2016年03月16日

舞台:「談ス」♪。

平成28年3月16日(水)
舞台:「談ス」。
構成:大植真太郎
振付・出演:大植真太郎・森山未來・平原慎太郎
舞台監督:足立充章・山下翼
照明:吉枝康幸
製作:C/Ompany


大阪千秋楽公演、観てきました。
円形ホールってどんなんだろー?と
ドキドキしながら入って見ると。。。
舞台が丸いっ!!。
劇場の中央にまんまるい舞台があり、
その周囲360度をお客さんが取り囲む形。

幸運な事に、観賞場所は、最前列ベンチシート。
平たい横長の椅子(背もたれなし)を
座席番号毎に白いテープで区切ってくれていて、
ゆったり座れました。
しかも、舞台に、手を伸ばせば触れる距離

上演時間になると…。

場内アナウンス。
奈良から自転車で4時間かけてやってきた(笑)出演者さん自らアナウンス。

「108つのお願い」

108つのお願い、1つめは、撮影・録音の自粛要請。
「向かい側の誰かがほら自分を撮影していると思うと怖いでしょ?。
せっかくなので、向かい側の人に微笑みかけてみましょう。」
場内、爆笑+笑顔。私も対面の人とにこっのやりとり、できました♪。

108つのお願い、2つめは、場内消灯の告知。
「劇場内上演の都合上非常灯を消灯させていただきます。
そうです、韻をふんでいます」
またまた、場内、大爆笑。

108つのお願い108つめ。
音の出るものの電源オフのお願い。
色んな音のある中、笑いや拍手は音発生歓迎〜とのこと。

上演前アナウンスにてひとしきり盛り上がり…。
いよいよ上演開始。

ま、まさかの未來君、人2人向こう側からの通路から、登場。
近い〜〜〜。

舞台に上がると、「お腹痛いんですけど」なパフォーマンス。
痛い、痛い〜、出て〜、出ないっ、な動き。
そして遂に、お口から…ポンッ、でましたっ!お人形っ!!。

続いて、平原さんの登場。
「熱々の場所に入りたいけど、入れない」なパフォーマンス。
ぼそぼそ呟く言葉と、いきそうで、いけないもどかしさに、
観ている側も力が入る。
そして、なんとか、熱い場所へのイン、完了。

そして、二人の身体と身体のパフォーマンス開始。

ワン、ツー、のかけ声に合わせて、互いの身体の一点を接したまま、
かけ声毎に舞台を移動、円形の舞台を一周しながら回ります。
リズムができてきた頃、「3」の大植さん登場。

1、2のリズムをかき乱しつつ、徐々に同化。
1、2、3のリズムが完成し、円形の舞台の一周は、3人で行うようになります。

人間の身体が下から上へ180度美しく移動、抱え上げた人の頭の上に真っ直ぐそびえたって(逆立ち状態で)いたり、ドミノが倒れるように重なりあったかと思えば、その動きの逆回し状態で起き上がったり。
自分が逆さまに抱え上げてる人間のズボンに顔入れたまま(見えてる?)移動て、ダチョウ倶楽部ってみたり。
劇場内は、爆笑や拍手で包まれます

文字に書き起こしていると意味不明…:爆。

互いの間合いを計りながらの、ダンスという名の格闘技。
力入って観てました。
大相撲大阪場所が始まった日に鑑賞しましたが、
円形ホール上でも3人の、
ドスコイ、ドスコーーイな取り組みが70分続いていました。

汗びっしょりになりながらの、
高い技術力と信頼を軸にした、ダンスという名のバトル。
素晴らしかったです

終演後、撮影オッケー、ネット掲載オッケーとのことでしたのでパシャ。
チョークもお持ち帰りオッケーとのことでしたので記念にいただきました。

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お人形さんは、ジョーという名前らしく、
上演中バッタリ倒れたお人形に、「ジョーーーッ!」と叫んだ場面、
かなりツボりました

「パッション」「パッション」〜。

オススメの作品です
posted by みぃみ at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月08日

舞台:「とりあえず お父さん」♪。

平成28年2月8日(月)

舞台:「とりあえず お父さん」。
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作:アラン・エイクボーン
演出:綾田俊樹(東京乾電池)
上演台本:藤井清美
出演:藤原竜也・本仮屋ユイカ・浅野ゆう子・柄本 明
企画制作:ホリプロ
ストーリー:
イギリスの国民的喜劇作家、アラン・エイクボーンの1965年発表した4人芝居。
月16ポンドで働く青年:グレッグ(藤原竜也)は、1か月前にパーティで知り合ったジニィ(本仮屋ユイカ)と交際中で、彼女と結婚したいと思っていたが、ジニィの年上の元彼の事も気になっていた。
ある日、「実家へ行く」とジニィは出掛けていく。
グレッグは一緒に行きたいと頼むも拒否されたが、ジニィの置いていった住所と目印の書いてあるメモを持ち、彼女の実家へと向かう。
列車でその住所に向かったグレッグはジニィよりも先に到着し、その家に住んでいるフィリップ(柄本明)とシーラ(浅野ゆう子)夫妻の事を、ジニィの両親だと思い、挨拶をする。
だが、ジニィが実家だと言ったその家は、実は…。


1月23日お昼&1月24日お昼の2回鑑賞。

舞台は、ロンドンの「ジニィのマンションの部屋」と
「郊外の町バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドン 大きな柳の木の下の家」の2箇所。
登場人物は、グレッグ、ジニィ、フィリップ、シーラの4人。

2時間、た〜っぷり笑った〜
真剣&深刻な状況の中、誤解が誤解を呼ぶと、超楽しいコメディ(喜劇)になるのね。

ジニィのお部屋にお泊まりしたらしいグレッグのお目覚めの場面がオープニング。
竜也君のほどよく鍛えてある浅黒いセミヌードにドキドキ
白いシーツを身体に巻き付けて起き上がり、ベッドの下を足でまさぐってスリッパを取り出す竜也君。
御足、細くてスラッ!!。
ジニィ宛てにかかってきた電話を自分がとると切れちゃう事を不審がり…。
声色をインド人っぽくしたり、オカマっぽくしたりして応対、面白い〜〜。
ベッドの下のスリッパがどう考えても男物な事に、嫉妬してジニィに八つ当たりする竜也君。
純朴な男の子なのね、グレッグって……。

ジニィの周りの男の影を疑うグレッグを、なんやかんやでかわしていく本仮屋ちゃんジニィ。
華やかなお花のようで、とってもキュート。声もよく通り、言葉もはっきり聞こえる。
たま〜〜に、恐いんですけど(爆)。
グレッグ、結婚したらかかあ天下になるんじゃない?。

ご両親に会いに行くというジニィ。
その住所は、バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドン 大きな柳の木の下の家。
一緒に来てはダメ!!と念押しされるも、そこへ行っちゃうグレッグ。
そして、グレッグは、ジニィよりも先に到着。

一方。。。
バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドン 大きな柳の木の下の家に住んでいるのは、フィリップとシーラ夫婦。
お互いに相手の浮気を疑っている。
ちなみに、フィリップこそが、ジニィの年上の元彼(爆)。

バッキンガムシャー・ロウアー・ペンドンに着いたグレッグは、ジニィの母親だと信じて、シーラに挨拶。
愛想良く迎えてくれたシーラに、「ジニィは、あなたが人見知りすると僕に言ったのですが、どうしてでしょう?」と問うシーラ。
ジニィの事は全く知らないシーラ…(どうして会ったこともないグレッグとジニィが、自分のことを知っているのか、よくわからないも、そのまま流す)。
そして、グレッグは、シーラに「僕、ジニィと結婚したいんです、賛成してくれますか?」とたずねる。
シーラは(一般論として)「おめでとう、とってもステキね」と答える。
グレッグは、ジニィの母親に結婚を許してもらったと、喜び、シーラの手を握る。

グレッグとシーラが手と手を握り合っている時に、畑から戻ってきたフィリップ。
グレッグの事を、シーラの浮気している若い男だと思う。
グレッグは、シーラに「僕、旦那様とも話があるんです(父親にも結婚を許してもらおうと思っている)」と。
シーラ「そうね。(フィリップはグレッグと知り合いだと思っている)」と、去っていく。

グレッグ「僕、彼女(ジニィ)と結婚したいんです」
フィリップ「(シーラとグレッグが)二人でどこへ行こうとかまわないが、結婚は認めない。私のような立場のものは、世間体(離婚するわけにはいかない)がある」
グレッグ「(ジニィと)正式に結婚するより、(ジニィと)同棲がいいとおっしゃるんですか?」

グレッグは、フィリップは、変わり者で独特の結婚観があるといぶかる。
グレッグは、自分は、彼女(ジニィ)が、30歳上の元彼と別れた後、出会っており、彼女(ジニィ)を必ず幸せにし、僕の前に4、5人付き合っていた男性がいるであろう事も気にしないとフィリップに告げ、
フィリップは、シーラが自分と結婚していながら、70歳の老人や他にも4〜5人の男と付き合っており、あげくこの男(グレッグ)と出て行くのか、と、驚愕する…。

グレッグがその場を離れた時、シーラとフィリップの間で、シーラが浮気しているとの誤解は解消。
フィリップは畑へと戻る。

一人、庭先にシーラがいる所へ到着したジニィ。
シーラは「あなたの事(グレッグから結婚相手だと)全て聞いているのよ」と歓迎し、
ジニィは「(フィリップは)私の事(浮気していた相手だと)全て話したのですか?」と驚く。

シーラがグレッグを呼びに屋敷に入っている時に、
畑から戻ってきたフィリップと二人きりになったジニィは、自分と別れるようにフィリップに頼む。
承知しようとしないフィリップ。
ここで、本仮屋ちゃんが、柄本さんに、バシッとビンタ!!。
1度目鑑賞時はビンタが2発入り、
2度目鑑賞時は、1発なるも衝撃がすごかったらしく
柄本さん、よろけて近くにある椅子にぶつかってた。痛そう……。

フィリップは畑へ…。

ジニィが庭先で一人いる所に戻って来たグレッグ。
グレッグがいる事にびっくりするジニィ。
グレッグは、君のご両親に結婚の話をした、と話す。
ジニィは、グレッグがシーラとフィリップを自分の両親だと思っている事を理解する。

畑から戻ってきたフィリップに、グレッグは、「ジニィと結婚させて欲しい」と頼む。
すると、フィリップは「結婚前に娘(ジニィ・実際は不倫相手)とヨーロッパ旅行させて欲しい」と頼む。
グレッグは、承知。ジニィは嫌がる。
3人が旅行の話をしている最中、戻って来るシーラ。
グレッグ「フィリップが娘さん(ジニィ)と親子水入らずの旅行をしたいと言うので僕は賛成です。お母さんもでしょ?」とシーラに伝える。

ジニィの母親でもなんでもないシーラは、ここで全てを悟り…。
「旅行の案は、お父さん(フィリップ)の考え?」と、フィリップに迫る。
口ごもるフィリップ。
「私は、旅行には、いきません、お母さん」と明言するジニィ。
一瞬押し黙るも、「わかりました。これからの人生色々気をつけてね」とジニィに言うシーラ。

状況を知らないのはグレッグのみという状況なるも、丸く収まるストーリー。

そして…。
最初にジニィの部屋で見つかったスリッパはフィリップのものではないことも判明し…。
ジニィちゃんの魔性の女っぷりも明らかに。。。

代名詞による会話により、
各人が思い込みで想像した話達が、
かみ合ってるのにかみ合ってない所が、とっても面白い

柄本さんと、
舞台上をぐるぐる走り回って追いかけっこしたり、
グレッグの名字がポインターなのを、フィリップがなかなか思い出せないという場面で、
柄本さんが、「ポポポポポ」言っているのに、本気で笑ってたり(1度目鑑賞)
「ポポポポパパポポ」言いはじめたら「ポです」と笑いながら返したり(2度目鑑賞)、
にっこにっこしてる竜也君の姿もたくさん観れて嬉しかった〜。

柄本さんの数々の動きとリアクション、面白すぎる〜〜!。

浅野ゆう子さんは、美人さんで迫力あって、シーラの役にもピッタリ!。

最高に楽しい作品〜

posted by みぃみ at 15:53| Comment(2) | TrackBack(1) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月27日

舞台:「死刑執行中脱獄進行中」♪。

平成27年12月27日(日)

舞台:「死刑執行中脱獄実行中」。
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原作:荒木飛呂彦/短編集「死刑執行中脱獄進行中」
構成・演出・振付:長谷川寧
共同振付:森山未來
音楽監督:蔡 忠浩(bonobos)
衣裳:山本亜須香(FUGAHUM)
美術:杉山 至
照明:奥田賢太(colore)
音響:天野高志
演出助手:河内 崇、矢本翼子
振付助手:高谷 楓、傳川光留
舞台監督:谷澤拓巳、高橋大輔


鑑賞前に「死刑執行中脱獄進行中」に加え「ドルチ〜ダイ・ハード・ザ・キャット〜」の両方の原作を読んでおいて方が楽しめるとの情報を得、予習してからの鑑賞。
前者は、殺人の罪で死刑判決を受けた囚人27号が収監された牢屋は、立派な調度品に豪勢な食事が完備してあり、ホテルの部屋のよう。囚人はリラックスしようと、部屋の電気を点ける。その瞬間指に痛みが走る。蜂に刺されたのだ。食事を食べれば爆発が起こり、脱出しようとすると壁に指を切断される。そう、その立派な部屋こそが死刑執行室だったのだ、というお話。
後者は、愛猫と一緒にクルージングに出発した雅吾は、自分のヨットに乗ってきた女性に誘惑され、舵を誤り遭難。女性はおぼれ死ぬ。何日経っても来ない助けに、水は尽き…。
同じように喉が渇いてきた愛猫と水を争ううち、流血。血で口を潤した雅吾は、水の替わりに愛猫の血を得ようとし、愛猫も雅吾の血を得ようとして死闘が繰り広げられるお話。

舞台にあるのは、「様々な形の鉄骨の枠」・「布」・「水の入ったボトル」・「天井からぶらさがる電灯1つ」。
音楽や効果音は、生演奏。
これら数個の道具達とパフォーマー達の身体表現と楽器音が融合して、処刑室・海上へ場面転換することはもとより、各種生活調度品・船・水・猫等を表現します。

