
映画:「探偵はBARにいる」。
【監 督】橋本一
【原 作】東直己(バーにかかってきた電話)
【脚 本】古沢良太/須藤泰司
【音 楽】池頼広
【キャスト】大泉洋・松田龍平・小雪・西田敏行・マギー・榊英雄・本宮泰風・安藤玉恵・新谷真弓
街田しおん・野村周平・カルメン・マキ・中村育二・阿知波悟美・田口トモロヲ・波岡一喜
有薗芳記
【ストーリー】
札幌・ススキノのバーへの電話で依頼を受けている探偵(大泉洋)の所に、1本の電話が架かってくる。
依頼主はコンドウキョウコ。彼女の依頼が気にかかり、受任した探偵は、現場で雪に埋められてしまう。
助けにきてくれたのは、相棒の高田(松田龍平)。
気が収まらない探偵は、事の真相を探り始める。
そんな二人の前に現れた女性、沙織(小雪)。
彼女は、つい先日、夫である実業家の霧島(西田敏行)を亡くしたばかりだった。。。
龍平君、翔太君兄弟LOVEゆえ、「わ〜い、大画面で龍平君を観られる

大泉洋さん、ちびーっと苦手なので、微妙な思いを抱きつつ。。。
そんなこんなで、映画公開より前に、三谷幸喜祭り「ベッジ・パードン」を鑑賞。

こちらは、野村萬斎さんの現代劇

(夏目漱石なんだけど、萬斎さんからすれば現代劇の括りしてオッケーなはず)。
そして。。。共演者には大泉さん。びっみょ〜


狂言でお手のものの萬斎さんの絶妙の(笑いの)「間」に、いい感じで絡んでくる大泉さんの「間」。
表情・動き・台詞にいたるまで、爆笑、爆笑、大笑い。
英語・日本語・母国語(東北弁:正確には北海道が出身地なので違うけど:爆)を見事に操って…。
ボケ・突っ込みの両方、及び、人間の温かさと冷徹さを見事に表現なさっていました。
あ、もちろん深津さんの演技も堪能。巧いっす。
難しいであろう役の不思議ちゃんを見事に演じています。
コックニー訛り(語頭の"h"を発音しない)なので「はひふへほ」を「あいうえお」で、ずっと話してた。
「はい」が「あい」で、「はなのあな」が「あなのあな」って感じ♪。
で、愛称:ベッジの弟役の浦井健治君。「薔薇サム」では、歌うイケメン王子様。
天海さんに「♪とりはだ〜」なんて歌われた彼が、一転、パンキッシュなワイルドボーイに。
姉弟の掛け合いが、真面目な分、面白くて、漫才観ているみたいだった。
もちろん、見事な歌声は健在!。
なによりツボだったのは、浅野和之さんの1人で11役。
夏目漱石(金之助)の下宿先の大家さん、その奥さん、奥さんの妹、金之助の先生、牧師、イギリスの御夫人、イギリスの男性、ヴィクトリア女王、警部、銀行強盗犯、新しい下宿人、犬のミスター・ジャック等々。
英国文化になじめない金之助の悩みの要因。
「イギリス人はみんな同じ顔に見える。」
浅野さん登場の度に、金之助が発するこの台詞に、場内、大爆笑。
舞台の上では、悩みがMAX、客席では、笑いがMAX!。この対比もおもっしょかった〜。
ってな事で、大泉さんに免疫をつけてから向かった映画館

高嶋政伸さん、顔が〜

サラサラヘアーのまん丸頭に、まん丸ほっぺ…。
誰だろう?とじーっと見ていたら、特徴のあるお顔と段差のあるくっきり切れ長のお目々。
うっわ〜、「姉さん事件です!。」の爽やか青年が、こんな小汚くなっちゃって、「こっちのが事件だよ〜!。」と、しばし衝撃

