映画:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」。
原作・脚本/庵野秀明
総演出/鈴木清崇(タツノコプロ)
色彩設定/菊地和子(Wish)
美術監督/加藤浩(ととにゃん)
CGI監督/鬼塚大輔、小林浩康
撮影監督/福士享(T2スタジオ)
キャラクター/
碇シンジ:本作の主人公
ネルフ・ゼーレ側/
アヤナミレイ:ユイのクローン綾波シリーズの初期ロット
渚カヲル:ゼーレの少年”とも呼ばれる第1の使徒。シンジと共に第13号機に搭乗。
碇ゲンドウ:ネルフ運営中・シンジの父(リリンの王)
冬月コウゾウ: ネルフ副の立場
碇ユイ: 碇シンジの母親。旧姓「綾波」。
エヴァシリーズの開発初期段階時、コアへのダイレクトエントリー方式を考案。
自らその実験体に志願し、初号機の制御システムと化した。
ヴィレ側/
式波・アスカ・ラングレー: 改2号機に搭乗するヴィレのパイロット
真希波・マリ・イラストリアス:8号機に搭乗するヴィレのパイロット
葛城ミサト:AAAヴンダーの艦長。大佐
赤木リツコ: AAAヴンダーの副長
鈴原サクラ: 鈴原トウジの妹。シンジの管理担当医官。少尉。
ストーリー:
【個人的解釈&ネタバレ全開】
前作:「破」「サードインパクト」から14年後。
元ネルフ職員たちは反ネルフ組織「ヴィレ」を結成し、使徒と戦いながらも、ネルフのエヴァを殲滅すべく活動。指揮するのはミサト、パイロットはアスカとマリ。
ちなみに、前回エヴァとくっつきんこしていたシンジはミサト達によって救出される。
助けられた一方で、シンジは、DSSチョーカー(エヴァに乗りそれを覚醒させた場合、死ぬことになる首輪)を装着され、二度とエヴァに乗るな!と命令される。
綾波の行方が気になるシンジは、ヴィレに攻めてきたネルフ軍との戦いで、綾波の声を聞き、ミサト達の制止をふりきり、ネルフ側へ。
父ゲンドウから、エヴァに乗るよう指示されるシンジ。
ネルフにいたカヲルと仲良くなったシンジは、カヲルから、自分が14年前に起こした「サードインパクト」が原因で大勢の人達が死に、ますます荒廃した世界になった事、今ネルフにいるレイは自分の母ユイのクローンであり、自分の知るレイは助けられなかったことを知り、絶望する。
第13号機が完成し、シンジは当初拒絶するも、カヲルがシンジの首輪自分の首に移し、さらに「第13号機がロンギヌスの槍とカシウスの槍を手にすれば君の罪は償え、世界も創り直せる」と説得に応じ、13号機へと乗り込む。
13号機は、アヤナミレイと共にセントラルドグマ最深部へ辿りつくが、カヲルはリリスとエヴァに刺さる槍を見、困惑、考え込む。
自分の罪を償いたい一心で、カヲルの制止と、駆け付けたアスカとマリの制止をも振り切って強引に槍を抜くシンジ。
その事で、リリスの骸が崩壊、潜んでいた使徒が活動を再開。カヲルはエヴァを覚醒、命を犠牲にして使徒の暴走を防ごうとする。
だが、発動する「フォースインパクト」。マリがシンジの乗るエントリープラグを強制射出させたことでようやく終息…。地上に落ちたエントリープラグの中で丸くなっているシンジをアスカが助け出し、そこにアヤナミレイも現れ、三人は歩き出す。〜つづく〜
映画:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」♪。で、うきうき上がってた気持ち。
感想は。。。
戦闘場面の臨場感と迫力・映像の美しくて凄惨な事・キャラクター達への感情移入は、
「破」を遙かに超え、たたみかけるような展開に魅き込まれて、
「つづく」の表示まで、あっという間だった。
エンドロール中も誰一人動かず、物音さえもしないまま、待った「予告」。
「つづく」のは、何なのか、ぜひともこの目で確かめたく思った。。。
しかしまぁ。。。
ここまで虐められる主人公って珍しい。で、萎縮して爆発して暴走する。
あまりにも気の毒なので、わりと自由に動かしてもらってるキャラクター達が、可哀想なシンジ君を放っておけなくて手をさしのべてるように見える。
手をさしのべてもらってるのに、拗ねてるシンジ。
(自分がカヲル君に直してもらったウォークマン投げ捨てた時と、制止するカヲル君の声に耳を貸さない彼に、腹が立って、靴投げたくなってしまった。)
根本原因のくせに、落ち込んでるだけ。。。
エントリープラグの中で丸くなっている様子に、アホかぁ!(怒)と思った。
要するに、「破」で、無茶した暴走Boyが、サードインパクトを引き起こして、大勢の人を巻き添えにほぼ壊滅状態にしちゃって、いじけてうじうじしてたのをカヲル君になぐさめてもらって、ちょっとやる気になって、みんなが止めろって言ってるのに、聞く耳持たなくて再び暴走。
サードインパクトで綾波と仲間達失って、今度はフォースインパクト引き起こして、カヲル君に犠牲になってもらってなんとかおさめてもらって。またまたいじけて僕のせいじゃないとか腑抜けになって、巻き込んだのに世話やいてくれるアスカにおんぶに抱っこのシンジ君。お前、いいかげんにしろよ!な感じ。
うぅ〜、なんかあると、「もう乗らない、しばらくするとやっぱり乗る」。