囚人27号であり雅吾でもある森山未來君は、処刑室に仕掛けてある様々な罠に翻弄され、船上では愛猫と戦い、船上で死んだ女性の亡霊にも悩まされます。
演じ手は未來君とダンサーさん5人と赤いドレスの女性1名。

青と白のダズル迷彩柄のタイツを身に纏ったダンサーさん達は、処刑室のポスターガイストをおこす得体のしれないものや調度品、波、船、等に次々姿を変え…。

物理的危機と精神的危機に囚人(雅吾)を呑みこもうとし、それに抗う囚人(雅吾)を未來君が演じています。

舞台前方で演じている未來君の姿を舞台後方に大きく広げた布に映し、さらにそこに映像を重ねることで、
水中でおぼれている様子を表現したり、ダンサーさんの身体を組み合わせることで猫の形を影絵のように映したり。
布と絡み合うダンサーさんの動きで、囚人を、死の淵に引きずり込む様子を表現したり、
恐怖や攻撃から逃げまどう様子を、人力で動かしている金属の枠をすりぬけたり転がったりして表現したり。

人間の身体ってこういう形にもなるのね、と、後ろ半分に折り畳まれたり、頭だけで倒立して1回転する未來君やダンサーさん達を見ながら、思いました。

ふわっするっくにゃっばしっしゅるしゅるしゅる〜、様々な擬音を肉体が発していました。
感覚で感じる音や台詞に、感嘆…。

肉体を使っての表現の可能性って無限大だわ…とも。。。

「光」と「音楽」と「肉体」の持つ力に圧倒された90分でした。

素晴らしかったです

2015年を締め括るエンタメがこの作品で良かったです。
posted by みぃみ at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月11日

舞台:『Judas, Christ With Soy』太宰治「駈込み訴え」より♪。

平成27年8月11日(火)晴れ

舞台:『Judas, Christ With Soy』太宰治「駈込み訴え」より
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企画:森山未來
Produced by Mirai Moriyama
演出・美術・振付:Ella Rothschild
Directed, Stage Designed and Choreographed by Ella Rothschild
音楽:吉井盛悟
Music by Shogo Yoshii
出演:
森山未來 Ella Rothschild 吉井盛悟
Cast: Mirai Moriyama, Ella Ella Rothschild and Shogo Yoshii
会場:内子座(住所:愛媛県喜多郡内子町内子2102 )


7月12日(日)鑑賞。
愛媛県は内子の内子座にて開催のお知らせチラシを「プルートゥ」の時にいただいて以来、上演を楽しみに待っていた舞台。

イスラエル帰りの森山未來君のダンスが生で観られる〜♪と、わくわく。
一緒に出演するエラさんとイスラエルで上演した20分程の作品を、アレンジを加えての60分程の演目にした今作。
松山駅で内子に向かう為の列車を待っていると、「本日、内子座にて行われますダンス公演〜」とのアナウンス。
わっ!、松山駅で、この公演の事JRさんが案内してる〜♪と、嬉しくなりました。

太宰治が書いた「ユダのキリストへの想い」のお話。
簡単に言うと…。
好きで好きでたまらないあなたの為に粉骨砕身している私(ユダ)がいるからこそのあなた(キリスト)なのに、あなたは私の事を軽んじてちゃんと見てくれない。
ならもういい。あなたなんて大嫌い。地獄へ落としてやる。
(キリストが磔になった後)、あぁ、私は、大好きなあなたになんという事をしたのでしょう、あなたのいないこの世なんて、生きている甲斐も無し。死んでおわびします。
な、お話。

内子に滞在して作った作品というだけあり、舞台に向かって右側には蝋台に蝋燭が灯してあり(蝋燭は内子の特産品)、向かって左側には上部に座れる幅のある折り畳み可能な背丈より大きな茶色い板が数枚、板には階段が立てかけてあった。

出演者は、森山未來君とエラさん、吉井さんの3名。

未來君の衣装はベージュっぽいTシャツとゆるめのズボン。
エラさんは、ワンピース。
吉井さんは、チョッキとズボン。

太宰の駆け込み訴えの文章を、関西弁で語り始める未來君。
ユダのキリストへの不満部分を語った後は、黙ったままダンスに移行。
エラさんと未來君、絡まったり離れたり、抱き合ったり突き飛ばしたり…。
一人の人物(ユダ)の、キリストへの愛情と憎しみ、尊敬と軽蔑という相反する心の葛藤を表現しているように見えました。
二人のダンスに深みを持たせるのが吉井さんの音楽。
笛や鼓や三線が加わると、「想い」の世界が広がります(←理解しやすいの意)。

途中、衣装替えがあり(たぶんこの場面は、ユダがキリストを裏切り、キリストが処刑される部分だと思うのだけれど…)、未來君もエラさんも正装っぽくなり、エラさんのヘブライ語と未來君の関西弁が同時に発せられます。
全く異なる音なのに、抑揚(イントネーション)が重なるのが、不思議かつ面白くて、人間の感情表現は国境を越えて通じ合うのね…。

その後、エラさんと未來君という一人の人間の2つの感情は、荒れ狂い壊れ破滅します。
ここで初めて、離反していた感情が、合体した(一つになった)ようです。
自らも命を絶つことで、心の葛藤からは解放されたユダの末路、切ない…。

ワインを飲みながら激しく踊るエラさん、汗もほとんどかかず、日本語もお上手で、見とれていました。
未來君、めっちゃ汗だく、髪乱れまくってますが、頭だけでの倒立に両腕だけの階段登り等々、魅せてくれました。
終盤、歌う箇所があるのですが、かなりの運動量をこなしたお二人なるも、歌っている間は二人共明瞭な発声、歌の合間に静かにはぁはぁという息づかいがきこえ、歌が始まると息は全く乱れていません。
プロってすごーーい!と思いました。

「和」の楽器を3人が演奏したり、内子座という木造建築の特性を上手く使った影絵の演出等、
音楽とダンスを満喫しましたぴかぴか(新しい)

最前列真ん真ん中な時間、至福でした〜かわいい
posted by みぃみ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月17日

舞台:「エッグ」♪。

平成27年4月17日(金)晴れ

舞台:「NODA MAP 第19回公演−エッグ」。
【作・演出】野田秀樹
【音楽】椎名林檎・【美術】堀尾幸男・【照明】小川幾雄
【衣装】ひびのこづえ・【音響・効果】高都幸男・【振付】黒田育世
【映像】奥秀太郎・【美粧】柘植伊佐夫・【舞台装置】瀬崎将孝
【キャスト】
妻夫木聡:阿倍比羅夫・深津絵里:苺イチエ
仲村トオル:粒来幸吉・秋山菜津子:オーナー
大倉孝二:平川・藤井隆:お床山
野田秀樹:劇場案内係・芸術監督
橋爪功:消田監督
ストーリー:
舞台の梁の裏から見つかった寺山修司の遺稿『エッグ』。
それを作品として蘇らせようとする芸術監督(野田秀樹)。
リアルタイムで進む原稿の読み解きと、作中世界が混じり合いながらの場面進展。
架空のスポーツ種目「エッグ」に情熱を注ぎ、オリンピックで栄光を掴む日を夢見続ける二人のアスリート。
歌い、踊り、そして二人の間で心揺れ動く女性シンガーソングライター。
二十世紀最大のカルチャーとして君臨した「スポーツ」と「音楽」。
そこに向けられる大衆の熱狂。愛情、嫉妬、世代交代。
様々な私欲が絡み合い、さらに時代の見えざる手に翻弄される登場人物たち。
しかし、物語の表層は徐々に卵の殻の如くヒビが走り、内包していた「真の姿」を見せはじめ、現代を生きる我々がかつて“知った気になっていた”哀しく鮮烈な、かの時代へのレクイエムを描き出すのだった。


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新種目としてオリンピック出場を目指している団体種目「エッグ」。
チームの英雄粒来は、その地位とオーナーの娘である歌姫:苺イチエを、飛躍的な活躍をみせた新星選手:阿倍に、奪われる。
大好きなイチエと結婚生活を送り、人々に新英雄としてもてはやされる阿部。
けれども、阿部の幸せの先には、別の筋書きがあったのだ。

外科医ときけば、男性の医者
巨大組織のオーナーときけば、百戦錬磨の熟年男性
オリンピックときけば、開催予定の2020年東京オリンピック、又は、1964年の東京オリンピック
質問に対し、反射的に思い浮かぶ回答。。。

けれども、外科医もオーナーも女性かもしれないし、オリンピックは、開催されなかった1940年の東京オリンピックの事かもしれない。

そう考えると、普段、いかにイメージの擦り込みの中で生活しているか、に気付かされる。

メディアやネットで、「今のトレンドはこれ!」、「社会で起こってる出来事の要因はこれ!」と、しょっちゅう目にしていれば、流行の最先端はそれなんだと思うし、善悪の判断は、手に入る情報からおこなってしまう。

「思い込み」と「先入観」を覆しながら、進んでいくストーリーは…。
オーナーは若い女性であり、いかつい男達のスポーツであるエッグは、実は、白衣の天使の行動から生まれたものであり、この話でいうところのオリンピックは、開催されなかった1964年のオリンピックの事で、更に、この物語の舞台は、日本ではなく、満州であり、阿部のあみだしたエッグ必勝法「卵に穴を開け割らずに中身を抽出する方法」は、IBMがナチスドイツに提供したパンチカード機器『ホレリス』によるユダヤ人の判別方法であり、新進スポーツの「エッグ」は、細菌兵器製造及びワクチン製造を隠すためのものに、話が進むうち、姿を変えていく。

快活で躍動的なものが、いつの間にか、陰鬱で隠密的なものに変わっていく様子に、情報操作の恐ろしさを感じた。

売れっ子歌手イチエとスポーツのエース阿部の結婚、阿部に座を奪われ、遺書を遺して死んだ粒来。
でも、実の所、イチエの結婚は、利益を手に入れようとする大きな力により仕組まれたもので、大衆の祝福の盛り上がりにより、逃げ場が無くなり仕方なく結婚したもの。
阿倍のスターダムへの躍進は、実は生きており細菌兵器製造にかかわっていた粒来が、犯罪発覚の際のスケープゴートに使うための下準備。
スター同士の華やかな結婚生活、悲哀の元英雄という話題性のみ公表され、これら真実は闇の中。

劇中「人は、番号で呼ばれ始めると、とたんに、重さが軽くなる」との台詞。
実験台にされる人がナンバリングされて、番号で呼ばれて実験される場面。
今年の10月から国民全員に番号が割り振られて、全ての情報がその番号に集約されるシステムが稼働するけれど、個人の重さを大切にしてもらえる社会であって欲しいと思った。

誰でもいつでも広範囲に向けて情報発信可能になった現代。
発言の正誤は問題ではなく、情報が次々と上書きされていく事で、全く別の真実が作り上げられていく。
今日まで語り続けられている歴史も、実は権力者達の力で書き換えられた真実なのかもしれない。
そう思ったら、「言葉」って、とても重要な位置づけなんだなぁ、と思った。

全てを計画した女性オーナーの「大衆には、週に1回、スポーツと音楽を与えておけばいいの。そうすれば、たいていの不満や疑問は消え去ってしまう」という台詞。
オリンピックや各種世界大会の観戦、音楽や映像は、人心を高揚させ、その力は、抱えている負の気持ちを忘れさせてくれる。

その高揚感で心潤わせたくて、日々頑張ってる私自身。
踊らされてる、とは、思いたくないけれど、踊らされてるのかしら?:笑。
ま、踊らされてるのなら、全力で踊るっ!!!。

とはいえ。。。
今、生活している事全ても、誰かの意図通りの作られたもので、
自分の意思のつもりの行動も、実は他人の思惑なのかもしれない、なぁんて、少々怖くなった。

舞台の妻夫木君、初鑑賞でしたが、声もよく通って、動きも滑らか、笑いと悲しみの緩急も上手。
仲村トオルさん、セミヌードの上半身、彫刻のように美しい、胸筋のふくよかさ、羨ましかった。
深津絵里さん、ゴスロリファッションもヤンキー言葉も女の子な言葉も自由自在。
ハイヒール履いて、歌って踊って…なんでもできる方なのね。

三谷幸喜さん脚本の「おのれナポレオン」で演じた、おつきの者達をチェスの駒のように自在に操り、自らの死を演出したナポレオンそのものの野田秀樹さんに、心操られた衝撃の舞台だった。
posted by みぃみ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月19日

舞台:「狂人なおもて往生をとぐ 〜昔、僕達は愛した〜」♪。

平成27年3月19日(木)雨

舞台:「狂人なおもて往生をとぐ 〜昔、僕達は愛した〜」。

作 :清水邦夫
演出:熊林弘高
キャスト:
出:福士誠治
出の姉・愛子:緒川たまき
弟・敬二:葉山奨之
敬二の恋人めぐみ:門脇麦
出の母はな:鷲尾真知子
父善一郎:中嶋しゅう
ストーリー:
精神に異常をきたしている長男・出が、自分は売春宿に住んでおり、母・はなは宿の主人、姉・愛子は売春婦、父・善一郎と弟・敬二は客、自身は主人のヒモだと思い込んでいることから、出の妄想にあわせて毎晩「売春宿ごっこ」をする家族を描いた作品。
ある日、敬二が恋人・西川めぐみを家に連れてきたことから、「売春宿」の面々で「家族ごっこ」をすることになり、家族を演じるうちに一家の隠された忌まわしい過去が次第に露になっていく…。


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間に15分の休憩のある2時間の舞台です。
舞台上は、6名の役者さん・人間1人の入れる大きさの柱時計・天井からぶら下がる1つの丸いライト・造花・食器。
シンプルな設定のワンシチュエーションな設定の中、
1人の異質な存在(めぐみ)の来訪により、
ゆるゆる進んでいた時が、一転!一気に時間を遡ります。
6人の上手な役者さん達の手腕により、同一空間を、現在・過去・未来へ…。
内容は、もの悲しく、時の荒波に呑み込まれて消えてしまったひとつの家族の話。
先般観たハムレットには、まだ救いがあったけれど、こちらは…、とても切ない。
社会というコミュニティから退けられ、なんとか保ってきた家族という社会が崩壊してしまうラストに、しんみりしました。

