよみがえってくる。

ゴーギャン(寺脇康文)ゴッホ(生瀬勝久)、共に暮らし、心通い合うようで微妙に壁がある間柄。

ゴッホが打ちひしがれ、耳を切り落とす場面は、切なかった。。。

才能があり、互いを認め合いながらもライバル心もあるゴッホ・ゴーギャン・スーラを繋ぐシュフネッケル(相島一之)。

でも、シュフネッケル自身も本当は芸術の世界に生きたくて…。

切なさと楽しさ、絶望と希望、嫉妬と友情が、絶妙にミックスしてある舞台だった。

あんまり画家の技法や人となりを知らなかった私にとっては、知識の源にもなったし手(チョキ)

ゴッホ・ゴーギャン・スーラ・シュフネッケルって、お友達だったのねひらめき。とか。。。

・クロード・モネ(1840〜1926)

モネの「印象派は、印象に由来する。」。

どういう意味か???。

彼は、同じ場所の様々な顔を切り取った画家。

光りと大気の状態で、全く違う顔を持つ風景。

全く同じ場所を、時間や季候等によってキャンバスを取り替えて描いたので、何枚もの作品が同時進行だった事もあるらしい。

同じ場所が、春と冬、霧と曇天と晴れで、ずらっと並んでいて、面白かったわーい(嬉しい顔)

景色が様々な顔を魅せるように人間も含め、あらゆる物事が様々な顔を持っている。

固定概念を取り払い、柔軟な心で物事を眺め・感じる感性って大切かわいい

続く。。。
posted by みぃみ at 16:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 美術館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

TB&コメント、ありがとうございます。
大阪に行かれてるのですね。

三谷さんの「絆…」、良かったですよね。
中井貴一さんって、舞台で見ると滅茶かっこよくて
好きです。

映画「インセプション」、
リピート観の誘惑に駆られてます。
Posted by まつぞう at 2010年08月06日 22:11
まつぞうさん>こんにちは(^^)。
コメント、ありがとうございます♪。

中井貴一さん、ちょびっと苦手なお顔(失礼:焦)だったのですが、この舞台を観てから、大丈夫になりました。

様々な感情を縦横無尽に表現なさる方ですね。

三谷さんといえば。。。

四国こんぴら歌舞伎大芝居観賞後、うどん屋さんに入っていたら、お一人でお店に入っていらして、すぐ隣のテーブルに座られました。
セカセカと携帯電話(キラキラしてた記憶が…)をずっと触っていらっしゃいましたが、ぶっかけ(冷)を食されていた記憶があります。
染五郎さんが出演なさっていたので、鑑賞にみえられたのだと思います。

もうすぐ三谷祭りが始まりますね。楽しみです☆。

インセプション、私もまた観たいので、観るような気持ちになるように、「インセプション」されているのかもしれませんね♪。
Posted by みぃみ at 2010年08月09日 11:03
ピサロの絵、点描から色彩、光、影にいたるまで、圧巻でしょ?。素晴らしいよね。動けなくなるのわかる!。
セザンヌ曰く「神のような存在」。まさにその通り!。
Posted by 真尋 at 2010年08月11日 06:09
真尋さん>へぇぇぇ。セザンヌがねぇ。
セザンヌに激しく同感!。何度も何度も「干し草車」の絵の前に行ったもの、私。
ぶぃーーんって心を鷲掴みにされた感大アリ!。
ピサロ展、どこかで開催してほしいな〜☆。
Posted by みぃみ at 2010年08月11日 11:26
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