2013年02月26日

映画:「横道世之介」♪。

平成25年2月26日(火)晴れ

映画:「横道世之介」



監  督:沖田修一
脚  本:沖田修一・前田司郎
原  作:吉田修一
音  楽:高田漣
衣  裳:纐纈春樹
ヘ ア・メイク:田中マリ子
キャスト:
高良健吾 (横道世之介)・ 吉高由里子 (与謝野祥子)
池松壮亮 (倉持一平)・ 伊藤歩 (片瀬千春)
綾野剛 (加藤雄介)・ 井浦新 (室田恵介)
國村隼 (祥子の父)・ きたろう (横道洋造)
余貴美子 (横道多恵子)・朝倉あき (阿久津唯)
黒川芽以 (大崎さくら)・ 柄本佑 (小沢)
佐津川愛美 (戸井睦美)・ 堀内敬子 (祥子の母)
ストーリー:
1987年、長崎の港町生まれの18歳。
横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京。
お人好しの彼の周りには人が集まり、世之介は、祥子(吉高由里子)、倉持一平(池松壮亮)、加藤雄介(綾野剛)達と共に過ごしていた。
加藤や倉持との男同士のつきあい、お嬢様の祥子との恋や年上の魅力的な千春(伊藤歩)へのあこがれ等のある大学生活。。。
数年後、ある事件をきっかけに、世之介との思い出を記憶から呼び覚ました、友人達は…。


自分の事を誰かが思い出した時。。。
会えなくなって寂しいと泣いてもらえる事。
出会えて良かったと微笑んでもらえる事。
どちらも幸せな事なのよ揺れるハート。。。と感じた作品。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

懐かしい事柄が、沢山映像の中にあった目
・女の子の前髪のくるっとカールとすだれ(後にカーポート型)おろし。
使い勝手の良い男性用スプレーを見つけ、秘密兵器とむふむふしてたら。。。
 常盤貴子さん起用のCMが始まり…。
 どんどん女性に浸透していき、何となくショックv(≧□≦)vだった)
・靴下は、レース付き又は三つ折。
・紐は金の鎖、黒色のキルト地バッグ
(某高級ブランドもどき:笑。実はもどきを愛用してたカバン
・上着は、ズボンにIN。
・片付時は、イヤホンコードをぐるぐる本体に巻き付けるウォークマン。

お気に入りは、「ダブルデート関連」と「不気味なお隣さん」の場面。
佐津川愛美ちゃん(体操上手なの)の、ぽっちゃりしもぶくれ&くるくるおめめなお顔と、待ち合わせ場所のオープンカー(Cabrioletと書いてあったような)の宣伝看板に。
脳内BGMは。。。
♪なんてったってアイドル〜赤いコンバーチブルからドアを…。
ロードスター、ビート、カプチーノ、RX7、憧れたな〜。
周りは、スープラやプレリュード乗ってる男の子が多かったような…。

祥子のお父さんの「夢」
「東京湾埋める、ぢゃなくて、東京湾埋める事」。
姿を現した祥子の。。。
お父さんは、國村隼さんっ。お母さんは、堀内敬子さんっ。
お屋敷には、寅、貼付けられて跳んでたし、鹿、首だけになってたし。。。
ほんまに東京湾に埋められそう…((゚Д゚ll))。
「を」と「に」の違いに、笑いすぎて壁にぶつかった祥子の頭に。。。
何かがごんってふってきて、床へとフェードアウトしていったのが面白くて(*σ≧▽≦)σ。
あまりに早い動きだったので何だろってじーっと見ていたら、つばひろ帽子だった。
祥子が普通に拾って、壁にもっかい掛ける仕草も良かった。

死んでるかもしれない(笑)開かずの部屋。
開くはず無い、と油断してたら突然声が…びびったさがく〜(落胆した顔)
出てきたのは…ステキなお兄さん。
意外すぎて、世之介にしがみついて固まってる祥子の気持ち、よくわかったひらめき

千春さん、いつも同じお洋服なのはどうして?。
彼女のお母さんがお手洗いに向かう時、違う方向に行きそうになって心配する二人。
微笑ましかった〜。
私も、よく迷子になるので、共感。ひとつの百貨店なのになんで三つも繋がってるの?。
あっちにもこっちにも同じ会社のビルがあったら、どれがどれかわかんないよ〜。

でっかいスイカをサクッと切ったステキな綾野君。
手でもすっとスイカ割れちゃうのね。かっこいい(。☆◇☆。)。
リズミカルなスイカカットは、サンバのリズム。
じっとしてても気付けばアミーゴ〜るんるんな綾野君。
クールなイケメン君のホットなダンスというアンバランス具合、おもろ〜。

さすがの余さん、どんな役も完璧。
余さんの愛しい息子の思い出を語る母の声と吉高ちゃんの演技に、
ある出来事で縮こまった心がほぐされていって。。。
世之介の撮った、これなぁに?が、わんこちゃんと判ったときには笑顔わーい(嬉しい顔)
きたろうさん、ユーモラス。
「DIVE!!」(森絵都さん)の池松君がパパ役かぁ…と感慨深く。
大好きな映画なの)

誰かの感情的な思いを、ふんわり返す世之介。
当初は、え?その反応?と訝るも。。。
それは、彼の素直な気持ちだとわかり、心を開いていく周りの人達。

きつめのレシーブ打ってこられても、打ち返すトスの優しい世之介。

最期を迎えた時、誰かに泣いてもらえる幸せ。
誰かが自分の事を思い出した時、出会えて良かったなって笑顔になってもらえる幸せ。

色んな形の幸せがあるんだな〜って思った。

華やかに賑わうも儚く散り、でも、記憶にずっと残る春の桜の木みたいな作品ぴかぴか(新しい)

