2010年07月21日

本:「のぼうの城」♪。

平成22年7月21日(水)晴れ

映画化が決まった「のぼうの城」。野村萬斎さんが主演。

成宮寛貴君、佐藤浩市さんも出演する戦国時代物と知り、読みたいモードまっしぐら本

ってなことで、感想をば。。。

本 :「のぼうの城」
 
著者:和田竜

のぼうの城.jpg

家臣や領民達から「でくのぼう」をもじった「のぼう様」と呼ばれる城代・成田長親が、北条氏を制圧し天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500人の兵で城を守る戦を描いた作品。

「でくの坊」に様を付けたあだ名で呼ばれ、百姓たちからも馬鹿扱いされるも、成田家当主氏長の従兄弟である成田長親。

長親の幼なじみであり、「漆黒の魔神」と呼ばれ、鋼の精神と肉体を鍛え上げた正木丹波。

巨体と強力を持ち、剛強無双を自負し、武功一等を叫ぶ柴崎和泉。

初陣も未経験ながら、兵書に精通し、自らを毘沙門天の生まれ変わりと称する酒巻靱負。

成田氏長の娘。容姿端麗ながら武も極めた甲斐姫。

下忍村の百姓衆のたへえ・かぞう・ちよ・ちどり。

圧倒的な数の敵に囲まれ、水攻めを受けてもなお、落ちなかった忍城…。

一体何故なのか…。 彼等は、どうやって城を守ったのか…。

本能寺の変による織田信長の死後、豊臣秀吉が天下統一の総仕上として、小田原に居を構え秀吉への臣従を拒み続ける北条氏を制圧するまでを描いたストーリー。

小田原攻めは、徳川家康、島津義久、上杉景勝、前田利家、真田昌幸、毛利輝元等50万近い兵力が、全勢力4万騎ほどの北条家を攻めた戦い。

とはいえ。。。

物語の主軸となるのは。。。

秀吉側は、石田三成を総大将とする、大谷吉継、長束正家等2万の兵。

北条側は、成田氏長を当主とする武州忍城の500騎。

この2つの勢力が忍城の城落を巡って攻防を繰り広げる爆弾

北条氏側にありながら、豊臣側に内通し、降伏を宣言している成田氏長。

秀吉は、才にたけるも武功が乏しい三成に功績を挙げさせる為、忍城攻めを命じる。

さっさと開門しようとする忍城の武士達を敢えて挑発する三成どんっ(衝撃)

三成の使者:正家の非礼な振る舞いに、長親は全面対決を宣言むかっ(怒り)

水攻めに遭った忍城は落城の一途を辿るかと思われた。。。

「わしは悪人になる。後は頼む」。

と言い残し、単身敵地へ船で乗り込み田楽を舞う長親。

およそ武士らしくなく、人としても大丈夫なのか?と思うような行動に、のぼう様(でくのぼうに敬称をつけた呼び名)と民達にまで呼ばれる長親が敵地で単身舞う。

彼の馬鹿っぷりは真の姿なのか、それとも内には素晴らしい才を秘めており、そっと熱い魂を煮えたぎらせているのか、、、。

長親が、氏長の内通を反古にして開戦を宣言した事により、8つの忍城の守り口で繰り広げられる戦いの模様は非常に面白く、読み進めながら、ワクワク((o(^-^)o))する。

佐間口を守る丹波と長束正家の戦い。

丹波の圧倒的な豪傑っぷりと愚将正家軍を守る為、命を懸ける山田帯刀の闘いっぷりが、小気味良いぴかぴか(新しい)

長野口の和泉と吉継の攻防。

動かざる事山の如し状態の和泉がスッと合図を一つ。。。

敵方を、一気に総ざらえる戦力に、ぽかーんがく〜(落胆した顔)。。。

下忍口の靱負と三成の戦い。

初めての戦。刀であいまみえる靱負は、三成側の武人貝塚隼人の剣に、這々の体あせあせ(飛び散る汗)

逃げ出した靱負を追った三成軍の見たものはexclamation×2。。。

「え〜!そういう守りと攻め方するんだぁ。。。」と、私自身のうつけっぷりを認識したらーっ(汗)、現代社会に生まれて良かった手(チョキ)と安堵しつつ、武術のみならず戦術に於いても急場への迅速な対応力を備えた和泉、丹波等各々の戦いっぷりに夢中になって読み進む。

