
LIVE:「35th Anniversary Concert 2013」。

映画「野性の証明」ヒロインでのデビュー以来、芸能生活35周年!!
東京・大阪 計4公演 23年ぶりの単独コンサート開催決定!!
1990年の東急文化村オーチャードホール開催から、23年。
映画デビュー作:「野性の証明」公開の1978年10月7日から35年目の2013年。
この記念すべき年に、単独コンサート開催。
<大阪 公演>
会場 : 森ノ宮ピロティホール
日程 : 2013年10月6日(日) 15:00開場 16:00開演
入場料 : 8,940円(税込)←やくしまる。 との発表を知り…。
行ってきました〜。薬師丸ひろ子さん、コンサート。
「あまちゃん」で、「(17歳を)47歳に直さねばね」と夏ばっばが言ってたのは、
鈴鹿さんもとい薬師丸さんの実年齢でしたよ(びっくり)。
会場に着くとパンフレットと12/4発売のカバーアルバムの先行予約販売がありました。
パンフレットは未公開写真掲載、CDはクリアファイルの特典付。
「パンフもファイルも今ツアー限定・会場販売限定品ですよ〜」との、とっても上手な売り子のお兄さんの声に、パンフレットにもCD予約にも、人が押し寄せていました。
お買い上げの方達の熱気と興奮と呼び込みに舞い上がり、両方買いそうになりましたが、節約・節約!と、理性で感情を抑え込み、パンフレットのみを購入しました(結局買いました:笑)。


〜セットリスト〜
・ALWAYS 三丁目の夕日
・あなたを・もっと・知りたくて
・風に乗って
・探偵物語
・ステキな恋の忘れ方
・語りつぐ愛に
・天に星.地に花
・バンブー・ボート
(12月発売のカバーアルバムより)
武部聡志氏のピアノと共に。
・故郷
・冬の星座
・夢で逢えたら(私的には鈴木雅之さん)
・元気を出して(竹内まりやさんカバー)
・A LOVER'S CONCERTO
・すこしだけ やさしく(探偵物語)
・メイン・テーマ(メイン・テーマ)
・紳士同盟(紳士同盟)
・セーラー服と機関銃(セーラー服と機関銃)
・僕の宝物(わさお)
アンコール
・私の世界(泣くな、はらちゃん)
・時代
・Woman "Wの悲劇"より
〜開演〜
今回、コンサート鑑賞させていただくまでは、薬師丸さん主演の映画作品達の血しぶきが飛び散る様子や、曲の歌詞の大人っぽさ等から、ちょっと斜に構えたベテラン女優兼歌手な印象。
薹が立った貫禄たっぷりのおばちゃんになってるのかしら?と思っていました。
(ごめんなさい)
ステージに現れた薬師丸さんは、白のマーメイドドレス。髪は巻き、右側に一纏め。
(赤いドレスと黒のドレスも。移動する時にじりっじりっとすこしづつ進んでいく様子も可愛かったです。裾が長いので気をつけて歩いてらしたのかと。にじり歩きの前はさっとたくしあげて移動していたのを私は見ました:爆。リズミカルな曲はドレスの中で足拍子なさっていたと思います)
華やかなスポットライトの中、可愛らしいお姫様のようでした。お人形さんのよう。
存在感と輝きは圧倒的で、子供の時、雲の上の存在と憧れていたアイドルというものそのままでした。
澄んだ心地良く力強い歌声に包み込まれ、鳥肌が何度もたちました。
言葉一つ一つ、音一つ一つを、とても丁寧に大切に発する歌声に、「言葉」は「言霊」だった事を思い出し、普段の「言葉達」への雑な扱いを反省しました。
「私がこのステージに立ち、皆様が聞けたらいいなと思っていらっしゃる曲達を歌わせていただく事で、皆様の懐かしい記憶に思いを馳せていただくお手伝いができれば幸いです」とおっしゃる薬師丸さん。
歌の合間、お水を飲んでらした時に「ひろこちゃ〜ん」と声援をおくったお客様に、急いで答えようとしてちょっぴりむせちゃうも、「ありがとうございます。いくつになってもひろ子ちゃんと呼んでいただける事、嬉しく思います」と。数名の方の声掛けにも、丁寧に答えてらっしゃいました。
お客様達の思い出にできるだけ寄り添えるように、アレンジも原曲に近くなるように工夫しました。
