2012年11月14日

映画:「北のカナリアたち」♪。

平成24年11月14日(水)晴れ

映画:「北のカナリアたち」

監督: 阪本順治
原作: 湊かなえ
脚本: 那須真知子
撮影: 木村大作
音楽: 川井郁子
キャスト:
吉永小百合 (川島はる)・ 柴田恭兵 (川島行夫)
仲村トオル (阿部英輔)・ 里見浩太朗 (堀田久)
森山未來 (鈴木信人)・ 満島ひかり (戸田真奈美)
勝地涼 (生島直樹)・ 宮崎あおい (安藤結花)
小池栄子 (藤本七重)・ 松田龍平 (松田勇)
小笠原弘晃 (鈴木信人)・ 渡辺真帆 (戸田真奈美)
相良飛鷹 (生島直樹)・ 飯田汐音 (安藤結花)
佐藤純美音 (藤本七重)・ 菊池銀河 (松田勇)
ストーリー:
夫・川島行夫(柴田恭兵)と共に北海道の離島にやってきた小学校教師、はる(吉永小百合)が受け持ったのは6人の生徒。鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)だった。
彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通して生徒達と交流を深め、「先生が来るまで学校がつまらなかった」と話していた生徒達の顔には笑顔が溢れ、大自然に響き渡る歌声は島の人々の心も優しく包み込んでいった。
そんな時、心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)と出会ったはるは、阿部と自分におなじものを感じ好きになっていく。
声の出なくなった結花を元気づけようと企画したはる夫婦と生徒達でのバーベーキューの日、結花が海へ転落し、彼女を助けたはるの夫は、帰らぬ人に…。
その事で、子供たちは心に深い傷を負い、はるはある噂もあって、追われるように島を出る。
20年後、東京で図書館司書として暮らすはるの所に警察がやって来て、人を殺した信人の行方を知らないかと問われるはる。
どうして、そのような事になったのか?。真相を知るため、はるは、かつての生徒達6人(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)に会いに行くことにする。


初めて観た吉永小百合さんご出演の作品。
父親世代や、マスコミ関係、若手&ベテラン役者さん達が絶賛する理由がわかるような気がした。

ぽっかり浮かんだ陽だまりのような温かさを持ちながら、凛として動じない強さがある。
匂い立つような色香を漂わせながら、手を伸ばすとふっといなくなりそうな儚さがある。
切なく悲しい中にも、奥底に受け入れ包み込むような優しさが常にある。

顕著に感じたのは、阿部とはるのキスシーンキスマーク
ちゅ〜しているのを見ながら、トオルさんに世俗を、小百合さんに超然を感じた。
(仲村トオルさんのファンな私は、トオルさんには申し訳ないと思いながらも)。
トオルさんと小百合さんの間に超えられない壁を見、2人の持っている世界観の違いに驚いた。
道を極めるとこうなるのね。。。

ぎくしゃくしている旦那様以外の、好きになった男の人と後ろ髪ひかれながら会い続け、
ある日、詳細不明のまま旦那様が亡くなり、何年か経った時、別のきっかけを調べるうち、
旦那の死亡理由も同時に明らかになっていく話は、何かで読んだ記憶があるので、
ストーリーについては、進むうち、目新しさが薄れていったものの。。。

石橋蓮司さん演じる刑事さんの「やられた〜(>_<)」に、同感!。
はるさん、お見事!だった。

刑事さんに信人と自分の最近の接点が知られ、信人が捕まる迄の間に。。。

彼女はノブが犯した殺人をきっかけに、ノブの消息を辿るふりをしながら、分校で教えていた生徒みんなに会いに行き、自分いない間に溺れて息を引き取ってしまった為当時は知り得なかった夫の死の理由を解明すると共に、みんなに会う事で、長年生徒達の抱えていた重たい想いを開放し、果たせなかった最後の授業を実現し、これから厳しい道のりを歩むであろうノブの子供時代からの願いを叶え、心の支えをも作った。

したたかでしなやかに強く温かい。はるの紐解くミステリーは、優しさに満ちていた。

ぱっと映った美しい景色に、もしや?と思ったら、撮影:木村大作氏だったグッド(上向き矢印)
海・太陽・断崖絶壁・空・雪・町並み…。どれも素晴らしく、語りかけてくるようだった。