狂人が狂っているのか、狂っている人を守っている正常な周りが狂っているのか、段々分からなくなってくる不思議な世界。

親から子へのエゴと愛、子から親への甘えと愛。
狂った出の始めた架空の社会を演じる事で保ってきた家族というバランス。
見ないように考えないようにしてきた過去の忌まわしい出来事が、弟の結婚による新しい家庭の形成をきっかけに呼び起こされて、結果、「無」になって…。
お互いにほのかには残っていた「家族への愛情」が、天国では実を結んで欲しいと思った作品でした。

必要最小限のライトの色の変化や効果音と役者さん達の演技で、心境の変化等、とてもわかりやすかったです。上手な方達が揃うと、ほぼ「無」の状態でも、ちゃんと「景色」が見えるんだなぁ…と。

門脇麦ちゃん、とてもインパクトがあり、他の5人と一人だけ持ってる雰囲気の違う(←一般的な社会人)を上手に演じていました。

緒川たまきさん、透明な底なし沼のようでした。
正常と異常の狭間(弟への恋愛感情?)で、壊れていく様子、ゾクゾクしました。

鷲尾真知子さんと中嶋しゅうさんが、しっかり土台を作って進行。
役の上でも作品構成の上でも、父と母でした。

福士誠治君、やはり上手い。
精神の変な部分と時折戻る正常との緩急のつけ方や、佇むだけで伝わってくる心境に、心の中を振り回されながら観ていました。
舞台から床にドンッと落ちる場面は、大丈夫かな?と、心配に。。。
セミヌードは、とっても色っぽかったです揺れるハート
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2015年03月03日

舞台:「ハムレット」♪。

平成27年3月3日(火)晴れ

舞台:「ハムレット」。
hamu.png

演出:蜷川幸雄
作:W.シェイクスピア
翻訳:河合祥一郎
キャスト:
藤原竜也(ハムレット)満島ひかり(オフィーリア)
鳳 蘭(ガートルード)平幹二朗(クローディアス)
満島真之介(レアティーズ)、横田栄司(ホレイシオ)
たかお鷹(ボローニアス)内田健司(フォーティンブラス)
山谷初男、大門伍朗、塾 一久
廣田高志、間宮啓行、妹尾正文、岡田 正、清家栄一
新川將人、星 智也、野口和彦
【ストーリー】
亡くなったデンマーク王の弟クローディアスは、王の跡を継ぎ、兄の嫁であったガートルードを妻にする。
父の死から2ヶ月もたたぬうちの再婚、叔父の王位継承を喜べないハムレットは、ある日、家臣や友人ホレイシオから、父王の亡霊を見たとの話を聞き、共に亡霊の出現を待つ。
現れた亡霊はハムレットと2人きりになり、自分の死はクローディアスに依る毒殺であったと告げる。
父から、命・王位・母を奪ったクローディアスに復讐を誓ったハムレット‥。
王子の変貌を憂慮する現王と王妃は、宰相ポローニアスから、自分の娘オフィーリアに冷たくされた事が原因でしょうという助言を受け、オフィーリアを使って、恋の病かどうかの探りをいれる。
指示通りハムレットと会ったオフィーリアは、ハムレットに罵られる。
気晴らしにと、よばれた旅芸人達に、亡霊から教わった毒殺劇を演じるよう命じたハムレットは、劇を観るクローディアスの様子から、父を殺したのは彼だと確信。
最近の振る舞いを正すよう母に呼び出されたハムレットは、激高して、王妃の部屋に隠れていたポローニアスを殺してしまう。
一方、クローディアスは、自らの陰謀がばれないように、ハムレットを暗殺しようと、ポローニアスの息子レアティーズに、妹が狂った理由とポローニアスを殺したのはハムレットだと告げる。
父と妹の仇をとろうとするレアティーズに毒剣と毒入りの酒を用意して、ハムレットを剣術試合に招く、クローディアス。
だが、毒入りと知らずに酒を飲んだ王妃、戦ったハムレットとレアティーズは共に毒に侵される。
死の直前、レアティーズから、剣術試合という陰謀は、クローディアスによる指示だと聞かされたハムレットは、クローディアスを殺害、友であるホレイショーに、世の中に真実を伝えてくれるよう頼み、息絶える。


舞台上には、日本の貧乏長屋。
スクリーンには、「このセットは日本で初めてハムレットが紹介された19世紀末、貧しい民衆が住んでいた家屋です。私達は、この場所で、ハムレットの最後の稽古を始めます」と、日本語と英語で書いてある。
上演時間になると、キャストが舞台に並んで一礼して、幕が開く。

甲冑を纏い長い槍を持った兵士が、槍を振り回しながら登場。
ぶんぶんいう音に、緊張‥。
そこに現れるのは、物言わぬ亡霊‥。
亡霊(亡王)とクローディアス(現王)は、平さんの2役。
「ザ・王様!」な威厳漂う佇まいと喋り方。
腰に巻いたバスタオル1枚の姿になり、ひざまづいて罪を懺悔する水垢離。
頭から水をかぶり、しめ縄でバシッ、バシッと自分を打つ平さん。。。
(寒いよね、痛いよね、大丈夫かな、平さん‥と思いながら見てた)
濡れ鼠になっても、王としての風格を保ったまま。
欲に喜び、罪に悩み、策略をめぐらすクローディアスは、生身の人間らしさたっぷり。
一方、亡霊となった兄王は、不気味で生気が無い。
怨念の塊となったふわふわした存在は、ハムレットを狂気に誘い復讐を促す。
(ひゅ〜どろどろ〜、お化け〜〜、と、寒気が‥)
人間味溢れるヨーロッパの王と能舞台に現れる幽霊の演じ分け、平さんの2役と知らなかったら、別人が演じてると思っただろう。
さすが!!。

鳳蘭さんの王妃様も、風格たっぷり。
母としての顔、女としての顔。母性と愛欲を見事に演じ分け。
母の子供への想いは、絶対愛なのね、と感じた。

シャンデリアが3つ天井にあるだけの舞台上も、お二人がいらっしゃると、そこは「お城」になる。
お二人の、「ハァムレット」と「オッフィーリア」の発音も、とってもステキ☆。

満島ひかりちゃん、実物はテレビの中の100倍可愛い!!。
顔ちっちゃくて、目が顔の半分位あって、鼻筋はとおっていて、愛らしい唇。
生きたフランス人形のよう。
ハムレット王子に恋する女の子、ハムレットに罵られ傷付く乙女、父を失い狂っちゃう女性。
「美しいオフィーリア、地獄のそのものさえこの子は愛らしい魅力的なものに変えてしまう」の表記通り、常に可憐さ漂うひかりちゃんオフィーリアは、その可憐さゆえ、喜びや悲しみが、深く伝わってくる。
特に、ハムレットに贈り物を叩き落とされ、「尼寺へ行け」と何度も言われて捨てられる場面は、酷いこと言われてるのにハムレットの事を心配する姿に、可哀想で涙でてきた。
ひかりちゃん、歌も披露してくれた♪。狂った心の中にある正常な思いを歌にのせてるオフィーリア。
切ない〜〜。

満島真之介君は、成長過程?。
毒が身体に回って「もう口もきけませぬ」と発したしばらく後の「‥クローディアスの指示です‥云々」の台詞が、健康な時と全く同じ口調なので(口、きけてるよね)と思い、ハムレットが段々弱っていってホレイシオの腕の中で最後の願いを告げてる最中、息絶えて横たわっているはずのレアティーズが身体を上下させながら呼吸してるのが目に入ってくる(深呼吸するのはやめて〜、全体の雰囲気壊れる‥)のは、微妙だった。
カーテンコールで、ひかりちゃんとわちゃわちゃしてるのは、微笑ましかった〜♪。

たかおさん、息子と娘を愛する良き父親であり、家臣としての忠誠と出世欲のあるポローニアス。
早口言葉選手権出題演目のようなややこしくて長い台詞を、リズミカルに話す。
とっても流暢(早めの口調)なのに、一言一句、全て聞き取れる。
すごいわーー。

蜷川さんの舞台でよくお見かけする体格のいい男性。
先回は、民衆の女性役で拝見した記憶がある。
今回は、髭男爵の山田ルイ53世が、リボンの騎士の衣装のいでたち。
ハムレットに米搗きバッタよばわりされてる長いものには巻かれる役。
毎回インパクトある役で、印象に残ってる。
彼が、帽子を頭の上からくるくる回しながら胸元に持って来て一礼する様子は、楽しくて‥。
竜也君ハムレットが真似して手を頭上からくるくる回しながら胸元に持ってきておじきする姿は、かっこよくて‥。
あの仕草で竜也君王子にお願いされたら、仰せのままになっちゃう揺れるハート

竜也君ハムレットは、ハンサムで繊細な悩める男の子に始まり、父(亡霊)の告白に驚愕して心に浮かんだ復讐心に苦悩、自分のふがいなさに生死の選択を考え、愛していた女性に裏切られたと勘違いして激高し、復讐に生きがいを求め、思いを遂げて亡くなる迄を、きちんと演じ分けていた。
一人苦悩するかと思えば、怒りに身をやつし、信頼できる友に安堵し、けれど、決して心の扉は開放しない。
さっきまで身をよじらせてたかと思えば、一転、登場してきた臣下には、陽気に対応する。
くるくる変わるハムレット王子の様子は、心の中の揺れ動きそのままなのかなぁ‥と。
復讐を果たし、友の腕の中で永眠するその表情は、穏やかで、運ばれていくハムレットの手を友人ホレイシオがそっと握る場面は、とても優しい気持ちになる。

先王、現王、王妃、宰相、宰相の子の兄妹、王子、みーんな亡くなっちゃって、デンマークという国もノルウェーに侵攻されちゃうというとっても悲しい話なんだけれど、観劇後感に悲壮感が漂わない演出、私は、好きわーい(嬉しい顔)

能舞台っぽく笛や読経を使ったり、お内裏様とお雛様を王と王妃にみたてたひな壇を使っての歌舞伎調の劇中劇、男役と女形を一人で演じ分ける独演等、日本の伝統芸能も楽しめた。
墓守の場面では、死について「おら、東京さ行くだー」っぽく語られる
オフィーリアが川側の柳の枝が折れて溺れた件について、「川の流れという水に近づいてったのは人間で、水が近づいてきたわけではない、死へ近づいていったのは人間の方だ」という台詞には、自分自身、命をどう扱って生きていくか、ちゃんと考えなきゃと思った。

役者は思いを台詞にのせ、思いののった台詞達が叫び身をよじる。
竜也君の、「役者は時代の映し鏡だ」の台詞は、俳優として生きる事への決意表明のようで、頼もしく感じた。
ポローニアスが「ジュリアス・シーザー」のシーザーを演じたという話に、亡くなったシーザーを演じた横田さん(今作ではホレイシオ)のいる側で、竜也君ハムレットが、「神殿で死んでんのか」と茶化してて、いいのかしら?とか思ったり(^^)。
「古今東西〜」な言い回しも上手にできてた。
レアティーズVSハムレットの剣術試合。
目の前で、真之介君と竜也君のフェンシング!!。
ひゅんひゅん唸る(たぶん金属製)の先の尖った剣を振り回す二人。
竜也君、くるっと回ったり、かがんで避けたり。
カンカン当たる剣同士、竜也君の顔や髪の毛スレスレを真之介君の剣が通る‥。
スリル満点。。。(心配もいっぱい)
数回行う勝負の開始前の「さぁ、来いっ」って感じの竜也君のステップ踏む姿に萌える。

日本っぽさ満載のハムレット、お上手所の演技を満喫。
竜也君のこれからも、とっても楽しみになった作品かわいい
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2015年02月24日

舞台:「プルートゥ PLUTO」(演出編)」♪。

平成27年2月24日(火)晴れ

舞台前方には、山積みのロボット残骸や瓦礫。
スクリーンは7分割してあり、そこには、マンガのコマ割と同じように、浦沢直樹先生の絵が映し出される。
ストーリーの説明や場面紹介に合わせての投影。
と、同時にダンサー(アンサンブル)の方達が7つの厚さのある大きなパネルを動かす。
パネルは、組み合わせにより、壁・テーブル・階段・墓石・電話ボックス等30種類以上のものを表現する。

映像・パネル・人間の動きが融合して進行していく不思議な世界。
二次元と三次元が調和する新鮮な感覚の中、人間が演じる人間ではないロボット達。
大がかりな機械やセットは使わず、CG並のアクションを、人間の肉体を使い人力で表現する。
スーパースペシャル!人力でここまで魅せれます!!、な、作品。

その場で描いているように見える人間の動きに合わせたお花畑の映像。
影絵のように投影される通行人や雨が、役者の動きで現実味溢れる様。
巨大ロボットプルートゥと戦うクライマックスの場面は…。
高さ天井・横幅舞台の3分の1サイズの巨大ロボットプルートゥと戦う通常サイズの生身の人間(アトムというロボットの設定ではある)が舞台上で実際に動いて戦ってるの。
大きなロボットを動かすのも人間、アトムな未來君は、(身体をアンサンブルさん達に抱えられたり持ち上げられたりしながら)柔軟な肢体を駆使。はね飛ばされたり潰されたりも(ふわっとジャンプしたり半分に折れ曲がったり←ブリッジの姿勢で90度以上曲がった時は、背骨大丈夫?と心配になった)。

プルートゥ戦の後は、ラスボスのボラー戦。
舞台上に大きな風船状態のビニールを使っての表現。
ビニールに揉まれたり呑み込まれたり脱出してきたり…。
映像投影と未來君の動きでビニールが強大な怨念の塊に見えてきた。
音・映像・人力共演のこの作品、最大の見せ場…。
手に汗握って、アトムとサハドを応援してた。

パシフィック・リムの世界が目の前に広がって、
映像の中の世界を、舞台で表現できるという事に、びっくり!!。

吉見一豊さん、そのまんまお茶の水博士だった。
重たいテーマの今作中、現れると場が和む。
と、同時に、声では、とっても冷酷なルーズベルトクマちゃんなさってる妙…。

寺脇康文さん、茶髪が新鮮だった。
テレビで見たまんまのビジュアル。
カテコで客席を撃ってらっしゃった:笑。

松重豊さん、歩いてるだけで雰囲気ある。
ロボットか人間かわからない不気味さ。
大きな声にドキッとした。
優しさと恐さのアブラー。
カテコの笑顔、とってもキュート。

