2010年10月12日

本:「善人長屋」♪。

平成22年10月12日(火)晴れ

本:「善人長屋」(西條 奈加:著)。

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質屋千鳥屋の差配:儀右衛門の千七長屋は、差配も店子も情に厚く善人ばかりだと、世間では「善人長屋」と呼ばれている。

だが、その実…。

儀右衛門は盗んだ品物を扱う故買、髪結い床の半造は情報屋、小間物のかつぎ売りの安太郎は掏摸、季節物売りの唐吉と文吉は美人局、代筆屋の浪人梶新九郎は偽の書類作成屋、煮豆売りの菊松とお竹は騙り、という裏稼業持ち悪人揃いのこの長屋。

ある日、元盗人の三九の頭の仲立ちで、錠前破りの男加助が越してくる。

愛妻お多津と愛娘のおたまを火事で失った加助。

悪党なはずなのに、なぜだが困っている人を見つけると手助けする加助。

どうもおかしいexclamation

長屋の者達に、疑念が芽生え始めた頃、本来越してくるはずの男がお縄になったとの一報が入る。

加助は、まったくの堅気の者だったのだ。

悪人達の中に堅気者が一人。

自分達の正体がばれたら大変あせあせ(飛び散る汗)と加助を追い出そうとする住人達。

だが…。

次々、加助が持ち込んで来る難題に、何故だか、手を差し延べてしまう。

うなぎ登りに上がっていく長屋の評判グッド(上向き矢印)

悪党なのに感謝され、戸惑う中、死んだはずの女房らしき女を見かけた加助は、寝食を削り、女房を捜しまわる。

どんどん弱っていく加助を見るに見かねた長屋衆は、一緒に捜す事に。

だが、そこには、衝撃の事実がっどんっ(衝撃)

互いの裏稼業を駆使して問題解決に取り組む様は面白く、難題を通して、悪の道に進む事になった長屋衆の生い立ちや抱えていた心の闇が語られる。

クライマックスの加助の女房探索は、仇討ち、御恩返しも絡んだ大仕事。
生き仏のような加助の過去とは、一体…爆弾

「この世で最も怖いのは、法にふれない悪事。縄をかけられない人の悪意は放っておけば、人を傷つけ殺すことさえ厭わない畜生に育ってしまう。」

ドキドキのスリルとじんわり染みる人情に心動かされる本。

この世の「めぐりあわせ」の未来を決めるのは、自分次第ぴかぴか(新しい)

『偶然は必然』なのかもわーい(嬉しい顔)


posted by みぃみ at 03:43| Comment(0) | TrackBack(3) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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