敵側の三成・吉継達、勝者の、敗者への礼節・健闘を称える姿に清々しさを感じ…。

勝利し、調子に乗った正家に、カウンターパンチ一喝パンチ

開城の条件に、武士・百姓等が困らぬように配慮を願う長親は、本当にカッコイイ。

当主である者は、民を守るのがなによりの優先事項。

今をときめく武将達にとって、怖いおっちゃんで、今もなんとなく頭が上がりづらい明嶺和尚の存在も、温かい。

武士の闘いって。。。昔は。。。

基本1対1。

「やぁやぁ、われこそは、ほにゃららのなんとかで、○○と申す。」って名乗りを上げてから刀を交えたんだよね。。。

でもって、武具を持たず抵抗するつもりのない人に対する無駄な殺生はしない。
なんだか。。。すごくいい。。。

石田三成って、智と才には恵まれているけど、仲間には恵まれないっていうイメージがあったんだけど。

主君の秀吉だけじゃなく、吉継っていう良き理解者もいて、高潔さと相手への敬意も持ち合わせてたのね揺れるハート

長親と甲斐姫の淡い恋もキュンとなる。

時を越えて語り継がれる名将達の色んな顔、楽しませていただきましたわーい(嬉しい顔)

どんな映画になるんだろうぴかぴか(新しい)。。。

〔追記〕

映画:「のぼうの城」オフィシャルサイトOPEN!。



posted by みぃみ at 15:02| Comment(7) | TrackBack(5) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ〜、天地人とリンクしてるっ!。
三成の理解者、兼続以外に吉継もいたんだね♪。
戦国武将、見る立場によって、全く別の人物像になるのが面白い(≧〜≦))。
萬斎さんが、のぼう様…。想像がつかないや。めちゃカッコイイのぼう様になりそう。
成宮君は、はまり役だよね。
Posted by あずさ at 2010年07月21日 20:12
万作さんと親子共演の舞台、毎回、大爆笑。
伝統芸能で、こんだけ笑って構わないのか?と初めは不安だった(爆)。
笑い所でワッと盛り上がると舞台も生き生きしてくるんだよね。萬斎さん、嬉しそうな顔してるし、もっと〜って、煽ってると思う。もちろん身体に叩き込まれた基礎があるから!なんだろうけど。
映画公開、楽しみだね〜。
Posted by 真尋 at 2010年07月22日 02:39
あずささん>だねぇ。リンクしてるねぇ。
景勝の名前を見た途端、北村一輝さんの顔が浮かんだ私ってば。。。(笑)。
読んでいて思ったんだけど、上杉謙信って本当に神懸った戦主だったんだねぇ。
宿敵と言われた武田信玄も気になる今日この頃。
そして。。。甲斐姫が誰になるのかも。。。


真尋さん>人間国宝の万作さんと、その血を受け継ぎ新しい時代にも合った芸を磨いていく萬斎さん。
各々独特の芸、本当に圧巻だよね♪。
映画、ほんまに楽しみだっ!。

Posted by みぃみ at 2010年07月22日 09:41
みぃみさん、こんにちは!

映画化は聞いていましたが、長親は野村萬斎さんですか〜。
本を読んだときはもう少し線が太いイメージだったのですが、映画はどんな感じに仕上がりますかね。
戦国ものって邦画では意外と久しぶりなような気がします。
合戦シーンはどんな感じになるか楽しみです。
Posted by はらやん at 2010年08月01日 15:56
はらやんさん>トラックバック&コメント、ありがとうございます♪。

そうですね。
萬斎さんは、スラッとなさってて姿勢も良いですし、でくの棒というよりは、切れ者っていうイメージなので、どんな感じの映画になるのかな〜?とも思います。

もっとも盛り上がるであろう合戦の場面。
丹波は佐藤浩市さん、 和泉は山口智充さん、靱負は成宮寛貴君らしいので、こちらも楽しみです。
各武将に対する三成方の武将の配役、どなたになるんでしょうね♪。
Posted by みぃみ at 2010年08月02日 10:05
ご無沙汰しています。
私も萬斎さんが主演されるということで原作を読みました。確かに面白いですが、これを萬斎さんが・・イメージが違う!と思いながら読みましたが、終盤の田楽踊りで納得しました(笑)
萬斎のぼう様はどうなるか?とりあえず映画を楽しみに待ちたいと思います。
Posted by みゆみゆ at 2010年11月04日 21:17
みゆみゆさん>こんにちは〜♪。
TB&コメント、ありがとうございます。

萬斎さん、狂言で、おとぼけキャラは演じてらしたりもしますが、ここまで、ぬぼ〜:笑とした役を、どう表現なさるんだろう?と思います。
のぼう様の真の正体!?の場面は、萬斎さんの本領発揮。超カッコイイのぼう様登場に期待しつつ。。。
原作の面白さに加え、映像表現の醍醐味のある映画になってくれるといいな☆と思います。

「のぼうの城」って、さいたまの行田市にかつてあった忍城の事なんだそうで。今は、博物館になっていて、発掘物等の展示が楽しめるそうです。行きたい度、MAXなわたくしです(^^)。
Posted by みぃみ at 2010年11月05日 14:55
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