
舞台前方には、山積みのロボット残骸や瓦礫。
スクリーンは7分割してあり、そこには、マンガのコマ割と同じように、浦沢直樹先生の絵が映し出される。
ストーリーの説明や場面紹介に合わせての投影。
と、同時にダンサー(アンサンブル)の方達が7つの厚さのある大きなパネルを動かす。
パネルは、組み合わせにより、壁・テーブル・階段・墓石・電話ボックス等30種類以上のものを表現する。
映像・パネル・人間の動きが融合して進行していく不思議な世界。
二次元と三次元が調和する新鮮な感覚の中、人間が演じる人間ではないロボット達。
大がかりな機械やセットは使わず、CG並のアクションを、人間の肉体を使い人力で表現する。
スーパースペシャル!人力でここまで魅せれます!!、な、作品。
その場で描いているように見える人間の動きに合わせたお花畑の映像。
影絵のように投影される通行人や雨が、役者の動きで現実味溢れる様。
巨大ロボットプルートゥと戦うクライマックスの場面は…。
高さ天井・横幅舞台の3分の1サイズの巨大ロボットプルートゥと戦う通常サイズの生身の人間(アトムというロボットの設定ではある)が舞台上で実際に動いて戦ってるの。
大きなロボットを動かすのも人間、アトムな未來君は、(身体をアンサンブルさん達に抱えられたり持ち上げられたりしながら)柔軟な肢体を駆使。はね飛ばされたり潰されたりも(ふわっとジャンプしたり半分に折れ曲がったり←ブリッジの姿勢で90度以上曲がった時は、背骨大丈夫?と心配になった)。
プルートゥ戦の後は、ラスボスのボラー戦。
舞台上に大きな風船状態のビニールを使っての表現。
ビニールに揉まれたり呑み込まれたり脱出してきたり…。
映像投影と未來君の動きでビニールが強大な怨念の塊に見えてきた。
音・映像・人力共演のこの作品、最大の見せ場…。
手に汗握って、アトムとサハドを応援してた。
パシフィック・リムの世界が目の前に広がって、
映像の中の世界を、舞台で表現できるという事に、びっくり!!。
吉見一豊さん、そのまんまお茶の水博士だった。
重たいテーマの今作中、現れると場が和む。
と、同時に、声では、とっても冷酷なルーズベルトクマちゃんなさってる妙…。
寺脇康文さん、茶髪が新鮮だった。
テレビで見たまんまのビジュアル。
カテコで客席を撃ってらっしゃった:笑。
松重豊さん、歩いてるだけで雰囲気ある。
ロボットか人間かわからない不気味さ。
大きな声にドキッとした。
優しさと恐さのアブラー。
カテコの笑顔、とってもキュート。
永作博美さん、2役を見事に演じ分け。
大人の女と小学生の女の子。
両方の台詞に、涙が…。
森山未來君、パワーアップ!。
ロボットを糸で操っている演出時、本当に糸に操られてるようだった。
とってもスローモーションにバック転したり回ったり、頭だけでの一点倒立等。
空中で一瞬停まってるように見えるのってとっても体力いるんだよね。
フィギュアスケートのペアで男性が女性を持ち上げるリフト状態でアトムが飛んでいく様子を表現。
床に垂直な状態でアトムポーズで飛んでいく(ダンサーさんに持ち上げられて、向こうずね部分だけを支えられてるだけで、ちっともブレないってどんだけ強靱なの)。
ちらちらっと見える美しい腹筋に

素晴らしかった〜

先に内容編読ませていただいて予習〜。
これって、アトムのお話だったんだ・・・しかも未來くんがアトム・・・・・・想像中
なんかぴったりなんですけど〜
まさか海水パンツにベルトっていで立ちじゃないよね?あの素晴らしいダンスで鍛えた跳躍が想像できるわ〜。“飛ぶ”のって凄い力使うよね〜。
松重さんは、無機質な感じがよさそう・・・
みぃみちゃんのレビューで観てないのに観れた気がしてきた。ありがと〜〜〜!
予習??、何でしょう?。
未來君??。
ハリウッドによる映画化??。
気になります‥。
そうなんです。
プルートゥというおっきなロボットとアトムとウランのお話。
手塚さん版はウランちゃんの優しさにプルートゥが心を開いていくエピソードなのですが‥。
浦沢さんのは、かなりメッセージ性が強くて。。。
今の色々な恐いことが起こる元になった色々を
(めっちゃ抽象的ですみません。
マリーさんならわかっていただけると思って…)
描いてあるので、けっこう重かったです。
ま、マリーさんっ!
未來君が海水パンツ履いてたら、照れます〜:笑。
Tシャツに長ズボンにパーカーの出で立ちでした。
くるっと回るとお腹が見えるので、
見えた時はそちらに集中(うふっ)。
未來君の卓越した表現力とダンス、素晴らしかったです。
生松重さん、渋かったですよ〜〜。
コワカッコイイ。
笑顔にやられました‥。