映画:「横道世之介」。
監 督:沖田修一
脚 本:沖田修一・前田司郎
原 作:吉田修一
音 楽:高田漣
衣 裳:纐纈春樹
ヘ ア・メイク:田中マリ子
キャスト:
高良健吾 (横道世之介)・ 吉高由里子 (与謝野祥子)
池松壮亮 (倉持一平)・ 伊藤歩 (片瀬千春)
綾野剛 (加藤雄介)・ 井浦新 (室田恵介)
國村隼 (祥子の父)・ きたろう (横道洋造)
余貴美子 (横道多恵子)・朝倉あき (阿久津唯)
黒川芽以 (大崎さくら)・ 柄本佑 (小沢)
佐津川愛美 (戸井睦美)・ 堀内敬子 (祥子の母)
ストーリー:
1987年、長崎の港町生まれの18歳。
横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京。
お人好しの彼の周りには人が集まり、世之介は、祥子(吉高由里子)、倉持一平(池松壮亮)、加藤雄介(綾野剛)達と共に過ごしていた。
加藤や倉持との男同士のつきあい、お嬢様の祥子との恋や年上の魅力的な千春(伊藤歩)へのあこがれ等のある大学生活。。。
数年後、ある事件をきっかけに、世之介との思い出を記憶から呼び覚ました、友人達は…。
自分の事を誰かが思い出した時。。。
会えなくなって寂しいと泣いてもらえる事。
出会えて良かったと微笑んでもらえる事。
どちらも幸せな事なのよ。。。と感じた作品。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
懐かしい事柄が、沢山映像の中にあった。
・女の子の前髪のくるっとカールとすだれ(←後にカーポート型)おろし。
(↑使い勝手の良い男性用スプレーを見つけ、秘密兵器とむふむふしてたら。。。
常盤貴子さん起用のCMが始まり…。
どんどん女性に浸透していき、何となくショックv(≧□≦)vだった)
・靴下は、レース付き又は三つ折。
・紐は金の鎖、黒色のキルト地バッグ
(某高級ブランドもどき:笑。実はもどきを愛用してた)
・上着は、ズボンにIN。
・片付時は、イヤホンコードをぐるぐる本体に巻き付けるウォークマン。
お気に入りは、「ダブルデート関連」と「不気味なお隣さん」の場面。
佐津川愛美ちゃん(←体操上手なの♪)の、ぽっちゃりしもぶくれ&くるくるおめめなお顔と、待ち合わせ場所のオープンカー(Cabrioletと書いてあったような)の宣伝看板に。
脳内BGMは。。。
♪なんてったってアイドル〜赤いコンバーチブルからドアを…。
ロードスター、ビート、カプチーノ、RX7、憧れたな〜。
周りは、スープラやプレリュード乗ってる男の子が多かったような…。
祥子のお父さんの「夢」。
「東京湾に埋める、ぢゃなくて、東京湾を埋める事」。
姿を現した祥子の。。。
お父さんは、國村隼さんっ。お母さんは、堀内敬子さんっ。
お屋敷には、寅、貼付けられて跳んでたし、鹿、首だけになってたし。。。
ほんまに東京湾に埋められそう…((゚Д゚ll))。
「を」と「に」の違いに、笑いすぎて壁にぶつかった祥子の頭に。。。
何かがごんってふってきて、床へとフェードアウトしていったのが面白くて(*σ≧▽≦)σ。
あまりに早い動きだったので何だろってじーっと見ていたら、つばひろ帽子だった。
祥子が普通に拾って、壁にもっかい掛ける仕草も良かった。
死んでるかもしれない(笑)開かずの部屋。
開くはず無い、と油断してたら突然声が…びびったさ。
出てきたのは…ステキなお兄さん。
意外すぎて、世之介にしがみついて固まってる祥子の気持ち、よくわかった。
千春さん、いつも同じお洋服なのはどうして?。
彼女のお母さんがお手洗いに向かう時、違う方向に行きそうになって心配する二人。
微笑ましかった〜。
私も、よく迷子になるので、共感。ひとつの百貨店なのになんで三つも繋がってるの?。
あっちにもこっちにも同じ会社のビルがあったら、どれがどれかわかんないよ〜。
でっかいスイカをサクッと切ったステキな綾野君。
手でもすっとスイカ割れちゃうのね。かっこいい(。☆◇☆。)。
リズミカルなスイカカットは、サンバのリズム。
じっとしてても気付けばアミーゴ〜な綾野君。
クールなイケメン君のホットなダンスというアンバランス具合、おもろ〜。
さすがの余さん、どんな役も完璧。
余さんの愛しい息子の思い出を語る母の声と吉高ちゃんの演技に、
ある出来事で縮こまった心がほぐされていって。。。
世之介の撮った、これなぁに?が、わんこちゃんと判ったときには笑顔。
きたろうさん、ユーモラス。
「DIVE!!」(森絵都さん)の池松君がパパ役かぁ…と感慨深く。
(↑大好きな映画なの)
誰かの感情的な思いを、ふんわり返す世之介。
当初は、え?その反応?と訝るも。。。
それは、彼の素直な気持ちだとわかり、心を開いていく周りの人達。
きつめのレシーブ打ってこられても、打ち返すトスの優しい世之介。
最期を迎えた時、誰かに泣いてもらえる幸せ。
誰かが自分の事を思い出した時、出会えて良かったなって笑顔になってもらえる幸せ。
色んな形の幸せがあるんだな〜って思った。
華やかに賑わうも儚く散り、でも、記憶にずっと残る春の桜の木みたいな作品。
好きだ〜。
面白かったですねぇ、この映画。
あの世之介の生き様の“間”でしょうか、
考えたら160分近くある長尺の大作(笑)だったんですね!