永作博美さん、2役を見事に演じ分け。
大人の女と小学生の女の子。
両方の台詞に、涙が…。

森山未來君、パワーアップ!。
ロボットを糸で操っている演出時、本当に糸に操られてるようだった。
とってもスローモーションにバック転したり回ったり、頭だけでの一点倒立等。
空中で一瞬停まってるように見えるのってとっても体力いるんだよね。
フィギュアスケートのペアで男性が女性を持ち上げるリフト状態でアトムが飛んでいく様子を表現。
床に垂直な状態でアトムポーズで飛んでいく(ダンサーさんに持ち上げられて、向こうずね部分だけを支えられてるだけで、ちっともブレないってどんだけ強靱なの)。
ちらちらっと見える美しい腹筋に揺れるハート
素晴らしかった〜かわいい
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2015年02月13日

舞台:「プルートゥ PLUTO」(内容編)♪。

平成27年2月13日(金)晴れ

舞台:「プルートゥ PLUTO」。
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演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ
原   作:浦沢直樹×手塚治虫
出   演:
森山未來(アトム)
永作博美(アトムの妹:ウラン/ゲジヒトの妻:ヘレナ)
柄本明(アトムの生みの親:天馬博士/初めて人間を殺したロボット・ブラウ1589)
吉見一豊(お茶の水博士/クマのぬいぐるみの姿の最高の人工知能:Dr.ルーズベルト)
松重豊(天才科学者:アブラー)
寺脇康文(ゲジヒト)
上月一臣・ 原田みのる・池島優・ 大宮大奨・ 渋谷亘宏
鈴木竜・AYUMI
ストーリー:
人間とロボットが共存する時代、大量破壊兵器になり得るロボット5体とロボットに関わる人間達が殺害される事件が発生。
高性能ロボットの刑事ゲジヒト(寺脇康文)は、犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信し、生き残っているもう1体である限りなく人間に近い存在のロボット:アトム(森山未來)と共に謎を追うことにする。
ゲジヒトは日々、忌まわしい悪夢に苛まれ、妻ヘレナ(永作博美)も彼の不調を感じ不安を隠せない。
アトムもまた、お茶の水博士(吉見一豊)に愛情豊かに育てられながらも、自身の生みの親である天馬博士(柄本 明)との複雑な関係がその心に影を落としている。
葛藤を抱えながらも事件の解決に向けて尽力するアトムとゲジヒトであった。
時を同じくして、アトムの妹で人間の感情を察知する能力を持つウラン(永作博美/2役)が、廃墟の壁に花畑の絵を描く不思議な男と出会う。そこにアトムが駆け付けると、男に異変が起こり……。
内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラー(松重 豊)、人間を殺害した唯一のロボット、ブラウ1589との接触により核心に迫っていくゲジヒトとアトムは…。

jinbutu.jpg

大量破壊兵器を所持している危険な国として、トラキア合衆国主導のもと、攻め込まれたペルシア共和国。
焼け野原になったペルシア共和国を捜索するも大量破壊兵器は発見できず、月日は経ち、今回殺された5体のロボットと人間達は、アトムとゲジヒト同様ペルシア侵攻に関わっていた。
首謀者は、先の侵攻で愛する息子と自身の首から下以外を失ったペルシア共和国のアブラー博士。
黒幕は、自らの勢力の拡大を目論むトラキア合衆国大統領アレキサンダーとそのブレーンコンピューターDr.ルーズベルトだった。
事件を追ううち、ゲジヒト(ロボット)は、変質者(人間)に息子(ロボット)を殺され、その報復の為、変質者を殺害しており、殺人の記憶は、人間によって抹消されていた事を知る。
罪の意識に苛まれながら、ロボットを殺した巨大ロボットプルートゥを追い詰めるゲジヒトだが、ロボットを破壊するという行為に傷付き、悩むプルートゥにトドメを刺せない。
プルートゥを操っている人物を探すため、アブラー博士と会ったゲジヒトは、道端で花を売っていたロボットからクラスター砲を撃たれて、死亡。
ゲジヒトの死を知った妻ヘレナは夫との日々の記録を消そうとする。
一方、アトムは、ウランの助けたロボットに攻撃されて死亡。
アトムの復活を願うお茶の水博士は、アトムの生みの親である天馬博士に助けを求める。
天馬博士の尽力により、アトムは復活するも、そのプログラムはゲジヒトを殺した相手への憎しみに満ちていた。

危険な装備を持つ国を、世界平和を守る為に、壊滅に追い込む。
正義の名のもとに平和の為に行った行為が、攻め込まれた国に住む多くの人々の命を奪い、家族や肉体を失った生き残った者達の心に、大切なものを奪った相手への憎しみが生まれる。
ゲジヒトを殺した花売りロボットは、先の侵攻で傷付いたロボットであり、ゲジヒトが侵攻に関係していた事を知り、報復したのだ。侵攻関係者と知らない時は、無邪気で未来に希望を持っていた愛らしい花売りロボットだったのに…。こんなにも無慈悲になれるなんて…。
アブラー博士も然り。攻めてきたトラキア合衆国との戦いに向かった息子のサハドは戦死。その憎しみから世界全体を壊そうとする。
「憎しみの連鎖は何も生まず、破壊すら招く」。

切ない…。
平成20年に聴講した大野元裕さんの講義。
http://mitsuhibinikki.seesaa.net/article/98530637.html
イラクでは、イラン・イラク戦争から、今回のイラク紛争、その後の治安の悪化を含めると、26年間も混乱の状況が続いています。
かつて、イラクには、孤児院は、ほどんど無かったそうです。
なぜなら、イラクでは、部族意識が極めて強く、親を亡くした子がいれば部族の中で養うという考えで、孤児院に入れたりすると、その部族は周囲から非難を受けるほどだったそうです。
でも、前述のように、生活が極めて苦しくなり、子供を引き取ることができなくなる社会状況になってしまい、どこにも行くことができない子供達が大勢いるそうです。
何十年も続く混乱の中で育っていく子供達やその国の方々の心の傷は、はかりしれないものです。と大野さんはおっしゃっていました(当時のレポを抜粋)。
そして、行くあての無い孤児達は、その行いが正しいと信じたまま、他の多くの命を巻き添えにして自分も死んでしまう行為を実行してしまう事もあるそうです。

天馬博士の言った「人間もロボットも一度死んでしまったら、二度と生き返らない。例え生き返る(再製造)事があっても、それは全く別のもの」の言葉は心が痛かった。
ロボットなら作り直せばいいのでは?と安易に考えてしまった自分がいたから。

ロボットも達も進化したゆえ苦しんでいた。
人間の指示通りにやった事は果たして正しいのか。
記録は抹消できても、記憶がふとした瞬間甦る。
消してしまいたい記録がどうしても自分の中に残ってしまう。

夫ゲジヒトを失ったヘレナは夫の記録を消そうとするもどうしても消し去れず苦しみ天馬博士に助言を求める。
「こういう時、人間はどうするのですか?」と。
「人間は泣きます。泣いたってどうなるわけでもありませんが、泣きます。そうすれば少しは気がおさまるのです。ロボットは泣けませんが、泣いてる真似だけでもしてみるといい、真似しているうち落ちつくかもしれない」と博士は答え。。。
「あーー、うーー」「あーー、うぅぅ」と人間の泣く姿を真似しながら夫を失った悲しみから立ち直ろうとするヘレンに涙がでてきた。
「感情がある」という事は、幸せなことなのだと思った。

ゲジヒトを殺された憎しみに満ちているアトムはプルートゥと戦い、トドメを刺そうとした瞬間、ゲジヒトがプルートゥ撃破を思いとどまった記録がアトムの心を駆け抜け、初めてゲジヒトがアトムと会った時、道のまん中にいたかたつむりを轢かれない場所に移動してあげるというゲジヒトが見たアトムの優しい気持ちの記録(記憶)が、アトムの頭の中に甦る。

プルートゥも然り。。。
元はサハドという花で国を満たしたいと思っていたロボットだったプルートゥ。
その記憶を、思い出しもう殺戮はイヤだと逃げ出したプルートゥ。
逃げ出したプルートゥを救ったのはウラン。
プルートゥは、自分を助けてくれたウランの大切なお兄ちゃんであるアトムを助ける事に。

プルートゥを助けた事でアトムを失った事を悔いていたウランにお茶の水博士の言った
「お前の優しさを悔いるような事はしないで欲しい」という言葉。

ウランのアトムのサハドの優しい気持ちがみんなを救う。

憎しみの連鎖にうち勝ったゲジヒトとアトム。
ヘレナの心に憎しみを生まないように嘘をつけないロボットのアトムがついた嘘。
その優しい嘘に気付くヘレナ。

じーーん…とした。


優しい想いの満ちた憎しみの生まれない世の中になるといいな☆。
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2014年11月25日

舞台:「彩の国シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』」♪。

平成26年11月25日(月)雨

舞台:「彩の国シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』」。
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演  出:蜷川幸雄
作   :W. シェイクスピア
翻  訳:松岡和子
キャスト:
マーカス・ブルータス:阿部寛
マーク・アントニー:藤原竜也
ジュリアス・シーザー:横田栄司
カイアス・キャシアス:吉田鋼太郎
マララス、アーテミドーラス、市民:たかお鷹
占い師他:青山達三、カルパーニア:山本道子
シセロー他:塾一久、フレヴィアス他:原康義、
キャスカ、市民、兵士:大石継太
ルシリアス、元老、市民:丸山智己
オクテヴィアス・シーザー、市民:松尾敏伸
ストレイトー、市民、兵士:中村昌也
メサーラ、市民:新川將人
廣田高志、間宮啓行、星 智也、岡田 正
二反田雅澄、飯田邦博、澤 魁士、五味良介、水谷 悟
斎藤慎平、手打隆盛 ほか
ストーリー:
ポンペイを破ったジュリアス・シーザー(横田栄司)は、大歓声の中、ローマに凱旋。
そのの権力が益々強大となることを恐れたキャシアス(吉田鋼太郎)は、市民から厚い信望を得ていたブルータス(阿部 寛)を仲間に引き入れ、シーザー暗殺を決行する。
英雄の死に、一度は混乱した市民たちも、直後に行われたブルータスの演説に納得するが、シーザーの腹心だったアントニー(藤原竜也)が弔辞を述べると、民衆の心は逆に反ブルータスへと翻ってしまう。形勢不利とみたブルータスとキャシアスは、兵を集め戦いに打ってでるが…。


「ジュリアス・シーザー」(The Tragedy of Julius Caesar)は、1599年に執筆したとされる、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇。
ローマ帝国の礎を築いたと言われる皇帝ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)を、腹心であり友人でもあったマーカス・ブルータスが暗殺するまでの苦悩や、その余波を描いた物語。
「ブルータスよ、お前もか」というシーザーの台詞でも知られている作品。


舞台上全体に、高さ3.7メートル、17段の階段。
お話は、その階段及び、客席通路を使って展開。
登場・退場の度に、客席最後尾から舞台セットの階段最上階迄猛ダッシュする役者さん達。
階段落ちはもちろんの事、階段上での激しい戦闘、血飛沫が飛び血だらけになる演出。
膨大な運動量の中、長台詞を一音一音明瞭に聴かせてくれる。
ローマの男達の戦いであると共に、出演者さん達の演じる事への戦いでもあるように思えた。
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配役決定時。
シーザーに横田さん、ブルータスに阿部ちゃん、アントニーに竜也君、キャシアスに鋼太カさんのキャストに大喜び。
熟達者揃い、美形揃い揺れるハート
蜷川さん、ありがとう〜♪。
今回は、超安定感の方々(阿部ちゃんは除く)揃いなので、吉田さんが8割方の進行&コメディチックさを担っている以外は、上記4人均等(阿部ちゃんは少し軽め)に、舞台牽引の大変さが分配してあった(笑)。

阿部ちゃんは立ってるだけでローマ人。白と赤の衣装、似合う〜。
横隔膜から腰辺りまでは素肌なので、胸筋と割れた腹筋が軍人役にもベストマッチ。
上半身裸になった時に美しい肉体に光る汗にドキッ、羽織ったガウンの胸元にドキドキ。
阿部ちゃんはソース顔の代表格でお顔大きめなのかと思っていた私…。
実際は、阿部さん、全体が大きいから、画面に入りきらなくて、お顔がクローズアップになって、
全体が映っても遠くからの姿になっているからなのだと、今回、判明。
顔ちっちゃいです。
お顔、首から足元まで何個入るかな〜?と、一生懸命数えた(←おいっ!)所、11個位入ります。
全体を見ると小顔です、阿部さん。
他の皆さんは濃いめのメーク、阿部ちゃんはほぼ素顔で演じてらっしゃいましたが、
実際見ると、そんなに濃くはありません、はっきりしっかりしたお顔立ちという感じ。
サ行が言いにくいのか、キャシアスがキャシュアシュに聞こえたり、ルーシアスがルシュウスと聞こえるのはご愛敬。
道元の冒険→シンベリン→今作品と、確実に台詞量が増え、独壇場も増えてます。
阿部ちゃんのテルマエの役がルシウスだったので、ブルータス阿部ちゃんが、召使いのルーシアス(ルシュウスと聞こえる)を呼ぶ度、お風呂の絵が浮かんできて面白かった(ごめんなさい)。
阿部ちゃんの麗しい見栄えの良さは、舞台がローマである事をはっきり認識させ、
実直で正義感が強く愛国心の強い高潔なブルータスの役、びったり、合ってます。
大きな槍を振り回す姿も雄々しくてステキでした。

シーザー役の横田栄司さん。
昔ながらの軍人さんの豪傑さ、もってうまれたちょっぴり臆病者な顔。
両方を上手く演じてらっしゃいました。
原則、人を信じる姿勢のシーザー。
彼が書いた遺言書が本物なら、生きていたら、歴史は変わっていたかもしれません。
外へ向けては、戦い権力の座へ上ってきた男の強さを、
内に向けては、不安と恐怖でだだっこのようになり、
とどのつまりは、人の良い前向きさんなシーザーさんでした。