キーも当時の私のキーのままで歌わせていただいております、との事。
嬉しい心配りを、演出に盛り込んでくださっていました。
主演なさった映画についてのMC。
・「野生の証明」
「おとうさ〜〜ん」
トンネルの中にいるんだよ、と念をおされたにも関わらず「おとうさ〜〜ん」とトンネルから走り出た頼子。
やってはいけないよ、と言われたのに、しちゃったから、高倉健さん演じるお父さんは撃たれてしまって…。
演じながら、「余計な事をしているな〜」と子供心に思いました、と。
・「セーラー服と機関銃」
「カ・イ・カ・ン」
都市伝説にもなっているこの台詞「カ・イ・カ・ン」の由来。
アドリブではなく台詞です、と。
血を流しながら機関銃を撃っている場面。。。
液体の入った瓶を撃っているのですが、そうしているうちタラーっと鼻血がでました。
鼻水だと思っていて、こんな大切な場面の撮影時になんで鼻なんかでるんだろう、と思いました、と。
・「Wの悲劇」
「顔はぶたないで。私女優なんだから。」
女優じゃなくても顔はぶたない方がいいと思います、と。
13歳からお仕事を始めましたが、私の叱られ方は半端じゃなかったです。
今なら児童相談所の人がとんでくるくらいかと。。。
竹刀で叩かれるというのを耳にしますけれど、竹刀はしなるから衝撃がまだ緩和されます。
私は、しならない角棒で、こづかれながら指導されました。
でも、大の大人達が、13歳の小娘に真剣に向き合ってくれたおかげで今があると思い、ありがたいな〜と感謝しています、と。
うつろいやすい音程の鈴鹿ひろ美を演じた「あまちゃん」について。
朝ドラといっても早、朝、昼、夜1日4回位放送があるのですね。
いつご覧になってもよろしいのですが、やはり朝に向けてというのが朝ドラの主旨のようです。
私はといいますと。。。なかなか放送時間に見る事ができず…。
気付けば、イノッチのウケ、気付けば、高瀬アナのウケに入ってしまって。。。
リアルタイムで見る習慣とつけるのに時間を要しました:笑、と。
「あまのさーーん」と「じぇじぇじぇ」の台詞も言ってくれました〜。
これからの予定としては。。。
本日発表のあった2時間ドラマ、及び、来年は舞台があるそうです。
ちなみに、薬師丸さんは、ツイッターを御存知でした(^^)。
今年は、2020年に東京でオリンピック開催が決まった年でもあり、なにかの運命を感じたので、
1曲目は「ALWAYS 三丁目の夕日」を選んだそうです。歌詞は薬師丸さんがつけたものなので、今回のコンサートでのみ聴けるのだとか。。。
映画の続編については、東京オリンピックの三十年後に、またやるかも、と。
私の中では、鈴木雅之さんの「夢であえたら」であり、スケベなおっちゃんの妄想にお水のお姉さんな印象のこの歌。
薬師丸さんが歌うと、お花畑に乙女が花占いなイメージに一転。清々しい歌になります。
竹内まりやさんの「元気を出して」は、刹那的な悲しいのに強がる女な印象だったのですが、薬師丸さんバージョンだと温かな応援歌になります。
大切に大切にまっすぐに育てられたアイドルという印象の薬師丸さん。
歌声を聴いていると、心が清められます。
前向きに真面目に生きていこうと思います。
バンドは、ベース・ギター・ドラムス・キーボード・ピアノのシンプルな構成。
薬師丸さんの歌声と共鳴し見事なハーモニーを聴かせてくれました。
全体をまとめるピアノの音に、奏者の方を確認すると、武部聡志さんでした。
武部さんは、あらゆるジャンルの音楽をピアノで弾きこなし、さらには、歌ってる方が歌いやすいように合わせながら演奏なさっているご様子を何度かテレビで拝見し、すごい人だなぁと思っていた方でしたので、ご本人の弾いてらっしゃる姿に興奮しました。
武部さんが弾くとピアノが躍動するのです。美しい旋律も激しい音も縦横無尽。
七変化なピアノの姿と音、武部マジックに、うっとりしました。
(ピアニカも吹いてらっしゃいました)
座って鑑賞していた場内。
薬師丸さんが、終演の御挨拶をなさりはじめた瞬間、スタンディングオベーション。
会場に満ちる拍手音も、とっても心地良くて。。。
至福の時間でした
