2016年08月08日

映画:「秘密 THE TOP SECRET」♪。 

平成28年8月8日(月)

映画:「秘密 THE TOP SECRET」。 

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監督:大友啓史
脚本:高橋泉・大友啓史・LEE SORK JUN・KIM SUN MEE
原作:清水玲子
キャスト:
薪剛:生田斗真・青木一行:岡田将生・鈴木克洋:松坂桃李
貝沼清孝:吉川晃司・露口絹子:織田梨沙
今井孝史:大倉孝二・天地奈々子:木南晴夏
岡部靖文:平山祐介・三好雪子:栗山千明
斎藤純一郎:リリー・フランキー
露口浩一:椎名桔平・眞鍋駿介:大森南朋
ストーリー:
被害者の脳をスキャンして生前の記憶を映像化するMRIスキャナーが発明され、迷宮入り事件の捜査は革新的に進化した。しかし一方で被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の感情が移行し、犯罪の闇に引きずり込まれるリスクがあった。この最新鋭の技術を使う警視庁のエリート集団、科学警察研究所法医第九研究室・通称“第九”が捜査を開始する。室長の薪剛(生田斗真)の下に配属された新人捜査官・青木一行(岡田将生)らは、家族を惨殺した罪で死刑になった男の記憶を映像化するミッションに挑む。しかし、男の脳内映像は事件以来行方不明となっていた男の娘・絹子が家族に刃物を振り上げる姿を映し出す。第九捜査官たちは事件の真相に驚愕するが、事件は次々と連鎖し、第九の闇、貝沼事件へとつながり、今は亡き薪の親友、元・第九メンバー・鈴木(松坂桃李)が自分の命と引き換えにしてまで守ろうとした、第九最大の秘密がそこに隠されていた。


複数の事件を解決しつつ、終盤、薪の抱える闇と対決する事で、一旦終結していた原作漫画は既読。

映画は、始めの方のお話の、娘の罪を父親がかぶる事件を軸に、10巻超ある原作の終結迄を描いてあった。
原作を、ところどころ摘んで、新キャラクターを加える事により繋ぎ合わせた感じ。

映画の大スクリーンに合うように、脳内映像を見る為の作業が、とっても大掛かりになっており、そこを長々映すのなら、青木と三好の男女間の好意と、青木と薪の上司と部下(共に戦う男同士)の好意の同時進行を、はしょらずに、盛り込んで欲しかったな〜。

漫画の薪さんは、美しくて厳しくて激しくて強くて優しくて繊細で超有能で、圧倒的な力を警察権力の中に持っている。
漫画の青木は、頼りなさを経験を積む事によって克服し、薪の支えになれる人物に成長していく。

映画の薪と青木は、漫画の薪と青木を混ぜ混ぜして二つに分けた感じのキャラクター。
岡田将生君の青木…、上背あるし、確固たる信念を持って事件に対応していく姿、かっこよかった〜。
連続猟奇事件の要因を見てしまって、精神に支障をきたした鈴木役の桃李君も、かっこよかった〜。
バラエティー番組出演しているのを見て、2人共ふわふわっとした印象があったので、今作で2人の意外な姿を目にして、きゅんきゅんした。

映画オリジナルキャラクターの大森南朋さんが加わる事で、
刑事物らしさやホラー感、猟奇殺人の恐ろしさが増してて、良かった。

絹子役の女の子もリリーさんも、よかった。

舞台挨拶中継で、斗真君も話してるように、夏休みの朝一番に見るには、なかなかハードな作品。
狂った人達、壊れた人、殺された人の悲しみ、さらには近親相姦も入ってるんだもの。

殺される時見ている事や感じた恐怖を事件解決の為とはいえ、見るなんて、私にはできません。
セラピーも封じ込めるタイプのものは、
きっかけによって(今作では、鍵が開けられる)、
再び現れる恐さがあるのかも?と思ったり。。。

終盤…。

薪さんへの救いとなった鈴木自身が最期に思い描いた映像に、ほっとして…。

最後…。

薪さんが青木に渡したデータ映像に、涙がとまらなくなった。
大勢の人達の笑顔や優しさが映ってる映像は、
全盲の少年と一緒に行動していた、わんちゃんの脳内の記憶なんだもの。
わんちゃんは、大好きな少年と一緒にすごした時の事や、
多くの人達の温かさを、ちゃんと記憶していて、
幸せな一生だったんだなぁ…って思った。

グロとエロと憎悪が並んだ内容を、
ハンカチ必須の感動作にする大友監督って、すごい!!。

生中継時のじゃんけん対決。
岡田君のじゃんけんは右手と左手どちら使うのと斗真君にたずねたり、
最終対決が「ゆとりですが…」で共演の桃李君と岡田君になった時の斗真君の
「ゆとり対決!」発言、楽しかった〜。

《うどん県ご当地キャラクターうどん脳君》
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posted by みぃみ at 14:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
原作は未読、アニメは視聴(既に忘れてしまって…)し、
実写版を鑑賞した次第です。

いろいろな事件が全て一つに繋がってくる展開はかなり面白かったと思います♪
ただ、エピソードを詰め込み過ぎた感もあり…。

最後、青木がUSBメモリには家族を殺した人物が判明している映像なんだと思ってました。

でも、犬の記憶映像ということで、あれはあれで良かったです。
Posted by BROOK at 2016年08月08日 16:25
BROOKさん>こんにちは♪。コメント、ありがとうございます。

アニメ放送あったのですね〜。
私は、先月原作本を読んでからの鑑賞でしたので、
原作と映画を比べながら観てました。
私も、ほぼ全部なぞるの?と思いましたよ:汗。

でもさすが上手く纏めてあるなぁ、とも思いました。
出演者さん達皆さんお上手でしたし(^^)。

最後のUSB、
杖が映ったのと目線が低かったので
わんこのかな?と思いました。
人間の闇が大部分を占めている今作の中の
明るい光な気がしました。
Posted by みぃみ at 2016年08月09日 13:25
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