キャシアス役の吉田鋼太カさん。
そのまんまキャシアス〜。
シーザーに嫉妬して仲間と計り、ブルータスを仲間に引き入れ、アントニーには警戒を。
最期、勘違いで自害(正確には刺してもらう)する迄、壇上にいたのはキャシアス。
動き・表情…、一挙一動を見ているだけでキャシアスの思いが伝わってきます。
さすが、シェイクスピア俳優!!!。
台詞の言い回し一つで、お客さんの心をぐっと掴んで、笑いの渦を起こす鋼太カさん。
キャシアスの延々続く愚痴部分、大爆笑しながら観てました。
癇癪持ちな設定ゆえ、椅子やら剣やらちゃぶ台じゃなくって机やらを投げ飛ばし、
床に寝っ転がってジタバタジタバタ。。。
恐愉快。。。
「こんなにあなたを好きなのに、あなたはどうしてわかってくれないの」な乙女な動きのキャシアス。
「さっきは、悪かった」と謝ってくれたブルータスと、ぎゅっと抱擁。
ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅーっと抱きついて、ずっと一緒よ、行っちゃいやん揺れるハートと、ブルータスの背中に巻き付けた腕や、ブルータスのマントの裾を握りしめる鋼太カキャシアス、かわゆキスマーク

アントニー役の藤原竜也君。
シーザーを慕う精悍な若者軍人。
アントニーには見せるシーザーの弱気な部分を支え、殺されたシーザーの姿に嘆き悲しみ、首謀者達に悟られぬよう弔辞と称した演説でシーザーの仇を討つ役。
二重瞼の綺麗なラインも見える間近で見る竜也君のお顔は、とっても美しい。
激情型の感情表現は、封印。
悲しくて悲しくって狂いそうで暗殺者に刃を向けたい気持ちでいっぱいなるも、それを悟られぬよう味方となる旨を口では話す場面、上手いな〜と思った。
諦めと媚びの台詞を発しながらも、心の内は復讐の熱い炎で燃えたぎってる事、ちゃんと伝わってくる。
相手を讃えながら貶め、民の心を掴んでいく演説場面も、圧巻。
竜也君、全力雄叫びしなくても、見て聴いている者の心を、しっかり惹きつけてた。
亡くなったシーザーの遺体をお姫様だっこして階段降りてきて、とってもとってもそーっと床に寝かせる場面と、階段でアントニーVS5人の戦いの場面は、「るろうに剣心」の志々雄を彷彿。

SPで岡田君と誰も寝てはならぬトラック上対決をして、るろうにで志々雄側のお坊さんとして戦ってた丸山さん、今回はキャシアスとブルータスの側でご出演。
今回は、アントニー竜也君に、「こういう男こそ仲間として迎えたかったものだ」って言われてた:笑。
ブルータスばりの槍アクションもステキでした。

オクテヴィアス・シーザー役の松尾敏伸君。
シーザーの養子として育った鼻っ柱の強い美男子王子様。
キラキラ輝いてました。

キャシアスもブルータスも、負けると判断すると家来に剣を持たせ、
そこに倒れ込む形で自害し、敵は埋葬する事しかできなくしちゃって…。
日本の切腹は、敬意を表された者に許される行為であったことからすると、捉え方も違うのね…。

強くても敵を作ったり真面目でも信じすぎたりするのは、戦国の世では命取りなのね。
正論よりも人情論が人心を魅了するのね。
華々しい方に賛同しちゃうのが、世のながれなのね。
国を治めていく人物は相手に敬意をはらえる人なのね。
凄い人物も、喜怒哀楽するいとおしい人間なのね。
なぁんて事を思いつつ。。。

ややこしいシェイクスピアの話が、とってもわかりやすいのは、
役になりきり、一言一句明瞭に発する役者さん達のおかげかと。

阿部ちゃんの綺麗な肉体美と、竜也君の腹筋と鋼太郎さんの腹筋、
全ての役者さん達の細かな顔の動きもはっきり見えた良席に感謝☆。
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幸せな2日間でしたかわいい

ふと。。。
舞台:「アントニーとクレオパトラ」えは、シーザーの愛人だったクレオパトラとラブラブになり、シーザーの養子のオクテヴィアス・シーザーと仲違いして敗れちゃうアントニーを吉田鋼太郎さん演じてらしたのを思い出し、竜也君アントニーは、誰クレオパトラとラブラブになるのかな〜、なぁんて♪。

ランチは、シアタードラマシティのある中津駅近郊にて。
「シャリマール」

大阪府大阪市北区中津1-5-1 中津大栄ビル 2F
06-6373-7068
11:00〜15:00(L.O.14:30) 
18:00〜23:00(L.O.22:00)
無休

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おっきいナンと具だくさんのカレー、美味しかったです。
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2014年09月26日

舞台:「大人の新感線『ラストフラワーズ』」♪。

平成26年9月26日(金)晴れ

舞台:「大人の新感線『ラストフラワーズ』」。

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【 作 】松尾スズキ (大人計画) 
【演 出】いのうえひでのり (劇団☆新感線)
【出 演】
 古田新太 / 阿部サダヲ / 小池栄子 / 橋本じゅん / 宮藤官九郎
 高田聖子 / 皆川猿時 / 粟根まこと / 村杉蝉之介 / 河野まさと
 荒川良々 / 山本カナコ / 平岩紙 / 保坂エマ / 星野源 / 村木仁 / 松尾スズキ
「大人計画」+「劇団☆新感線」=「大人の新感線」
【ストーリー】
身籠もっている妻を連れて一旗あげようとカジノにやってきたチンピラの勝場(橋本じゅん)は、デルタランドの進化工学者サルバドル(粟根まこと)が実験に使う赤ん坊を捜しているという噂を聞き、子供を渡す。
その後、勝場は勝場組を興し、実験により生まれた息子達:軍一郎(阿部サダヲ)と軍二郎(阿部サダヲ)と共に、勢力を拡大。
対抗勢力のオンドルスタン共和国の将軍(皆川猿時)と別れ、日本にやってきた元妻ミンス(高田聖子)とその息子在日オンドルスタン系ヤクザジン・ジョンホン(橋本じゅん)率いる在日オンドルスタン系暴力団・辛龍会と争っていた。
一方、勝場組経営のバーで歌うジン・ジョンホンの愛人nanana(小池栄子)、ビッグダディならぬ貧乏大家族のファットダディ佐伯三蔵(古田新太)←妻はみよ子(高田聖子)、は、国際未解決捜査班•ミッシング!として、元爆弾魔の村西五郎(荒川良々)、副業は漫画家のつげ分析官(村杉蝉之介)等と、不可解な事件を起こす暗殺集団「ラストフラワーズ」について調査していた。
そこへ、ラストフラワーズに加入する病気のフォークシンガー早川速男(宮藤官九郎)、ルポライター砂場ひかる(平岩紙)、元ボーイの取り立て屋 犬塚(星野源)、サルバドルの研究を支援しているセレスティーノ(松尾スズキ)達が現れて…


劇団☆新感線と大人計画の最強コラボレーション。

時事関係・エログロ・組織抗争が地球壊滅にまで発展するスペクタクルな話を歌、殺陣、踊り等、盛り盛りで魅せてくれた。

二役演じてらっしゃる方達。
古田さんと高田さんの変わり身の速さは、絶品。
大阪の子だくさん煩悩とーちゃんが、一転キレッキレの敏腕捜査官に。
大阪の子だくさんしっかりかーちゃんが、立ってるだけでこわ〜〜い大姉御に。
勝場とジン・ジョンホン演じるジン橋本じゅんさんに、高田さん、「あんた、勝場を連れてきな!」って…。
「両方演じてるから、それはちょっと…」と答えるじゅんさんに、「あんたの演技力とキャリアならできるはず」。
できそうでできない要求に、うふっわーい(嬉しい顔)
もちろん、勝場さんお一人で:笑、でてらっしゃいました。
大阪のとーちゃんかーちゃん時の古田さんと高田さんの長時間生チューには、赤面致しましたです、はい。
そうそう!。子だくさんのうちの子の一人の名前は、振門茶(フルモンティ)!。
すっぽんぽんでの登場。。。
お尻を眺めながら、2月の山田孝之君の舞台「フルモンティ」行きたかった(インフルエンザでダウンしてた)なぁ…と。
阿部サダヲさん演じる双子。
サルバドルの施術により、宇宙人のような風体の天才な兄軍一郎の指揮のもと、通常の風体なるも凡人の弟軍二郎が実際に動いて勝場組をのしあげている設定。
この息子達が、オンドルスタン共和国の将軍皆川猿時さん演じるジョンオク将軍と手を組み、世界をのっとる計画に着手。
だが、息子達の真の狙いは、「人類ネアンデルタール化人計画」の発動。
憎しみという感情を持たないネアンデルタール人に全人類を退化させるというもの。
(争いの源は、憎しみや嫉妬という感情であり、それらの感情を持つようになったのはネアンデルタール人より後の人種。よって、全ての人間をネアンデルタール人化する事で、地球上から争いを無くそうという計画らしい)
そして、ネアンデルタール人化した人類を、自分達が統治する為には脳みそが必要で、その脳みそ確保の対象国がオンドルスタン共和国の民なのである。

一方、世界征服を行おうとするジョンオク将軍が後継者を作ろうとしているのを知った元妻ミンスは、将軍の実の子シンを連れて某国へ。シンと将軍の間のDNA鑑定を申し出るも、既に本物のジョンオク将軍は(プリンセス天功のイリュージョンにより)拉致され、サルバドルが進化させた豚(皆川猿時)と入れ替わっており、DNAが合致する筈も無く、ミンスとシンは、即射殺されてしまう。
後継者どうなるの〜?と思っていたら、シンの子供をnananaが身籠もっており、でも、人類ネアンデルタール人化計画のボタンは押されていて、うわ〜〜っあせあせ(飛び散る汗)となっていたら、「ミッシング!」の元爆弾男の爆弾により全ての仕掛けは爆破され、軍一郎達の計画は消滅。
地球は、救われる。

実は、兄軍一郎は抜け殻で軍二郎が全ての計画を考え実行していたり、軍二郎が昔殺した女の子は佐伯の長女だったり、「ミッシング!」が、せっかく誰も傷付けずに爆破を楽しんでいた爆弾魔を無理に捕まえようとしたせいで爆破に巻き込まれた男が早川で、早川はそのせいでギターが弾けなくなって貧乏になり暗殺集団に加入していた事だったり、昔、早川が作った唯一の曲「ラストフラワーズ」が、ジョンオクの治める国の民のパニックを沈静化したり…。

うわ〜っと広げた投網を、がっつり魚を捕りつつ、美しく回収するこの作品。

最強に面白かったかわいい
12月にWOWOWにて放送有り!。

高田聖子さんの「あのお菓子折らないと供えられへん。これがほんまの菓子折や!」っていう台詞。
「セックスアンドザシティ金融」の女性上司4人のガールズトークにパンケーキ登場。
「お(ん)どれ」という台詞に、踊り出す相手に「踊るな」。等々…。
面白かった♪。

小池栄子ちゃんの歌や演技、観る度、レベルアップ。
ステキにグラマーなのも好感☆。
大家族のお家に天海祐希さんのポスター貼ってあったり、目の前で演技している父ちゃん母ちゃんをそのままスクリーンに実況中継してて、合間のCMに古田さんご出演のCMが入ってたり。

憎しみが争いを生むなら、憎しみという感情を知らなければ平和は保たれる。
極論だけど、わかる気もする。
例え、憎しみという感情があっても、心に沸いた憎悪を消化できるように精進すれば、いいのかな〜と思う。

ラストフラワーズ…。

人生最期の一花をどう咲かせるか…。
たった一度のチャンスは、大切に使いたいよね。

いっぱい笑って、いっぱい考えて、大満足の舞台。オススメるんるん

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posted by みぃみ at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月18日

舞台:「カッコーの巣の上で♪。

平成26年7月18日(金)晴れ

舞台:「カッコーの巣の上で」。

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【原  作】ケン・キージー 
【脚  本】デール・ワッサーマン
【演  出】河原雅彦
【キャスト】
小栗旬(ランドル・パトリック・マクマーフィ) 
神野三鈴(看護婦長ラチェッド) 
武田真治(デール・ハーディング(患者))
大東駿介(ビリー・ビビット(患者))
山内圭哉(チーフ・ブロムデン(患者:インディアン))
藤木孝 (スカンロン)   
吉田鋼太郎(ドクター・スパイヴィ) 
福田転球(マーティニ(患者))
吉田メタル(ラックリー(患者))
伊達 暁(ウィリアムズ(看護人))
櫻井章喜(ウォーレン(看護人))
駒木根隆介(チェズウィック(患者))
木下あかり(ミス・フリン(看護婦))
八木のぞみ(キャンディ・スター(マクマーフィのガールフレンド))
江戸川萬時(タークル(夜警))
長田奈麻(サンドラ(キャンディの女友だち))

【ストーリー】
− がんじがらめの垣根から、三羽の雁が飛び立った。 −
− 一羽は東。一羽は西へ、一羽はカッコーの巣の上を。 −
− 出るに出られぬ羽無し鳥、雁がくわえて引っこ抜く。 −
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったランドル・マクマーフィ。
そこで行われている管理体制に反発を感じた彼は、絶対権力を誇るラチェッド婦長と対立しながら、入院患者たちの中に 生きる気力を与えていく。
その病院こは、デール・ハーディングを中心に患者たちが無気力に収監されていた。
精神病というだけで、患者の人間性までを 統制しようとする病院から自由を勝ち取ろうとするマクマーフィは、ネイティブアメリカンでしゃべれないふりをしていたチーフを誘って脱走を試みようとするが、チーフはその勇気がないといったん断る。
あるクリスマスの夜、女たちを病院に連れ込み可愛がっていたビリーを含む患者仲間達とどんちゃん騒ぎをしていたマクマーフィ。乱痴気騒ぎの場には婦長が…。
ラチェッドから激しく糾弾されショックを受けたビリーは、自殺。
ビリーの死は自分の責任では無くあなたのせいよマクマーフィー、と、勝ち誇るラチェッド。
激高したマクマーフィは、ラチェッドを絞殺しようとし、隔離病棟へ…。
数日後。。。
戻ってきたマクマーフィは、ロボトミー治療により、廃人になっていた。
それを見たチーフは彼を窒息死させ、「持ち上げた者には奇跡が起きる」とマクマーフィが言った配電盤を持ち上げて窓を破り、精神病院を脱走していく。
60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うK・キージーのベストセラーを舞台化した作品。


