2013年11月07日

芸術:「BIOMBO(ビオンボ)/屏風:日本の美」♪。

平成25年11月7日(木)晴れ雨晴れ

【備忘録】(鑑賞当時の感想を某所へお知らせさせていただいた時の記事)

大阪市立美術館で開催中の「BIOMBO(ビオンボ)/屏風:日本の美」の紹介です。

海外からの里帰り作品を含む約100件の屏風の名品(国宝2件、重要文化財22件)が展示されています。

講演聴講や、会場内の説明書きを読み「面白いなぁ。」と思った事は…。

中世以前、屏風は一行事限りの使用でその行事が終われば焼却処分されており、現存するものは極めて貴重だそうです。
又、折りたためて移動が容易な事や、当日使用された状況のままでは残っていない事等から、いつ・どのように使用されていたかは、現存する絵巻物等の画中を検証することで判明するとか。

例えば、お子さんが産まれる画の中に描かれていることで、「白絵屏風」は出産時使用されていたと解り(法然上人絵伝・紫式部日記絵詞等)、人が亡くなった絵の中では、屏風が上下逆さまに立てられている(非日常のことなので逆さまにたてることで日常との間に仕切りを設けた)ことが判明したそうです。
「白絵屏風」は、主に白と銀が使われ、松竹・鶴亀等縁起物が描かれており、生命の誕生の場に相応しい清純な雰囲気の屏風です(前述の通り、一度きりの使用なので現存するものはかなり貴重だとか「伝原在中 筆」)。
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また、夏用に真ん中をくり抜いて御簾をはめ込み風通しをよくした屏風(秋草浜松図御簾屏風)や、普段は東京・サントリー美術館とアメリカ・ボストン美術館に別れて所蔵されており、明治以来本展示で束の間の再会をしている「樹下麝香猫図屏風(左)・松下麝香猫図屏風(右)」(狩野雅楽助之信 筆:左隻に雄、右隻に雌と子が描かれており、並べると雄が雌に視線を送っている)作品。
将軍家の慶事(婚礼)の品とされる「桐鳳凰図屏風」(狩野探幽 筆:鳳凰が互いに視線を交わせ幸せそうな絵)等もあります。
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そして…鎖国下の江戸幕府が、親交のあったオランダ国王に贈った10点全ての屏風が150年ぶりに全て帰国しています。
なんと!オランダへ贈る前に狩野休清実信が幕府にお伺いをたてた下絵(金地墨画梅御伺下絵)も同時にみることができます♪。
どれも美しいままの姿で帰国しており、純金地に墨(黒のみ)で描かれた「墨梅図屏風」の美しさに魅せられました。
なお、ヨーロッパで屏風は「BIOMBO:ビオンボ」と呼ばれポルトガル語やスペイン語で今も使われています。

再会あり、一時帰国有りと盛り沢山な日本の美の世界をよろしければ堪能なさってみて下さい。

以上、当時、一生懸命レポして、知っておいたら役立つと思ったので、自分の所に持って来ました。
posted by みぃみ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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