舞台:「談ス」。
構成:大植真太郎
振付・出演:大植真太郎・森山未來・平原慎太郎
舞台監督:足立充章・山下翼
照明:吉枝康幸
製作:C/Ompany
大阪千秋楽公演、観てきました。
円形ホールってどんなんだろー?と
ドキドキしながら入って見ると。。。
舞台が丸いっ!!。
劇場の中央にまんまるい舞台があり、
その周囲360度をお客さんが取り囲む形。
幸運な事に、観賞場所は、最前列ベンチシート。
平たい横長の椅子(背もたれなし)を
座席番号毎に白いテープで区切ってくれていて、
ゆったり座れました。
しかも、舞台に、手を伸ばせば触れる距離。
上演時間になると…。
場内アナウンス。
奈良から自転車で4時間かけてやってきた(笑)出演者さん自らアナウンス。
「108つのお願い」
108つのお願い、1つめは、撮影・録音の自粛要請。
「向かい側の誰かがほら自分を撮影していると思うと怖いでしょ?。
せっかくなので、向かい側の人に微笑みかけてみましょう。」
場内、爆笑+笑顔。私も対面の人とにこっのやりとり、できました♪。
108つのお願い、2つめは、場内消灯の告知。
「劇場内上演の都合上非常灯を消灯させていただきます。
そうです、韻をふんでいます」
またまた、場内、大爆笑。
108つのお願い108つめ。
音の出るものの電源オフのお願い。
色んな音のある中、笑いや拍手は音発生歓迎〜とのこと。
上演前アナウンスにてひとしきり盛り上がり…。
いよいよ上演開始。
ま、まさかの未來君、人2人向こう側からの通路から、登場。
近い〜〜〜。
舞台に上がると、「お腹痛いんですけど」なパフォーマンス。
痛い、痛い〜、出て〜、出ないっ、な動き。
そして遂に、お口から…ポンッ、でましたっ!お人形っ!!。
続いて、平原さんの登場。
「熱々の場所に入りたいけど、入れない」なパフォーマンス。
ぼそぼそ呟く言葉と、いきそうで、いけないもどかしさに、
観ている側も力が入る。
そして、なんとか、熱い場所へのイン、完了。
そして、二人の身体と身体のパフォーマンス開始。
ワン、ツー、のかけ声に合わせて、互いの身体の一点を接したまま、
かけ声毎に舞台を移動、円形の舞台を一周しながら回ります。
リズムができてきた頃、「3」の大植さん登場。
1、2のリズムをかき乱しつつ、徐々に同化。
1、2、3のリズムが完成し、円形の舞台の一周は、3人で行うようになります。
人間の身体が下から上へ180度美しく移動、抱え上げた人の頭の上に真っ直ぐそびえたって(逆立ち状態で)いたり、ドミノが倒れるように重なりあったかと思えば、その動きの逆回し状態で起き上がったり。
自分が逆さまに抱え上げてる人間のズボンに顔入れたまま(見えてる?)移動て、ダチョウ倶楽部ってみたり。
劇場内は、爆笑や拍手で包まれます。
文字に書き起こしていると意味不明…:爆。
互いの間合いを計りながらの、ダンスという名の格闘技。
力入って観てました。
大相撲大阪場所が始まった日に鑑賞しましたが、
円形ホール上でも3人の、
ドスコイ、ドスコーーイな取り組みが70分続いていました。
汗びっしょりになりながらの、
高い技術力と信頼を軸にした、ダンスという名のバトル。
素晴らしかったです。
終演後、撮影オッケー、ネット掲載オッケーとのことでしたのでパシャ。
チョークもお持ち帰りオッケーとのことでしたので記念にいただきました。
お人形さんは、ジョーという名前らしく、
上演中バッタリ倒れたお人形に、「ジョーーーッ!」と叫んだ場面、
かなりツボりました。
「パッション」「パッション」〜。
オススメの作品です。