事前に、長時間に及ぶバイオレンスシーン

(正確には目瞑ってた。ご年配の女性達の「うわ〜」とか「まぁ」と言う声になぜだか癒される。)
観る前からわかっていた依頼電話の主。
でも、ストーリーが進むにつれ段々混乱していった。
彼女の声を真似した全く別の誰か?。彼女の義妹?。実は、実母と組んでる?。
ま、結果は、そのまんまで、そのまんまの結末なんだけど。。。
結果よりも、結果に辿り着くまでの過程が面白い

バーの雰囲気が良い!。バーテンさんの物腰と品の良さが良い!。電話の呼び出し音が良い!。
探偵と、彼をなぁんとなく手伝ってる高田との関係が良い!。
探偵の考え無しの行動のせいで、大変な事になった人達の事思って、ちょっぴり憤ったり

(なぜだか大泉氏に怒:爆。)
埋まった雪の中から出てきた時、ちゃんと探偵が顔面蒼白になっていたり。
探偵と高田の会話だったり。
ラストのスローカットで映し出されるあれには、頭の中を明菜ちゃんの「スローモーション」をバックミュージックに、「セーラー服と機関銃」の映像がフラッシュバック。
楽しい映画だった

そういえば、みんな標準語だったよね

〜印象的&面白かった場面達〜
・探偵がなじみのヤクザさんとのサウナと焼き肉(ジンギスカン:大笑)。
熱い中、スーツ着て汗だくになりながらも耐える、耐える、ヤクザさんの子分。
二人が美味しそうな焼き肉とビールを食べたり飲んだりしている中、「僕も欲しい。。。」てな雰囲気で、ビールやお肉を追加している子分君。
彼に、エールを送った。。。
・カトウが探偵を雪に埋める前に聞いた、チンギスハンの好物はラムとマトンどっち?。
「ラム!」と思っていたら、龍平君。「俺はラムだと思います。」って。
一緒だぁ♪と嬉しかった。
・依頼主に探偵が、「もう少し雪が固かったら死んでたんだぞっ!」と怒るも、電話口からは「柔らかい雪で良かったですね

・高田がご機嫌とりながらエンジンかける車ちゃん

前が煙り噴いて


「ごめんね。機嫌直してね。動いてくれるかな。」って優しく囁く高田に萌え。
動いてあげてねって一緒にお願いモード、突入:爆。
・殴られて鼻腫れてる浪岡君に撃たれる〜


・スノーモービルで滑走する龍平君かっちょえ〜。
ちなみに、屋根の上及びスノーモービルの場面は、龍平君自身のアクション。だそうで。さすがです

ドンパチ含む大乱闘、ショベルカーで持ち上げられそうになったのをかろうじて発進した高田君の愛車ちゃん。
「実はぁ、鎖骨折れてます♪」な高田君、痛いよね

高田が空手の師範代って、まんま地じゃん。さっすが、型が美しいっす

龍平君、翔太君、エリカ様の通った中学には、松田兄弟最強伝説なるものがあるらしい。
つまり、お兄ちゃん強くって、弟君も…。
で、エリカ様は弟君と仲良しさんで、学校内で力を持っていたらしい…。
お父様の優作さん、空手の有段者でもいらしたようなので、お子さん達も:ね。
で、その後、「カトウが来るかどうか」を確認する為、ボーリング場内の喫茶店にいる二人。
なんだ見たことあるぞ!な代紋の解説に飄々と応える高田君。(くすくす笑い勃発)
で。。。
え、え、え〜!。きちゃったよ、再びカトウ一団!。
「もう戦えんだろう、逃げ場はないだろう」、の大ピンチの二人。とりあえず、机の下へ。
二つだけ不自然にあるコーヒーカップに気付くカトウ。ピンチ〜

セーフッっ!。
ちょっとだけ。。。
ボーリング場で二人の代わりにこづかれちゃったおじさん親子や、いつかそうなるだろう事は予想できつつもギリギリ安全ラインを保ってた亡少年のご両親を、自分達の為に巻き添えにしちゃうのは、どうかな〜。。。
あと、沙織ママのクラブのお姉さん達。あきらかに小雪が引き立つようなルックス総動員?&回転式の銃で4発ずつ。装填できる弾数合ってる?と、妙な所が気になった。
でもでも、ススキノで食べてるラーメン、美味しそうだった