舞台の上には、やんちゃな気骨あるおっちゃんマクマーフィーがいた。
昔の西部劇に登場するような他所からやってきた根無し草。
よそ者ゆえ、その地の不自然さがよく見え、その不自然さに立ち向かう。
大きな権力に強い気骨で抗う姿に、彼の周りには人が集まり力を貸すようになる。
開放された空間の街なら、彼の勝利は確実。
けれど、ここは閉鎖された空間の精神病院。
君臨する権力は絶対であり、男らしい彼の人柄さえも、彼自身の命取りになった。

今回、「時計仕掛けのオレンジ」以来の川原さん演出の小栗君主演の舞台。
「時計仕掛け」は、犯罪を繰り返して喜ぶ青年が、パブロフの犬のように意識強制され、自らの意思とは無関係に真っ当にさせられるお話で、精神洗脳って怖いけれど、非常識すぎる若者は、強制されるべくしてされたんだろうって思う作品だった(結末は、意識洗脳が解かれて元に戻るのだけれど…。戻らなくていいんじゃない?、と正直思った)。

今回も精神強制のお話で、話の展開と結末をあらかじめ把握してあった為、マクマーフィーの行動に、ひやひやして、最後、何とももの悲しい気持ちの劇場からの帰路。

一眠りして、翌日、2回目の鑑賞。。。

映画版で、ジャック・ニコルソンがマクマーフィーを演じ、過去にも舞台化され、「名作」と言われているらしい。
「名作」かどうかはわからないけれど、色々考える作品だった。

1度目の鑑賞後は、マクマーフィーに対し「雉も鳴かずば撃たれまい」と思い、大人しくしていたらよかったのにと思い、彼と共に生活した患者さん達はマクマーフィーのおかげで人としての活力を手に入れてこれから自分の人生を再出発するんだろうな…と。
マクマーフィーに悲哀、他の患者さん達に希望を感じた。

2度目の鑑賞後は、ちょっと印象が変わった。

結局の所、マクマーフィーに賛同し、人としての活力を手に入れたのは病院から去ったチーフ1人であり、他の患者達はマクマーフィーの死によって、取り戻しかけた人としての尊厳を再び失い、これから先もあの閉鎖された精神病院の中で安穏と生きていくのではないのかな…と。
となると…。
マクマーフィーは、死という形ではあれ、自由を獲得できた者。
チーフは、自由を獲得しあてのない未来へ進んでいく挑戦者。
残った患者達は、ひとときのイベントを楽しんだだけの精神病患者。
になるのかなぁ、と。

ラチェッド婦長は独身子供無し、で、精神病のとりまとめ役。
彼女の生きている意味は、自分の働く精神病院で、自らが女王として君臨する事。
握った権力で自分の立場、生きてる意味を確保する為になら、何でもする。
言われたとおり行動する精神病患者とラチェッド婦長、どちらが異常者なんだろう?。
奇妙なルールに抗うマクマーフィーと、変な状況下にある事を知りながらそこで生活することを望む者達の、どちらが「人間らしい」んだろう。

人格をつかさどる前頭葉を他の脳部分から切り離すロボトミーって恐ろしいと思った。
物理的に「生きているだけ」のものをつくって、治療と銘打つなんて。
人格が切り離されて、自己表現できない状況で生きるって死ぬより辛そう…。

ウサギは狼にあらがわない。人間性をジワジワ攻めて壊していく恐さ。
生き長らえる方が怖い。飼い殺しって残酷…。
マクマーフィーは、患者達にその事を気づかせたから、救われたんだよね。
死という形でも、自由になれた。
人は、このままじゃいけなくても、このままならこれ以上悪くならないと感じると、立ち止まる。
前進や立ち上がる気持ちがなくなる。
誰かを傷つけたり、虐げて自分を守るって、寂しいね。
お山の大将でいたかった婦長、ぬるま湯ながら自分達の場所を守りたかった患者達。
ていよくインディアンを追い出した彼等は、どうするんだろう。。。

山内圭哉さん演じるチーフ。
耳が聞こえず口もきけない役なので、ほとんど喋らず。
表情と動きで過去の体験と今思っている事を表現。
さっすが、上手いっ!!。
寂しさ・恐怖心・怒り・希望を見事に演じ分け。
大真面目な動きが時々めっちゃコメディになるのも、楽しい♪。

武田真治君演じるハーディング。
映像の世界では不思議な人を演じる事が最近多い彼。
年齢相応の、ちょっぴりコンプレックスを持ってるものの、みんなのまとめ役である落ち着いた紳士なハーディング役も合っていた。
顔ちっちゃくって、かけてるメガネを外すとおめめキラキラで、アイドル☆オーラもバリバリ放ってた。

神野三鈴さん演じる看護婦長ラチェッド。
「ボーイズ」と自分の患者達を呼び、彼等の為に良かれと思う事を行う。
患者達の為の業務については、部下に完璧を求める。
まるで、母親のように思える、厳しくも優しい声と仕草。
無償の愛というオブラートの中身は、冷酷で残酷な支配欲。
飴と鞭の変形版のようなラチェッドのそれは、背筋が凍るようだった。
あなたのためにといいながら、じわじわ切り刻む…。
一幕目のラスト、静かに怒りの炎を燃やすラチェッド婦長と目が合っちゃって、ごめんなさいって言いそうになった。

吉田メタルさん演じるラックリー。
彼は、ロボトミー手術を施術されてしまった患者で…。
現れたい人格が、脳の中で遮断され、思うように動けないもどかしい苦しみに溢れていて、見ているのが辛かった。
とても難しい役なのだと思うけれど、違和感の無さゆえ、正常な人間が異常者に施すロボトミーという手術の異常さに怖さを感じた。
正常と異常の違境界線って何だろう?と思った。

2幕目が始まる前、ラックリーがシュートゴールになって、みんながバスケットをするの。
顔にボール当たったらどうするのよ…と、ちょっと引きつつ…。
7月13日お昼の部、大東君演じるビリー、スリーポイントキメてた(拍手)。
会場も大盛り上がり、大東君も本気で喜んでたと思う♪。

吉田鋼太郎さん演じるドクター・スパイヴィ。
安定感の鋼太郎さん。声色で全てが伝わってくる。
吉田さんめっちゃいいお医者さんで普通の男の人なの、久々、面白い。
抜群の間!で、ばっちり、笑いもとってらっしゃった。
マクマーフィーの保護監督者的なスパイヴィが、小栗君の良き先輩俳優の吉田さんな構図と重なって、微笑ましかった。

大東駿介君演じるビリー。
吃音で、母親に支配されちゃってる男の子、を上手に演じてた。
普通に大人になっていく男の子な顔が、母親の期待という支配によって縮こまってしまっている。
自分のやりたかった事、大切だと思った事は、ハキハキ喋れるのに…。
彼の縮こまってしまった部分を、自信の権力保持の為に壊しちゃったラチェッドは、鬼だわ。

小栗君演じるマクマーフィ。
マクマーフィーという男は、感情豊かでやんちゃに生きるも人情に厚いという事が、彼の演技から容易に理解できる。
目口鼻眉毛頬、手、足、身体全部でマクマーフィーを表現。
演じてますっていうのではなく、マクマーフィーという男が、舞台上にいた。
煙草のくわえ方、持ち方、消し方、火の点け方に至るまで、小栗君の動きを見ていると、マクマーフィーがどんな男か、よくわかる。
小栗君、背が高いので、ほとんどの人を見下ろす形になるのだけれど、対する相手やその時のマクマーフィーの気持ちで、見る角度や目線に変化がついている。
ステージからはける時も役のまま。ため息や舌打ちが、ふわっと聞こえてくる。
きちんとした滑舌と発声、毒されていない演技ゆえ、
マシンガンのような喋りも、ちょっとはすにかまえた話し方も、激しい怒りも悲しみも、気持ち良く伝わってくる。
クジラの絵のついたブリーフいっちょになって、腰をフリフリした時は、目のやりばに困ったけれど(あ、困ったのは初見の時だけ・ね)、ふんだんにある下ネタも、世の男性のあるべき姿なのだと受け入れる事ができる。

「お気に召すまま」のキラキラ少年から、「髑髏城」にて看板しょって絵になる人に、そして、この作品では、周りと調和しながら観てる人を表現の世界に牽引していくことのできる俳優さんに、成長したね〜〜、小栗君。

これからの俳優小栗旬も期待大☆!!!。

3時間、ずっと舞台に見入っていた作品。
とてもとても素晴らしかったかわいい
最高!!!。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小栗くん、汗だく青シャツからの上半身裸、ブリーフいっちょの腰ふりに、Tシャツ腕まくり。
うーっっ!!てなると、首に浮かぶ筋肉、色っぽい揺れるハート
背中も腕も足も、力入れたら筋肉が浮かび上がるの。
歌も口笛も変態親父な動きもちゅーも口説いてる姿も、全部いただきましたキスマーク
※わたくし、煙草の煙にむせちゃう人なのですが、小栗君ほぼずっと煙草吸ってて、5列目と8列目というとっても幸せな席なので、とってもとっても煙草の匂いと煙を吸い込む事になったわけですが、その煙と匂い、普通に受け入れる事ができてました。
洋服と肺にたっぷり染みこんだその煙草の匂いは、今も、目を閉じるとこの作品を観た時の感覚にいざなってくれてます。
記憶と匂いのリンク。。。?。

カテコ。。。
武田真治君にぶつかるのは、おきまりなのね:笑。
マクマーフィーから戻った小栗くんに、カテコ1日目はちらっと、2日目はニコッな視線いただいて幸せ光るハート
目を閉じればそこにはステキな肉体美と笑顔。
うっとり〜わーい(嬉しい顔)

追伸:
こちらの作品も男優さんのお尻拝見しました。
大東君、ビリーの…。。。
深刻な場面なので、お尻の事、忘れていました、よって、追記。
posted by みぃみ at 12:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月03日

舞台:「劇団☆新感線2014年春興行 いのうえ歌舞伎「蒼の乱」♪。

平成26年6月3日(火)晴れ

舞台:「劇団☆新感線2014年春興行 いのうえ歌舞伎「蒼の乱」」
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作 :中島かずき
演出:いのうえひでのり
キャスト:
【渡来衆】
蒼真(そうま) 天海祐希
桔梗(ききょう)高田聖子
【西の海賊】
伊予純友(いよのすみとも)栗根まこと
 【坂東】
将門小次郎(まさかどこじろう)松山ケンイチ
黒馬鬼(くろまき)橋本じゅん
邦香(くにか)森奈みはる
【蝦 夷】
常世王(とこよおう)平幹二朗
帳の夜叉丸(とばりのやしゃまる)早乙女太一
【朝 廷】
奥の大殿(おくのおおとの)平幹二朗
弾正淑人(だんじょうよしと)梶原善
一条琵琶麿(いちじょうびわまろ)右近健一
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ストーリー:
都では、左大臣一条琵琶麿(右近健一)の宅で、未来を占う催しが行われていた。
占うのは、国を失った渡来衆の蒼真(天海祐希)と桔梗(高田聖子)。
だが、結果が芳しく無く、二人はその場で殺されそうになる。
彼女等を救ったのは、左大臣家に仕えていた坂東武者の将門小次郎(松山ケンイチ)。
追っ手から逃れ、将門の故郷坂東に着くと、命を懸けて自分を守った男の妻になるという渡来衆の掟により、蒼真(天海祐希)と将門小次郎(松山ケンイチ)は、結婚。
潤う公家達の一方、多くの民衆達が苦しい生活を強いられている事に耐えられなくなった将門は、蒼真の知り合いでもある西の海賊:伊予純友(栗根まこと)と共に、帳の夜叉丸(早乙女太一)の案内で、蝦夷の王:常世王(平幹二朗)と会い、坂東の独立のために、朝廷と戦う事を決意。
戦いは長引き、己の名誉の為なら民の苦労も当たり前の事と思うようになった将門は、蝦夷の妖術にかかり
、彼をまともな道に戻そうとする蒼真を切りつけてしまう。
幻覚から覚めた将門は、自らの愚かさを嘆き、行方不明に。。。
将門のいない坂東の地を彼の妻として守る事を決めた蒼真は、将門御前として、反乱軍の統領として戦い始める。
一方、森を彷徨っていた将門は、奥の大殿と会い、蝦夷の王:常世王こそが諸悪の根源との話を信じ、朝廷軍に入り、蒼真率いる反乱軍と戦い始め、常夜王を守ろうとする蒼真に、再び刃を向けて…。


たっぷり210分。新感線乗車を満喫。
幕が上がり、数分で登場の天海さんのすっくと立ち踊る姿に、身体中が痺れて涙が…。
全体に神経が行き届いていて、どの瞬間もどの角度から見ても完璧!。
いつどこから撮ってもベストショット!。
プロフェッショナルってこういう事なのね、と、感動。。。

松山ケンイチ君、立派な体格で機敏に動く。
馬と鹿で馬鹿極まりない純朴な周囲を振り回す青年を好演。
大河ドラマで演じてた平清盛の祖先である将門ってこうだったのかも?と。
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完全に目が覚め、大切なものを守る為に、体張った場面、ステキだった。
無数の矢を受けて仁王立ちのまま息絶えた弁慶の立ち往生さながら、身体中に刀や槍が突き刺さっての大往生は、統領としてのあるべき姿を見事に表現。

右近健一さん演じる一条琵琶麿。
ハイトーンボイスの悪、朝廷の人々の考え方が、彼一人見てればわかる演技。
最期、奥様に押されて亡くなる時の「なんで、おしたん??」の台詞、ツボった。

橋本じゅんさん演じる将門の愛馬黒馬鬼、男前っ!!。
馬さんならではのキックとひひーん攻撃。
いなせな心意気、人参大好きなきゅ〜とな面も。
黒馬鬼サイドストーリー、作って欲しい。

森奈みはるさん演じる邦香も、最強、面白い。
将門の思い込み元婚約者という勘違いキャラ筋の通った坂東の女としての自害。
そして。。。悩める将門の前に幽霊として現れてからの、いい女っぷり。
将門の目を覚まさせ、坂東の国の平和へと導いていく。
蒼真にビンタする時、桔梗の手を使ったのには、爆笑。
成仏!さんきゅ〜!。

早乙女太一君演じる帳の夜叉丸。
きゃ〜、かっこいい揺れるハートな剣士。
やはり、太一君だった。
愛で(目で)追っちゃう、胸がときめく。彼が出る度、血沸いてた。
舞台がくるくる回ってて、その上での激しい殺陣。
転ばないか心配になる程なのに、常に華麗。
髪をかきあげたり、顔を横に向けたり、一つ一つの動作が、色っぽい。
魅せ方、心得てらっしゃる。
弟君との対決場面は、超高速激戦殺陣。迫力満点だった。

奥の大殿及び常世王の二役を演じた平幹二朗さん。
佇むだけで威圧感。
各々、腹に一物有る兄弟を、かたや、外上品内下品な大殿と、外上品内自己中な常夜王を、品良く演じてらした。

映像、歌、ダンス、殺陣、演出、全てを満喫。。。

大切な故郷と人を守る事。
良かれと思った志も一歩誤れば悪業になる事。
戦いは、諸刃の剣な事。
これらが、テーマのようで、今の社会情勢を考えちゃった。

空と海と緑と光。。。
命が生まれ育つ平和な地球が永遠に続きますように☆。


【レゴブロック】
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posted by みぃみ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月29日

舞台:「酒と涙とジキルとハイド」♪。

平成26年5月28日(木)晴れ

舞台:「酒と涙とジキルとハイド」。
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作・演出:三谷幸喜
出演:片岡愛之助(ジキル博士・優香(イヴ&ハイジ)
   藤井隆(ビクター&ハイド)・迫田孝也(プール)
STORY:
舞台は19世紀末のロンドン。
ジキル博士が開発した新薬は、人間を善悪二つの人格に分ける画期的な薬、のはずだった。
それを飲んだジキル博士は、別人格のハイド氏に変身する、はずだった。
学会発表を明日に控え、薬がまったく効かないことに気づいたジキル博士。
追い詰められた末の、起死回生の薬とは?