好きだ〜キスマーク
posted by みぃみ at 10:17| Comment(10) | TrackBack(15) | 映画・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みぃみさん、こんにちは^^

面白かったですねぇ、この映画。
あの世之介の生き様の“間”でしょうか、
考えたら160分近くある長尺の大作(笑)だったんですね!
なんか、いい奴がいたよなぁ〜ってふと思い出してしまう、
そんな感じの映画でした。
相当マイペースだけど、憎めない奴って感じで^^
Posted by cyaz at 2013年02月26日 12:29
cyazさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

はい(^^)/。
車で1時間程の場所にある映画館での公開でしたので
上映時間含め5時間の小旅行した甲斐のある映画でした〜。

そうそうっ!。
独特の世之介の「間」。
点になったおめめも、うふふっ♪となれちゃいます。
さすがお嬢様祥子、お目が高いっ!。
世之介は今まであった中で一番デキるって♪気付いてましたもん。

いいもん観れて、幸せです〜☆。

Posted by みぃみ at 2013年02月26日 13:41
世之介とキャラとの台詞の掛け合いが絶妙で、
ホント面白かったです♪
長い上映時間が全く気になりませんでした。
むしろ、もっと観ていたかったです。
そして、心地良さに浸りたかった。

過去と現在を行ったり来たりする演出に最初は戸惑いましたけど、
段々とそれに慣れていき、
中盤で知ることになる世之介の死…
思い出す人もいれば思い出さない人もいる…
それが世の中ってものですよね。

う〜ん…自分もこんな出会いを重ねた人生を送りたいと思いました。
Posted by BROOK at 2013年02月26日 14:26
BROOKさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

ね〜♪。ほっこり度満点の会話(やりとり)でしたね〜。
いつの間にか笑顔になれる世之介パワー、凄いです〜♪。
私も時間が経つ程に映画館が居心地良くなってました。
集中力も増してって。。。
劇場内が優しい笑い声で包まれるのも気持ち良くて。

私も突然のガソリンスタンドにはえ?ってなりました。
あれ、結構強烈でしたよね。。。

一度の人生。。。
相手に世之介のように思ってもらえたり
世之介のような相手に出会えたらステキですよね☆。

ものすごい人が生活している中。。。
何かのきっかけで誰かと出会えるって事自体奇跡なのかも。
奇跡を大切に歩めたら…良いですね(^^)。
Posted by みぃみ at 2013年02月26日 16:18
冒頭、新宿駅近くのデッカイ斉藤由貴に「ああ、この時代かぁ」ってなりました。
でも、ここ、大事ですよね。
まだケータイはなく、貧乏学生にエアコンはまだまだ高根の花って時代。

独特の雰囲気と独特の間。
なんだか微笑ましい・・・・
・・・・んだけど、世之介にはちょっと嫉妬しちゃう感じ。羨ましくて。
無い物ねだりっす(笑)
Posted by たいむ at 2013年02月26日 20:57
こんにちは。ご訪問ありがとうございました!
こういう心が温かくなる邦画に出会えると、
日本人で良かった〜と思ってしまいます♪
折に触れ、見返してみたくなるような作品です☆
Posted by non_0101 at 2013年02月26日 22:36
たいむさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

>デッカイ斉藤由貴に「ああ、この時代かぁ」ってなりました。

「卒業」がヒットして(←私カセットテープ買いましたよ〜)、
世の中好景気、大学卒業していい会社に入り、目指せ!贅沢生活〜♪。
祥子の兄が、まんまバブリーな事にくすっ(^m^)でした。

世之介と世之介の友人達は意外に普通(たぶん:笑)で、
いい人達のいい関係でした♪。
んや。。。世之介の人間性ゆえ。。。周りも…かな?(^^)。

ね♪。
でも、たぶんきっと世之介と周りの人達みたいな時間や関係って
誰もに訪れると思います☆。
Posted by みぃみ at 2013年02月27日 10:41
non_0101さん>こんにちは♪。
こちらこそ、ご訪問に加え、コメント、ありがとうございます。

いい映画でしたね〜(^^)。
世之介の言葉って、こういう考え方もあるんだよ、
というような新たな道を示してくれているようで、
見ている内に心が楽になっていきました。

銭湯でお風呂につかってぽっかっぽか気分♪。
一家に一作品!になったら平和な国になるかな〜☆。
Posted by みぃみ at 2013年02月27日 16:15
大変遅くなりました。
ブログはほとんど放置状態。。。
ペースが戻るのは、いつになるやらですわ。

>きつめのレシーブ打ってこられても、打ち返すトスの優しい世之介。
うまいなああ、この表現。
人って、何やっても憎まれない感じの人もいれば、よかれと思ってやってもわかってもらえない人もいる。
それって、その人への神様の気まぐれな贈り物なんでしょうか。
きっと世之介は、神様に可愛がられたんでしょうね。
そんな風に思えましたです。

でへ、やぱ綾野君だねええ。

Posted by sakurai at 2013年03月23日 21:54
sakuraiさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

わ〜い♪。sakuraiさんに褒めてもらった〜(^o^)。
嬉しいです〜。ありがとうございます!。

おっしゃるとおり。
愛される力、は天性のもの、神様の贈り物なのかも☆ですね。
で、その力で周りを幸せにする。
頑なな心をほぐしてくれる世之介と出会った人達も、
その人達にとって世之介が必要だから、との神様の優しさだったりして。
その出会いをどう使うかはその人次第。。。。
「袖触れ合うも多生の縁」なのかも♪。

綾野君、かっこよかったですね。彼ならモー○ーでもいいっ!。
Posted by みぃみ at 2013年03月26日 10:55
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