2013年03月08日

伝統芸能:「壽 初春大歌舞伎」♪。

平成25年3月8日(金)晴れ

伝統芸能:「壽 初春大歌舞伎」
初春大歌舞伎.jpg

夜の部
一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
                   翁(藤十郎)
                  後見(薪 車)
                  千歳(吉太朗)
                 三番叟(翫 雀)

二、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
                 長兵衛(中 車)
                 七之助(門之助)
                 僧法善(猿 弥)
                巫女小鈴(春 猿)
                猟人伝蔵(弘太郎)
                父長九郎(寿 猿)
                妹おいね(笑三郎)
               馬士弥太八(右 近)
                堀尾茂助(翫 雀)

三、襲名披露口上(こうじょう)
  二代目:市川猿 翁(猿之助改め猿翁)
  四代目:市川猿之助(亀治郎改め猿之助)
  九代目:市川中 車
              幹部俳優出演

四、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
   川連法眼館の場
   市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候

       佐藤忠信/忠信実は源九郎狐(亀治郎改め猿之助)
                 源義経(扇 雀)
                駿河次郎(門之助)
                亀井六郎(右 近)
                川連法眼(寿 猿)
                  飛鳥(竹三郎)
                 静御前(秀太郎)

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
 能楽の『三番叟』を基に、多くの三番叟物といわれる作品が誕生し、襲名やこけら落しなど、おめでたい公演で上演されてきました。『操り三番叟』は、糸操りの人形が三番叟を踊るという趣向で、人形振りの高度な技術を要する楽しい舞踊です。

二、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
 小栗栖村の長兵衛は、博打や酒、喧嘩に明け暮れて、村人には嫌われ、父親にまで見放される乱暴者。しかし、村に現れた秀吉の家臣堀尾茂助の尋ねによって、長兵衛が謀反の大将明智光秀を竹槍で討った手柄者だとわかると、皆の態度は一変。長兵衛を村の英雄だと褒め称え、長兵衛は英雄の証である竹槍を手に、褒美を受け取るために秀吉の陣のある京へと向かいます。
 明智光秀が農夫に襲われ命を落とした史実を背景として、岡本綺堂が浅薄な人間の姿や大衆心理に風刺を込めて描いた澤瀉屋ゆかり新歌舞伎の名作。

三、口上(こうじょう)
 二代目猿翁、四代目猿之助、九代目中車による、お披露目の挨拶。

四、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜 川連法眼館の場
  (よしつねせんぼんざくら かわつらほうげんやかたのば)
「義経千本桜」の四段目の切にあたることから、通称:「四の切」。
静御前の供として川連法眼に匿われている源義経の所へやってきた佐藤忠信。
義経は伏見で託した静御前のことを訊ねますが、忠信は覚えがない様子。
義経が不審に思っていると、静御前と忠信の参上が告げられます。
一人現れた静御前は、自分の供をしていた忠信と、目の前の忠信の様子が違うと言い、義経は静御前にもう一人の忠信の詮議を命じます。初音の鼓を打つと姿を現した忠信に、静御前が斬りかかると…。


「操り三番叟」
存在感たっぷりの藤十郎さん、幕開きから観客を惹きつけてくれます。
翫雀さんのお人形っぷりがユニーク。
型通りの動きから陽気にひょこひょこ動き回る姿に笑顔。
丸っこいお身体なのに、機敏〜。
扇に鶴に、お祝いムード、たっぷり〜。

「小栗栖の長兵衛」
香川照之さんこと中車さんが主役の長兵衛。
ん〜。中車としての舞台より、香川照之として画面の中で威力を発揮する人な感…。
周りが少し力を入れると、すぐに霞む存在感の無さ。
大魚の中の小魚もしくはプランクトン。
メインディッシュ達の中の箸休めのような中車の演技…、残念。
40年分のハンデ、香川さんなら乗り越えられるはずと、期待!。
春猿さんの巫女さん、美人さんでした〜。

「襲名披露口上」
猿翁さんは、休演。
進行役の藤十郎さんによる御挨拶。
襲名者へのみなさんからの温かな言葉の数々に、にっこり。
そして…、学歴と50年ぶりネタに、盛り上がりました。
学歴について扇雀さんが触れた出身大学。
猿之助・翫雀・扇雀・右近は慶応大学卒。
中車は東大、東京六大学出身の歌舞伎役者が5人もおりまする〜、と。
更に、高い身体能力の猿之助さん、翫雀さん曰く、まな板の上で開いてどうなっているのか見てみたい、と。
大阪で元旦から歌舞伎の幕が開くのは、昭和38(1963)年の中座以来、50年ぶりだそうです。

「三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜 川連法眼館の場」
母狐が静御前の鼓となった仔狐源九郎。鼓を慕って人間に化けて静御前の所へやって来た源九郎狐を、仕掛けや早替り、宙乗り狐六法などケレン味溢れる演出で構成。
人間:佐藤忠信に扮した時は、立派な武士の風格と男らしい立ち居振る舞いと野太い声。
源九郎狐を演じる時は、しなやかなバネを感じる俊敏な動き。
襲って来た人間達を術で化かす妖艶さが漂う一方で、親を慕う子のいたいけな愛らしさも感じます。
片岡秀太郎丈の気高く優しい静御前、超イケメン中村扇雀の義経に揺れるハート

母と慕う鼓を静御前からもらい、大喜びする源九郎狐の姿を演じるファイナルの宙乗り。
(花道の上を3階席の高さまでワイヤーで上がり飛んでいく)
嬉しくって〜、楽しくって〜、幸せ、花盛り〜状態で、身体を弾ませる源九郎狐の愛おしい事。
花道上最前列2階に座っていた私。。。
わきゃわきゃヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノしながら空を飛びやってくる源九郎狐ちゃんにウキウキ。
間近に迫ってくる猿之助さんにドキドキ(嬉)。
劇場中に舞降る桜の花びらのピンクと気持ちの高揚感はピッタリ合致グッド(上向き矢印)
最高に幸せな気持ちになりましたぴかぴか(新しい)
めでたい〜〜かわいい

【松竹座】
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【立て看板】
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【祝 幕】
【猿之助さんと仲良しの福山雅治さん監修】
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〜動画〜

【パンフレット&花吹雪】
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【襲名記念手ぬぐい&チョコレート】
〜市川猿之助〜
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〜市川中車〜
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【舞台の様子】
posted by みぃみ at 16:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 伝統芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東大卒業してますよ。
Posted by FUFU at 2013年03月23日 14:26
FUFUさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

>東大卒業してますよ。
香川照之さんの事ですよね?。
すみません(^_^;)。口上の時、そう聞こえたような気がしましたので。
私の、聞き違いか勘違いだと思います。
記事は訂正しました。教えて戴き、ありがとうございます。
Posted by みぃみ at 2013年03月26日 10:45
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