「痛い事に巻き込まないでよ。友達が死ぬの見るのやだなぁ。」等、普通に当たり前のこと呟いてる高田のサポートと上手く連携する探偵とのコンビが、乱闘場面でも微笑ましい。
なので、意外と長いバイオレンス場面も、バレバレなミステリー部分も、「それもありでしょ、いいじゃんこれ。」って思わせてくれる。
「前へ前へ」な感が見えて苦手だった大泉氏、しっかり周りと調和してたし。
街の喧騒から一歩路地へ入った静かなバー。
一番奥の座席で、しっとりバーボンを傾ける男。夢中になっているのはオセロ。。。
バーに響く電話の音で、ゆったりとした静寂が停まる。。。
その電話を取り次いでくれるのは、酸いも甘いもかみ分けたナイスミドルなバーテン。
かっこよすぎるシチュエーション。。。
次に鳴る電話の主は?、探偵の運命は?、。
もっと、観たい!と思った映画

TB、ありがとうございましたm(__)m
久々に面白い映画でしたね〜♪
この大泉&龍平コンビ、絶対アリですね(笑)?
興収的もいいようですから、続編も決まりみたいですね!
この映画を観ていると、やはり脚本の出来で映画は
つまらなくも面白くもなるんだなぇって実感します。
次はこの凸凹コンビにどんな依頼があるのか楽しみです。
『セーラー服と機関銃』か。
本人に快感があったかどうかは別ですが…。
あのポンコツ車はよかったですね。
『ハービー/機械じかけのキューピッド』を思い出しました。
面白かったですね〜(^^)。
けっこう長めの上映時間も、あっという間でした。
コメディなのかシリアスなのか?。。。いえいえ、どっちに偏るでもない絶妙のバランスに惹きつけられました。
私が観た回も劇場がほぼ満席で、男女の比率も同じ位、年齢層も様々で「人気なんだなぁ。」と実感!。
早く、あのバーの電話が鳴りますように☆。
>『セーラー服と機関銃』か。
本人に快感があったかどうかは別ですが…。
相手をどんどん撃ってく様子のスローモーション映像と、真っ白なドレスが赤く染まるのを観ながら、懐かしく思い出していました。
でも、沙織の場合、彼女の最期の場面、切なかったです。
車ちゃん、あの見た目だと、すご〜く目立つと思うんですが、かわゆい☆ですよね。
探偵と高田コンビの良いパートナーに見えました(^^)。
だってラム肉のほうがやわらかいじゃん?(笑)
バーの雰囲気は良く、マスターは控え目に気が効いていてgood。探偵コンビも飄々とカッコ良かったけど、私は別の方ならもっと萌えたかなー。
探偵と高田のゆる〜いコンビっぷりがよかったですよね。
高田の緊張感のなさが良いです。
大泉さんもいつもと違ってハードボイルドな感じも出てて、これも新鮮でした。
2作目あるようですねー。
高田と話す時の探偵の口調や高田の"なして?"とか。
・・・札幌近辺の北海道弁はあれくらいです。
田口母の"はんかくさい"は笑いましたが。
確かに!。栄養価は高いようですが、マトンはちょびっと癖がありますね。
いつか食べてみたいのが「ホゲット」なるお肉。
ラムからマトンになる間の期間の羊肉で、栄養価が高く癖がないのに、うまみもあるんだそうです♪。
ぼそっと高田が呟いた横で湯船にヘアーキャップかぶって浸かってた探偵の様子も、おもっしょかったです。
次回作は、たいむさんが、もっと萌える作品でありますように(^^)。
2作目、決まったんですね〜。
今度は、誰からどんな電話がかかってくるんでしょう。楽しみです♪。
感情の起伏が大きい探偵と、ほぼローテンションでほんわか強い高田のコンビ、ほんとに絶妙です。
個人的には、龍平君が大画面で再び拝めることも嬉しいです(^^)。
高田君の「なして?」、聞き逃しちゃいました(T_T)。
あぁ、もったいない事を。。。
冒頭の「しばれる」に、あ、北海道弁(?)だ!と思ったのですが、あとは普通に標準語だと思っていました。