ノンストップの105分上演。
85分間、笑ってました〜わーい(嬉しい顔)
4人の出演者が、ワンシチュエーションで繰り広げるドタバタコメディ。
登場人物の感情の推移に役者さんの動き、全部が面白い〜〜。

愛之助さん演じるジキル博士は、明日に迫った研究結果発表に結果が間に合わず。
自分の中のもう一つの人格を、自分と背の高さが同じ(笑)役者ビクターに依頼。
ビクターは、絶対バレるでしょう、と一度は断るも、とりあえずやってみる事にして、リハーサル。
そこへ、ジキル博士の婚約者イヴがやって来る。
ジキル博士は、清楚な婚約者イヴの事が、好き。
実の所、真面目なジキル博士にそんなに魅力を感じていないイヴ。
清楚な彼女の内面には、官能小説を愛読する顔があった。
イヴは、ビクターと鉢合わせ。
本当の事がバレてはいけない、と焦るジキル博士は、明日、大勢の人の目をごまかせるかどうかの確認も兼ねて、ビクターを自分の中から分離した悪の人格ハイド氏であると、紹介。
イヴに襲いかかり悪口雑言をならべるビクター演じるハイド。
すると。。。イヴは、大喜び。もっと、もっと〜揺れるハートとねだるも、今一歩の所で、清楚な自分に戻ってしまう。
「本当の自分」になりたいイヴは、そのきっかけをくれたハイドを好きになり…。
一方、ビクターは、イヴが本当の自分への一歩を踏み出す手助けをしたいと思うようになる。
ところが、イブが好きなのは、ビクター博士の悪の人格としてのビクターであり、本当のビクターでは無い。
ここまでの〜恋模様〜。
ハイド博士(清楚な)イブイブハイド
ビクターイブハイド
イヴ→×(役者)ビクター

そして、薬の効果のきれたジキル博士(実際はビクターと交替)と向き合うも、ときめかないイヴは、
ジキル博士をランチに誘い、飲み物の中に薬をたっぷり投入。。。
わくわくしながらハイドの登場を待つも、いっこうに現れないハイド…。
おかしいわね〜、と、ジキル博士に薬を入れた事を、告白。
大慌てでビクター(ハイド)と入れ替わるジキル博士。
現れたハイドに、ときめき、清楚な仮面を脱ぎ捨てようとするも、どうしても一線を越えられないイヴは、そうだわ、私が薬を飲んで悪人格になればいいんだ!と、薬を、ごっくんごっくん。
−−−効くはずの無い薬−−−
−−−慌てるジキル、ビクター、プール−−−
ところが。。。
ひとしきり苦しんだ後、イヴは豹変っ!。
あられもない恰好で、SM女王様の様相で、破廉恥な行動を取り始める。
彼女の名前は……。
     「ハイジ」(大爆笑しましたです。)
ちなみに、ハイジは、ジキル博士を好き。
もしかして、女性にだけ効くのか?、それとも少しのアルコールと混ぜた事で薬が完成したのか?、と、ドキドキするジキル、ビクター、プール。
試しに、プールがイヴに、「解毒剤です」とただの水を飲ませてみると…。
破廉恥なイヴは、清楚なイヴに戻り。。。
彼女の思い込みで、ハイジが現れた事が判明。。。
ハイジな時の自分の行動を覚えているイヴを傷付けまいと、実は薬は完成しておらず、今できているのは、誰もがハイジになる薬なのです、と、伝えるプール。
いぶかるイヴは、ビクターとジキルに薬を飲ませ…。
結果は、ご想像通り。。。
自分の思い込みであばずれになった事を恥ずかしく思うもその事を受け入れたイヴは、ジキル博士が嘘の発表をしようとしている事を自分の父に話し、婚約も解消する旨を告げて、その場を後にする。
凹んだジキル博士は号泣、その涙が薬に一滴。。。
部屋に充満する煙。。。もしや、薬が完成???。
そんな訳はないのであ〜る。
ちゃん、ちゃんっ!。

自分の名誉と助成金受領権を守る為に、嘘の発表をしようとするジキル博士。
緊急時の雇われだったはずが、一人の女性を救うことに目覚めるビクター。
清楚な仮面をまとうも、内面は破廉恥で、思い込みの激しいイヴ。
ジキル博士の補佐を行いつつ、上記3人の諸々を楽しんでいるプール。
各人の二面性からくるドタバタと、全員が一方通行の片思い。
全部が楽しい。

・迫田さん。
冷静でちょっぴり人をくった所のあるプール役。
もろ、好みでした〜。
ビジュアル、ホビットのオーリーなの♪。
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ドタバタしている他の三人をクールに見つめ、引っかき回して楽しんでる。
ナイスなツッコミと、ちょこっと意地悪、かと思えば、助け船。
真の支配者は、きっと彼、ね☆。

・片岡愛之助さん。
美男子さん。生真面目でちょっぴりぬけてるジキル博士を熱演。
私がイヴなら、喜んで結婚お受けいたしますわ、おほほほ。
たぐいまれな才能を持ちながらも、助成金欲しい、プライド高い、人間味溢れるジキル博士だった。
大サービス?のオネエ言葉もみせていただき、さんきゅーです。

・藤井さん。
プライドは高いけど売れて無くってでも自負はあるというビクター役、はまってた。
お笑いさん&歌手で活躍なさってた頃の、リズミカルな動き、一つ一つが、楽しい。
泣く子はいねがーー!のなまはげは、そのたんびに、大爆笑〜。
優香ちゃんイヴに、「近寄らないでっ、汗が」と言われる程、汗だくで、頑張ってらっしゃった。

・優香ちゃん。
素晴らしかった。
清楚な女の子も、攻められていっちゃってるきらきらうるうるお目々も、髪もたわわなお胸も振り乱しての女王様キャラも、全部が上手い。声もよく通って、あばずれハイジもイヴお嬢様の持つ品はちゃんと携えてて、可愛い女の子が有無を言わせない女になった時は、おっしゃるとおりです、って言いそうになった。
首ぶんぶんしての連獅子(「何、モチーフ?」とビクターに突っ込まれていましたが)、しっかり回ってた〜。
顔ちっこくって可愛らしくて、胸おっきくて、幅広い役ができて…。
彼女の舞台、もっと観たい!と思った。

愉快なジキルとハイドを、楽しみました〜。
posted by みぃみ at 15:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月17日

舞台:日本テレビ開局六十年特別舞台 真田十勇士」♪。

平成26年4月17日(火)晴れ

舞台:「日本テレビ開局六十年特別舞台 真田十勇士」

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【脚本】マキノノゾミ
【演出】堤 幸彦
【音楽】グランドファンク【ステージング】広崎うらん 
【美術】松井るみ【照明】高見和義【音響】井上正弘【衣裳】宮本宣子
【ヘアメイク】川端富生【映像】オフィスクレッシェンド【殺陣】諸鍛冶裕太
【企画・製作・主催】日本テレビ
【ストーリー】
関が原の戦いから10年以上の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていた。
最後に残ったのは、豊臣秀吉の遺児・秀頼【福士誠治】と付き従う武将たちであった。秀頼の母・淀殿【真矢みき】は、「豊臣の世をふたたび」という妄想に駆られ、徳川との対立を深めていた。大坂を戦場とした戦が始まるのは、もはや時間の問題となっていた。
紀州(現在の和歌山県)九度山、抜け忍びの猿飛佐助【中村勘九郎】は、真田幸村【加藤雅也】と出会う。幸村は天下に知られる名将だが、関が原で西軍に与したため、九度山で隠遁生活を送っていた。ところが、実際の幸村は、芯には光るものがあるものの、無口で平凡な武将にしか見えない。幸村大活躍のエピソードは、「噂話に尾ひれが付いたものか、偶然が重なったに過ぎない」と言う。己の虚像と実像のギャップに悩み、名誉を保ったまま、命を落すことまで考える幸村。その話を聞いた佐助は俄然、目を輝かせた。
「オイラの嘘で、あんたを本物の立派な武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」
押しかけ家臣となった佐助は、幸村を本物の「天下の名将」にすべく、いわば<真田幸村をプロデュースするために策を考える。まずは、頼りになる仲間を探し、かつての忍び仲間・霧隠才蔵【松坂桃李】と再会する。容姿端麗で頭の切れる才蔵だが、山賊に身をやつしていたところを佐助に誘われ、「本物の英雄づくり」という世の中を相手にした大博打を仕掛けようとする考えに共鳴し、幸村の家臣になることを承知する。才蔵の屈強な2人の手下、三好清海【駿河太郎】と三好伊三【鈴木伸之】も行動をともにする。
やがて、関が原などで戦経験豊富な強者・由利鎌之助【加藤和樹】、仕官先を探して諸国を旅する武芸者・筧十蔵【高橋光臣】など、新たな仲間が加わっていく。そんな中、佐助と才蔵は新たな企てを思いつく。幸村の存在をより神秘的なものにして世間に売り込むため、一騎当千の勇者たちを揃えて、世の中を震え上がらせようと…。仲間は十人、思った通り、「真田十勇士」の存在は一気に噂として広まった。
「世間というものは常にわかりやすい英雄を欲しているから、そこを利用するんだ!」
一方、徳川方の忍び集団の首領・久々津壮介【音尾琢真】は、娘の火垂【比嘉愛未】とともに、忍びの里を抜けた佐助と才蔵を付け狙っていた。壮介は影の存在である忍びの宿命を背負いながら、真田の勇者たちを追い込んでゆく。火垂も同じ使命を帯びているのだが、昔恋心を寄せていた才蔵に対しては複雑な感情を抱いており、闘いの場面では常に心の葛藤が見隠れしていた。久々津集団には、豪腕無敵の戦士・仙九郎【石垣佑磨】という存在も控えており、佐助たちの行く手をさえぎり、時として格闘、乱戦となり、毎回激しい戦いを繰り広げていた。
幸村は本当に大坂に味方するのか? 諸説が飛び交う中、最後まで決断を渋っていた。そんな中、昔の佐助とよく似たお調子者の根津甚八【福士誠治】をはじめ、幸村の忠実な家臣・海野六郎【村井良大】、そして、幸村の長男で幸村を信じて疑わない実直な息子の大助【中村 蒼】、大助に付き従う家来・望月六郎【青木 健】らが加わり、ようやく10人が揃い、名実ともに「真田十勇士」が誕生したのだった。
豊臣と徳川が一触即発となる中、九度山に意外な人物、淀殿が訪ねてきた。幸村は若かりし頃、淀殿を慕っており、今なお純粋な思いを抱いていた。佐助たちが考えた「虚像を真実として貫き通す」という企てに本腰を入れて乗ろうと決めた瞬間だった。十勇士たちも賛成し、幸村の意を汲んで大坂方に味方することが決まった。「真田十勇士」たちは、いよいよ大坂城に入場し、慶長19年(1614年)、遂に「大坂冬の陣」の幕が切って落されようとしていた…。
佐助の本当の狙いは何なのか? 才蔵は仲間を信じているのか? 火垂の恋は叶わぬまま終わるのか? 幸村は本物の名将になれるのか? 淀殿の思惑の裏にあるものは…? それぞれがそれぞれの思いを抱えたまま、最終決戦の場に突入し、豊臣と徳川に翻弄された十勇士の運命は思わぬ方向へと突き進んでいく。たとえ、佐助や才蔵たちが望もうと望まなかろうと…。


《感想》
坂東三津五郎さんをナレーションにて、幕開け。
冒頭から、「倍返し・十倍返し・お も て な し・今でしょ!・じぇじぇじぇ・ソチ五輪開幕」と流行り言葉の連発。三津五郎さんナレーションに突っ込みを入れる勘九郎君に、三津五郎さんってば「君の事は生まれた時から知ってるんだぞ」と:笑。「すみませ〜ん…」と頭をさげつつ、(ちょうど三津五郎さんが復帰なさった時期なので)「退院おめでとうございます」と勘九郎君。会場からも三津五郎さん宛の拍手。
ちなみに、「へぇ〜ボタン・七人の侍」がわかったのは、一定年齢以上でした:爆。
「え?知らない?」って、会場に尋ねる勘九郎君、可愛い〜。

陽気でリズミカルな動きの佐助役:勘九郎君は、何をやっても絵になる、魅せ方も上手い。
「中村屋っ!」て、声が掛かると、すかさず「ありがとうございますどちらにいらっしゃいます?」と、見事な返し。
愉快なあんぽんたんに見せつつ、締める所はきっちり!な佐助を、上手に演じてた。