なんか、いい奴がいたよなぁ〜ってふと思い出してしまう、
そんな感じの映画でした。
相当マイペースだけど、憎めない奴って感じで^^
はい(^^)/。
車で1時間程の場所にある映画館での公開でしたので
上映時間含め5時間の小旅行した甲斐のある映画でした〜。
そうそうっ!。
独特の世之介の「間」。
点になったおめめも、うふふっ♪となれちゃいます。
さすがお嬢様祥子、お目が高いっ!。
世之介は今まであった中で一番デキるって♪気付いてましたもん。
いいもん観れて、幸せです〜☆。
ホント面白かったです♪
長い上映時間が全く気になりませんでした。
むしろ、もっと観ていたかったです。
そして、心地良さに浸りたかった。
過去と現在を行ったり来たりする演出に最初は戸惑いましたけど、
段々とそれに慣れていき、
中盤で知ることになる世之介の死…
思い出す人もいれば思い出さない人もいる…
それが世の中ってものですよね。
う〜ん…自分もこんな出会いを重ねた人生を送りたいと思いました。
ね〜♪。ほっこり度満点の会話(やりとり)でしたね〜。
いつの間にか笑顔になれる世之介パワー、凄いです〜♪。
私も時間が経つ程に映画館が居心地良くなってました。
集中力も増してって。。。
劇場内が優しい笑い声で包まれるのも気持ち良くて。
私も突然のガソリンスタンドにはえ?ってなりました。
あれ、結構強烈でしたよね。。。
一度の人生。。。
相手に世之介のように思ってもらえたり
世之介のような相手に出会えたらステキですよね☆。
ものすごい人が生活している中。。。
何かのきっかけで誰かと出会えるって事自体奇跡なのかも。
奇跡を大切に歩めたら…良いですね(^^)。
でも、ここ、大事ですよね。
まだケータイはなく、貧乏学生にエアコンはまだまだ高根の花って時代。
独特の雰囲気と独特の間。
なんだか微笑ましい・・・・
・・・・んだけど、世之介にはちょっと嫉妬しちゃう感じ。羨ましくて。
無い物ねだりっす(笑)
こういう心が温かくなる邦画に出会えると、
日本人で良かった〜と思ってしまいます♪
折に触れ、見返してみたくなるような作品です☆
>デッカイ斉藤由貴に「ああ、この時代かぁ」ってなりました。
「卒業」がヒットして(←私カセットテープ買いましたよ〜)、
世の中好景気、大学卒業していい会社に入り、目指せ!贅沢生活〜♪。
祥子の兄が、まんまバブリーな事にくすっ(^m^)でした。
世之介と世之介の友人達は意外に普通(たぶん:笑)で、
いい人達のいい関係でした♪。
んや。。。世之介の人間性ゆえ。。。周りも…かな?(^^)。
ね♪。
でも、たぶんきっと世之介と周りの人達みたいな時間や関係って
誰もに訪れると思います☆。
こちらこそ、ご訪問に加え、コメント、ありがとうございます。
いい映画でしたね〜(^^)。
世之介の言葉って、こういう考え方もあるんだよ、
というような新たな道を示してくれているようで、
見ている内に心が楽になっていきました。
銭湯でお風呂につかってぽっかっぽか気分♪。
一家に一作品!になったら平和な国になるかな〜☆。
ブログはほとんど放置状態。。。
ペースが戻るのは、いつになるやらですわ。
>きつめのレシーブ打ってこられても、打ち返すトスの優しい世之介。
うまいなああ、この表現。
人って、何やっても憎まれない感じの人もいれば、よかれと思ってやってもわかってもらえない人もいる。
それって、その人への神様の気まぐれな贈り物なんでしょうか。
きっと世之介は、神様に可愛がられたんでしょうね。
そんな風に思えましたです。
でへ、やぱ綾野君だねええ。
わ〜い♪。sakuraiさんに褒めてもらった〜(^o^)。
嬉しいです〜。ありがとうございます!。
おっしゃるとおり。
愛される力、は天性のもの、神様の贈り物なのかも☆ですね。
で、その力で周りを幸せにする。
頑なな心をほぐしてくれる世之介と出会った人達も、
その人達にとって世之介が必要だから、との神様の優しさだったりして。
その出会いをどう使うかはその人次第。。。。
「袖触れ合うも多生の縁」なのかも♪。
綾野君、かっこよかったですね。彼ならモー○ーでもいいっ!。