乗ったら思いのままに突っ走るシンジ、やっぱり嫌い〜。
しかも、ややこしい事引き起こしてるのは。。。
あなたと夢を見たいの。そして、もっかい会いたいのぉ(ラブ)〜、とかいうバカップル夫婦愛。
馬鹿シンジの馬鹿親夫婦が諸悪の根源って、救いようないじゃんか〜。
作者さんってS?。
続きは。。。
スター・ウォーズばりにミイラとりがミイラになるのか?。
新たなる希望に向かって立ち上がるのか?。
できれば、「エヴァの呪縛」、「両親の呪縛」を打ち破るシンジ君を見たい!。
シンジ君、「ファイナルインパクト」では、頑張ってよね。
なんにしても〜。。。
アスカちゃん、ラブな私は、かっこいいアスカちゃんの活躍っぷりに満足!。
お姫様アスカをサポート?するキレ者マリちゃんも、ちょっと小悪魔な面含め、好き!。
カヲル君、実は生きてて、欲しいなぁ。。。
それから、ファービー生育中のような綾波が、どう化けるか!も気になる〜。
最初から最後まで惹き込まれました♪
いろいろな伏線というか、謎を提起しつつ…
ちょっと頭も混乱気味に。
そして、エンドロール後に流れた予告…
きっと本編では全く使われないんだろうなぁと予測。
「破」の時の予告が今回全く使われていませんでしたので。
ともあれ、いよいよ次が完結編。
どんなラストになるのか期待しています。。
シンジくん、ボロクソだぁ〜
いやぁ〜私もね、意気地なしで現実逃避が大好きないじけっこシンジくんには「てめぇ、いい加減にしろよ!」ってスリッパでバシバシ殴りたい感じなんだけど、「破」までは頑張ってるなーって見直してたんですよね。
で、「破」では「綾波を助けるんだ」って暴走状態になった時は一緒に力を込めて手を伸ばしていたわけで、その結果どうなるかなんてわかってなかったし、心情的には同罪なので少しは大目にみてあげたいところではあるんです。
でも、カヲルくんの「止めよう」に聞く耳を持たなかったのはやっぱりスリッパの刑、というか「カヲルくんがやろうって言ったんじゃないか」って責任転嫁は何よりも赦しがたく、どうしてくれようって感じ。しかしああなっちゃうと「のれんに腕押し」だからね、彼は(^^;;
復活のカギはやっぱり綾波なのかなー。
以前は、ツンデレのアスカが好きじゃなかったのだけど(ゴメン)、大人になったアスカは素敵でした。
そそ、私の行った劇場にはアスカのコスプレ少女がいましたよw
そしてマリはイイね。胡散臭いところもあるけれど。
どんなラストになるのか。楽しみだけどいつもどおりどっか不安なのがこのシリーズってねw
「わからない〜。」「ゾンビ化綾波とシンジ」の前情報から、
理解しようと思わず観たので、素直に楽しめました(^^)。
それでもどんどん積もっていく「?」は、
カヲル君が説明してくれて満足でしたし〜♪。
(見た目良し&何でもできる賢い男のカヲル君贔屓なのです。)
まさかそうなってそっち?と驚きの展開でしたね!。
完結編、どうなるのか楽しみです♪。
そうそう!。
「破」の時の予告は何処へ?でした。
でも、あの日、あの時、映画を観た人だけの貴重なショットということで☆。
あはっ♪。
使徒と戦闘まっただ中に「僕は何をすれば…」とかミサトに迫る
マイペースとベッドで丸くなってる所までは、アスカのパンチと
(愛ある)バカシンジ発言によって、不満解消できていたんですが…。
劇場で会えるのを心待ちにしていた優しいカヲル君への非礼っぷりには
思わずプチッと(笑)。
(たいむさん、スリッパ使用って優しい。。。と思っていましたが、
私も、「破」で、アスカの無事を祈ったり、
綾波救出に向かったシンジを見直していた事を思い出しましたので、
靴はやめてスリッパにします。
この時は、確か…。暴走肯定していましたです。はい。。。)
クローン?綾波が、何かを考え始めたので、
次回、「命令」以外の行動で、「何か」を起こしてくれるんでは?
と思ったりしています。
アスカちゃん、いいでしょ♪(嬉)。
たいむさんがみかけた、コスプレさん、可愛かったですか?。
眼帯もしていたのかな〜。。。気になる。。。
マリも不思議な人ですよね。何を考えているかいまいちわからない。
でも、あの手抜きなんだか真剣なんだかな不安定さと、
キメるべきところで、いい仕事っぷりな所とか、すごくイイ!です。
ね〜。続きはどうなるのでしょうか?。楽しみです。
新がシンになってたから、新の完結=シンの始まりだったりして〜☆。
「破」でほのかに幸せなテイストになっていたので、期待をしていたのですが、以前のイジイジシンジに戻っていて、ちょっと残念でした。
旧劇場版の救いのない終わり方はあまり好きではないので、今回はぜひとも幸せな結末になってほしいのですが・・・。
本作はそのためのものであってほしい・・・。
「破」の前向きシンジ君に、それでこそ男の子!と、応援モードになっていただけに、何かあると丸くなる彼に逆戻りしちゃった今回は残念でした。
抜け殻化したシンジ君に今度は強い心が宿って欲しいです。
ミサトさんも、どこかシンジ君を信じてるようでしたし、後は彼次第?。
仏陀が微笑む結末になってくれますように☆。