出演者各人、舞台の中央に一人ずつ立ち、役名と本名とコメントしょってのキャラクター紹介があったので、大勢いてもストーリー展開についていける優しい作り。
豊臣VS家康の時代背景があやふやな人にもわかりやすく、軍事会議中は、誰がどの台詞を言っているのか、映像にて補填解説付き。

加藤雅也さんの紹介、面白かった〜。
「メンズノンノ初代グランプリ加藤雅也〜!」
……初代グランプリは阿部寛さん。。。なの。。。
賢くて武芸に長けて見目麗しい真田幸村役にぴったりな加藤さん。
モテモテイケメンが演じる、実は運だけで名を馳せており本人は戦なんて苦手、この広まった名前を汚す前に死んじゃいたい〜〜ってダメ男な幸村とのギャップが、なんとも癖になる。
「これも全て私の美しい見た目がそうさせたのだ」と豪語するナルシストっぷりも堂に入ってる。
幸村が勝ったのは、「たまたまたまたま」「玉々」って、映像で強調しまくる演出に、ウケました。
(私含むごく数人が)
「スペックの当麻やんけっ。」って、言って欲しかったんですよね、堤さん:爆。

世の中の評判を信じ、真っ直ぐにお父様を敬愛する幸村息子に、会計係の海野、と、幼なかわゆいキャラクター達もおり、あらゆる範囲を網羅した女子のハートゲットテクニックは、完璧。
槍を振り回す加藤和樹君のカッコイイこと揺れるハート、義経と弁慶の合体形。
カマっ子、筧のラブビームも、納得、納得:笑。
近寄ってくる筧を、びみょ〜に避ける由利の姿も、楽しい。

くノ一比嘉ちゃん頑張ってた〜。
セクシーキュートな忍者の装いから、ザ・女の子な着物姿。。。
思いを寄せる才蔵のハートを鷲摑み…するよね。。。才蔵の「か、可愛いじゃないか。」に、何度も同意!。
才蔵との戦いの時、ワイヤーアクションで宙吊り状態のままの前方連続回転もやってて、疲れて、ぜぇぜぇ(←才蔵:無理しなくてもいいんだぞ)、アシカみたいに地面をズルズル(←才蔵:それ、何攻撃だよ?)なやりとりも楽しい。ホントは好き同士がじゃれあってるみたいで、可愛いの〜。

松坂桃李君の「水もしたたるいい男のイケメンビーム」に、撃たれましたキスマーク
クールで強い才蔵の姿で、「大阪ラバース(しゃき〜ん)」ってあなた、きゅんきゅんだよ。
(目元に添えた人差し指と中指で、キラーンっと視線ビームを発射するんですもの)
きゃ〜きゃ〜と、場内、大盛り上がり:爆。
実は、鑑賞日に発生したアクシデント。
桃季君、劇中届いた大事な手紙を開いた時、バリッと真っ二つに。。。
あちゃ〜たらーっ(汗)となるも、「忍法再生の術」でくっつけてた。
実はこの失敗、本来は火垂が吹き矢で吹いた手紙が、壁に刺さるはずが、床に落ちたの。
才蔵が、この失敗を、「火垂、腕が落ちたな。」って、アドリブで突っ込んだ矢先の真っ二つ(笑)。
比嘉ちゃんも場内も、大爆笑〜〜。

失敗といえば、馬に蹴られる場面。
午年ゆえに登場した馬ちゃんに、蹴られ蹴られる無駄な(爆)演出中…。
落ちちゃった衣装の一部を、他の役者さんがはける時、「これも持ってってやるわ」って…。

秀頼役の福士誠治君。
品格漂うお坊ちゃん、似合う〜て思ったら、口だけ弱虫ひよっこな根津もやってるとはびっくり!。
テンペストで真鶴のお兄さんやってて、この時も踊る宦官オネエとしっかり者兄貴の変化具合、抜群だった。
やっぱ、上手いわ〜〜。

お話は、終始映像だけの(笑)登場な家康に、追い詰められた秀頼と淀殿。
実は、淀殿が豊臣再興の声を上げたのは、自らの脅威となるであろう豊臣の為にかけつけた武将達をまとめてやっつけたい家康に、そそのかされたため。
協力すれば、秀頼の事は助けると家康は、淀君に約束したらしい。

けれども、たぬきおやじ家康は、そんな約束どこふく風。
秀頼の命を奪おうと大坂城へ攻めてくる。

淀殿の裏切りに怒った佐助、才蔵達十勇士は、淀殿と秀頼を抹殺。
の後、仲間割れをして共に果てる。。。

幸村達と淀君・秀頼の死を確認した家康は、撤収。。。

シーーーーーン。。。

しばしの沈黙の後。。。

起き上がる佐助、才蔵、淀君、秀頼。。。

実は、彼等は一芝居うっていた〜〜〜。

しかも、家康に攻め込まれる直前、秀頼は根津と入れ替わっていて。。。

そう!。ここで、福士君の一人二役が生きてくるの♪。

「しかし、似てるな〜」とマジマジ見ながら言う十人衆に佐助の一言。

「だって、同じ人だもん〜〜」(大爆笑)。

生き残った秀頼は、九州地方へ。。。
でもね、この秀頼、本物の秀頼なのか根津なのかは謎な演じ方。
影武者が本物になったのか、本物が影武者だったのか(気になるラスト)。
(家康も実は江戸幕府を気付いたのは家康の影武者という噂もあるもんね)

ワイヤー含めたアクションが、客席含めた全体で繰り広げられるアトラクション的な舞台。
映像と人間達及びセットとの融合も凄い。
プロジェクションマッピング〜〜な感じ。

「嘘も本当になれば、嘘じゃなくなる。誠になる。」
「嘘を誠に」と奮起する幸村と十勇士達の姿に、ジーンとくる。

新しい形の舞台を満喫かわいい

カーテンコール時は、出演者さん達全員が、パラパラを踊ってて気持ちは↑↑。
真矢さん、加藤さんのパラパラ、超貴重なもの見せて頂きました。
あざ〜っす。
posted by みぃみ at 13:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

舞台:「モンテ・クリスト伯」♪。

平成26年1月29日(水)晴れ

舞台:「モンテ・クリスト伯」。
音楽
フランク・ワイルドホーン
脚本・歌詞:ジャック・マーフィ
演出:山田和也
キャスト:
エドモン・ダンテス/モンテ・クリスト伯:石丸幹二
メルセデス:花總まり・モンデゴ:岡本健一
ヴィルフォール:石川禅・ダングラール:坂元健児
女海賊ルイザ:濱田めぐみ・ファリア神父:村井國夫
船主モレル:林アキラ・ジャコポ:岸祐二 ほか
ストーリー:
主人公エドモン・ダンテスはマルセイユの一等航海士で、20歳前にして船長昇格を約束され、恋人メルセデスとも結婚間近という幸せな日々を送っていた。
しかし、彼の昇進を疎ましく思ったり、密かにメルセデスに思いを寄せる人物の嫉妬によって、無実の罪を着せられたダンテスは、婚約披露パーティーの最中に逮捕されそのまま投獄されてしまう。
獄中生活は長く、その間にダンテスの父親は死に、恋人メルセデスもダンテスのことを想いながらも、ダンテスの従兄弟のフェルナン・モンデゴと結婚してしまう。
ダンデスは、過酷な運命を悲しみ、生きる気力も失いかけていた頃、獄中で出会ったファリア神父と話すうち、自分が陥れられ、無実の罪で投獄されてしまったと悟り、強い復讐心を生きる糧にし、獄中からの脱出の準備を始め、神父が死んだ際にその死体と入れ替わり、脱獄に成功。
そして、神父に教えてもらったモンテクリスト島の財宝を見つけ、莫大な富を手に入れ、モンテ・クリスト伯としてパリの社交界へデビューする。
自分を陥れた者達への復讐の準備を整えたダンテスは、3人の裏切者達を自分の館へ招待するも、自分がダンテスであると気付いた今はモンデゴの妻であるメルセデスが、ダンテスに復讐をやめるように懇願するも、彼女を振り払ったダンテスは、自分から全てを奪い取った人物たちへの復讐を開始する。


平成26年、初鑑賞の舞台。

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年頭から、壮大な復讐劇の鑑賞に向かっていいの?と思った道程。
鑑賞してみると、新しい年を迎える際、心すべき事を感じる事のできる作品だった。

・「復讐」は、何も生み出さず、ともすれば、自らの破滅を招く。
 例え「正義」から起因するものであっても。。。
・「自暴自棄」ほど恐いものは無い。
 何か一つ「大切なもの」を見つけよう。それが「生きる糧」になってくれる。
・「エネルギー」は、「前進するため」・「未来のため」に使おう。

全てを失ったモンデゴが気の毒で、一番の悪はメルセデスなのでは?と。
ダンテスがいなくなり、ずっと涙に明け暮れるメルセデスの心の支えになり、やっと愛しい彼女と結婚して子供もできたのに、妻が愛しているのは自分では無かったら、悲しいよね。
あげく、妻はダンテスの元へ…。。。って、生きてる甲斐も無いだろうし、ならばいっそのこと、となる気持ち、分かる気がした。

「金」「地位・名誉」「恋愛」、これらは、満たされている方がいい。
でも、悪事に手を染めて手に入れたなら、いつか離れていく。
真っ当な方法で得ているなら、それらは、永遠に自分のもの。
正直者は報われる。
身の丈に合った幸せが、何よりの幸せ☆だと思った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

皆さん、ソロパートもハーモニーパートも、どれもが圧巻。
村井さん、台詞まわしの技量で歌部分を持ってくのかと思いきや、普通に歌っても、とてもお上手。
女海賊ルイザを演じた濱田めぐみさんの男前っぷりに、惚れ惚れ。。。
立ってるだけでオーラを纏う俳優さんを、生舞台で鑑賞できて、幸せ!。
岡本君は、声量をつければ、演じる方は上手いので、これからに期待。
衣装、セット、殺陣、どれもが豪華で、お話の世界へタイムトリップ。

お正月、贅沢なフルコースをいただきましたかわいい

posted by みぃみ at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月31日

舞台:「Pilobolus」♪。

平成22年8月31日(火)晴れ

【Pilobolus】



TERUさんのご紹介。

素晴らしい…ぴかぴか(新しい)
posted by みぃみ at 11:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月08日

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」♪。

平成21年4月8日(水)晴れ

暖かい〜晴れ。春だぁぁぁ!。

大好きだ〜〜〜揺れるハート。(って、誰の真似ッコ?:笑)。

「第25回四国こんぴら歌舞伎大芝居」は昨日が初日ぴかぴか(新しい)

日本最古の芝居小屋「金丸座」で毎年春に開催の大歌舞伎ぴかぴか(新しい)

出演者は、

〔中村屋・成駒屋・大和屋・松島屋〕
中村勘三郎・中村勘太郎・中村七之助さん親子
中村扇雀・坂東弥十郎・片岡亀蔵さん達総勢130名 。

演題は、

午前の部:「俊寛」「恋飛脚大和往来 新口村」「身替座禅」

午後の部:「沼津」「闇梅百物語」。

「俊寛」

近松門左衛門が人形浄瑠璃のために書き下ろしたものを歌舞伎にアレンジした作品。

平家討伐を企て鬼界ヶ島に流された俊寛僧都、丹波少将成経、平判官康頼のもとへ、赦免状を持った瀬尾太郎兼康の船が到着。
更に、丹左衛門尉基康の船も到着し、赦免された者達が船に乗ろうとするも成経の妻の千鳥は赦免がなく船に乗ることができません。
自らの替わりに千鳥を船に乗せようとするのを妨害する瀬尾を殺害した俊寛が独り島に残り去っていく船を見送る姿を描いた話。

勘三郎が俊寛、勘太郎が成経、七之助が千鳥、亀蔵の瀬尾、彌十郎の丹左衛門という配役も見所目

「身替座禅」

これは数年前、同じくこんぴら歌舞伎で観劇。

マジで笑ったわーい(嬉しい顔)

座禅をするからと奥様に嘘をついて女性と楽しい夜をすごす旦那様。
奥様が、座禅中の旦那様の所を訪れると、座禅襖をかぶって座禅をしていたのは部下の者。

怒った妻は、自分が座禅襖をかぶって夫の帰りを待っています。

ゴキゲンで帰宅した夫は、楽しかった一晩の事を座禅をしている部下に(本当は奥様)にのろけまくるお話。

もぉねぇ、上機嫌で話してる旦那様るんるんにわなわなと打ち震える奥様むかっ(怒り)との対比が面白くって面白くって、最高に楽しめるお話なのであります。

観劇が楽しみだ〜グッド(上向き矢印)

【去年のこんぴら街道&会場の様子】




posted by みぃみ at 10:06| Comment(3) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

舞台:「ムサシ」♪。

平成21年1月15日(木)晴れ

外は冬雪、でも、心はぽっかぽかに暖かいかわいい

舞台「ムサシ」の製作発表が行われました〜るんるん

記者会見の動画はこちら


藤原竜也君は、「身毒丸」「かもめ」、「ヴェニスの商人」&「デスノ」諸々で、夢中になって揺れるハート

小栗旬君は、「キサラギ」「お気に召すまま」諸々で魅入られ揺れるハート

先日、「表裏源内蛙合戦」(井上ひさしさんの戯曲を蜷川幸雄氏が演出なさった舞台)を観劇した際、二人の共演舞台が確実に実現することを知って…。

待ってました〜グッド(上向き矢印)

井上ひさし氏(日本ペン倶楽部の会長さん&ノーベル文学賞の選考委員)が吉川英治氏の「宮本武蔵」をベースに書き下ろした作品を、蜷川幸雄氏が演出。

それこそが舞台「ムサシ」!。

主演の武蔵役には竜也君が、佐々木小次郎役には旬君が。

夢の共演の実現だぁぁぁ手(チョキ)

共演は鈴木杏ちゃん、白石加代子さん、そして吉田鋼太郎さん達。

吉田さんの「オセロー」、むっちゃ良かったもんな〜。

これってすんごい舞台だわっと、ものっすごい期待ぴかぴか(新しい)

うわぁぁいハートたち(複数ハート)。世紀の大舞台を目にすることができるなんて、嬉しい〜わーい(嬉しい顔)
posted by みぃみ at 11:49| Comment(3) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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