全体的な話し方も北海道ならでは!だったんですね。
あと、北国の人だと思ったのは、雪道を全力疾走している場面です。
雪国では、靴自体が滑らないような作りになっていると聞きましたが、私は例えその靴を履いていても絶対走れません、転んじゃいます。
田口母。。。原作ではけっこう活躍するのに、映画ではとても気の毒で、、、でも、知らないだけで実際は、ああいう事、本当にあるのかもしれません。
すっごく面白かったです〜♪
松田龍平さんは自身も空手の達人なのね^^
どうりで、蹴り姿がかっこいいと思いました♪
大泉さんと松田さんのコンビは最高でした^^
みぃみさんのおもしろシーンを読んで、映画のシーンが鮮明によみがえりました^^
どれもわたしも大笑いでしたよ^^
また観たいって思える映画ですよね!
ですよね!。とっても面白い映画でした。
松田君の蹴り、綺麗ですよね〜。
相手をボコボゴにしちゃう場面、探偵さんはどこか荒削りな、高田は教科書のお手本のような、ケンカ方法にも、しっかりした設定してありましたよね(拍手!)。
(ま、私は、龍平君がかっちょよければ、オールオッケーなのです♪。)
おもしろシーンメモ、読んでいただき、ありががとうございますm(_ _)m。
痛そうな場面と楽しめる場面の絶妙さ具合も、すごく良くって、観て良かった〜と思いました。
続編製作決定、嬉しいです〜☆。
そしてTB&コメントありがとうございましたm(__)m
松重さん演じる馴染みのヤクザさんと洋ちゃんがサウナ&焼き肉(ジンギスカン)のシーン思わず笑っちゃいますよね。
洋ちゃんと松重さんの掛け合いも面白かったけど
後ろで何気に子分がサウナ出たそうにしてたりビール飲みたそうにしてるのとか面白かったですよね。
続編でも出てきて欲しいですね。
そうなんです〜。
真面目なんだかちょっとふざけてるんだかな馴染みのヤクザさんと大泉さんの掛け合いも楽しかったですが、なんといってもおつきの子分君。
タオル一枚でももぉ限界!な二人に対して彼は、きっちりスーツを着込んで耐える、耐える。
もうもう煙がたちこめる中、超美味しそうなお肉と冷たいビール、サウナあがり、食べたかったと思います。
しっかりドアップで映る彼、ほんっと面白かったです。
おっしゃるとおり、ぜひぜひ、続編にも登場して欲しいです。
そういえば、松重さん、ヤクザさんとして、翔太君とも龍平君とも共演!ですね(^^)。
TB&コメントをありがとうございます。
「みぃみ」さんのエントリを読ませていただくと、「スノーモービルで滑走する龍平君かっちょえ〜」など、この映画を見ながら如何にも「みぃみ」さんがワクワクされている様子が生き生きと伝わってきます!
クマネズミには、「街の喧騒から一歩路地へ入った静かなバー」と「バーに響く電話の音で、ゆったりとした静寂が停ま」って始まる「バイオレンス場面」といった対比が面白かったのですが、ちょいと長過ぎた気が……。
でもでも、続編が十分期待できる出来栄えでした。
記事、読んでくださり、嬉しいです。ありがとうございます。
良い想い出(思い出)達をどこかに置いておけたらいいな☆、誰かと共有できたらもっと嬉しいな〜☆と思いながら、書いています。
思ったままに書いていますので、微妙な所も多々ある事、お許しくださいm(_ _)m。
>、「街の喧騒から一歩路地へ入った静かなバー」と「バーに響く電話の音で、ゆったりとした静寂が停ま」って始まる「バイオレンス場面」といった対比が面白かったのですが
あは♪。面白ポイントとキツ〜なポイント、お洒落なポイントとダサ〜なポイントのメリハリ、ありましたね。
バイオレンス苦手な私は、、、アキラ君のご両親の所が長かったです(T_T)。
続編、ほんとに楽しみです☆。