そして。。。森山未來君。今回も魅せてくれた。。。
最後の授業を受けに教室に入る前の「あーーーーー。」は、驚きと混乱で騒々しく。
パニック状態のノブに室内からイサムが「ノブ」と声を掛けた瞬間…。
「あーーーーー。」が、懐かしさと喜びに満ちた音に変化した事に、涙腺決壊。。。
感涙o(T◇T)o。。。

「生きている事」を互いに望み、伝え合う誰かがいるって、幸せな事揺れるハート

良い映画観た〜かわいい


posted by みぃみ at 13:36| Comment(6) | TrackBack(12) | 映画・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後の最後で、はるがなぜかつての同級生たちを訪ねていたのかの理由が判明する件は良かったと思います。

人間ドラマを魅せる…
とても見応えがありました。

そして、美しい景色の数々…
観ていて、とても癒されました。
利尻島に行ってみたく♪
Posted by BROOK at 2012年11月14日 16:20
BROOKさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

生徒達と会う理由は、そこだったのか〜!と納得できる結末に安堵感も加わって、なんだかホッとしました。
すごく丁寧に一つ一つが描いてあって、ゆったりした気持ちで鑑賞できましたし、エピソード達も心に沁みました。

綺麗でしたね〜。景色達。
私も行きたいな〜☆と思いました。
海と太陽のあの場面、生で見たいです〜。

Posted by みぃみ at 2012年11月15日 12:00
みぃみさん、こんばんは!

吉永小百合さんはたしかに超然としたところがありますよね。
本作では教え子たちの元をまわり、彼らが胸に秘める罪の意識を赦すわけですが、それがなにか菩薩的な感じもしました。
この雰囲気はなかなか普通の人には出せません。
どうしても世俗的なドロっとしたものがでてしまうものなんですよね。
僕は宮アあおいさんもそういうところはあるなと思っていますが、二人並ぶとやはり吉永小百合さんの超然さがやはり際立って見えました。
Posted by はらやん at 2012年11月15日 23:28
はらやんさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

そうなんです!。
初めて見た吉永小百合さん。。。
罪や穢れにまみれても、そこには必ず純潔があるというか…。
目には見えないけれど、光の羽衣を纏っているというか…。
薄暗いストーリーが、温かみを帯びたのは彼女だからこそもあるのかな?と思ったりもしました。

宮アあおいちゃんも、あおいちゃんだけのオーラがありますね。
笑うと、周りに天使が舞うようですし、拗ねたり怒ったりしても、どこかに救いのようなものを感じます。
彼女にもずっと演じる事を通して、色々な世界を見せて欲しいな☆と思います。
Posted by みぃみ at 2012年11月16日 10:33
若い人は、吉永さんの映画って言ったって、食指は伸びないでしょね。
この映画は、老若男女、すべての人をひきつける要素を持っていたと思います。
吉永さんだけじゃ、若い人はいかないもん。
こうやって、彼女の超然ぶりを認識するのもいいのではないかと。
アタシは、「あぁ、いつもの感じだわ〜」と思ってみておりました。
彼女が出たとたん、世界が変わってしまう。そこはいきなりの小百合ワールドになって、何ものをも超えてしまう!!
唯一無二の存在っすよ。
それを普通のおばちゃんにしちゃうもんで、違和感ありあり。
まあ、どこまで年齢差カップルの記録を作るのか!!楽しみにしたいと思います。
トオルくんより、浅野の方が、若かったか。。。(母べえの時の夫役・・)
Posted by sakurai at 2012年11月22日 15:18
sakuraiさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

あは♪。確かに!。
私、トオルさんと龍平君と未來君目当てで前売券買いましたもん。

そしたら、すごいもの見ちゃいました!(←吉永小百合さんの事)。
周りに得体の知れない光を纏ってる姿に、釘付けでした。
これが、小百合ワールドなのですね。

年の差カップル。。。
浅野さんより若いとなると…。
キスマイの玉森君とか。
綺麗な画になりそうです(^^)。
Posted by みぃみ at 2012年11月24日 01:19
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